「十六銀行」や「七十七銀行」といった名前に数字が付いた銀行を見かけたことはありませんか?これらの銀行はナンバー銀行とも呼ばれています。

ナンバー銀行の誕生は明治時代までさかのぼります。1872年に国立銀行条例が公布され、翌年には日本初の国立銀行として「第一国立銀行」が誕生しました。以降、認可順で「第二国立銀行」「第四国立銀行」が設立されていきます。なお、「第三国立銀行」は開業されなかったため欠番となっています。

銀行名に付いた数字は認可時に付与された番号で、「十六銀行」ならば16番目に認可された銀行となります。

銀行の統廃合が進む中、ナンバー銀行の数も少なくなっています。例えば、長野県の「八十二銀行」は「十九銀行」と「六十三銀行」が合併し、その数字を合わせたものを銀行名にしています。また、2021年に新潟県の「第四銀行」と「北越銀行」が合併し、「第四北越銀行」が誕生しました。

いずれにしても、名前についた数字は旧国立銀行であることの証です。ナンバー銀行にはその名を誇りに、伝統を大切にしながら新しい時代の銀行へと進化しようという意気込みを感じます。

文/編集・fuelle編集部

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