A. こんにちは、はじめまして。糖尿病で毎日インシュリンを接種するのは大変なことと思います。ですが、犬の場合には、ヒトと異なり、経口のお薬ですますことができません。これは、犬では糖尿病になっている場合、すでに膵臓からのインシュリン分泌がほとんどなくなっていることが多いためです。このため、毎日の糖尿病ケアとして、インシュリン治療は必須です。インシュリン治療をしていく上で大切なことは、すでに主治医の先生からお聞きと思いますが、毎日接種する部位は少しずつ変えていってあげてください。炎症を抑えるため、大切です。また、食欲が低下している場合には、インシュリンを接種することで、低血糖を起こしてしまうことがあります。低血糖の場合、元気がいつもよりない、ひどい場合には倒れてしまうことがあります。いつもより元気がない場合には、インシュリン投与前に血糖を測って見ましょう。また、糖尿病の場合には、普通の子より細菌感染を起こしやすくなってしまいます。夏場は皮膚病に、そして、尿には糖分が混じるので、膀胱炎になりやすくなっています。普段から注意してみてあげましょう。皮膚は毎日のブラッシングやマッサージで、膀胱炎は尿の色や匂いで確認し、様子がいつもと違う場合には、動物病院で診察を受けましょう。きりんちゃんは、女の子とのこと、避妊手術はお済でしょうか?糖尿病の時には、卵巣から分泌されるホルモンの影響で、インシュリンによる血糖コントロールが難しい場合があります。それだけでなく、糖尿病の場合には、上述しましたように、細菌感染を起こしやすく、子宮蓄膿症にもなりやすい状態となっていますので、血糖コントロールがある程度できるようになりましたら、早期に避妊手術を行いましょう。後は、血糖値の測定が大変な場合には、飲水量や、尿量などを目安をすることもできますので、普段から飲水量、尿量を測っておくと良いかもしれません。どうぞ、毎日大変だと思いますがどうぞ頑張ってください。
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