国内外から多くの観光客が訪れる小樽には、子ども連れの旅行でも安心して楽しめる観光スポットがたくさんあります。大自然をとことん満喫できるアクティビティ、創造力や好奇心をかき立てる体験など、家族旅行の思い出づくりにぴったりのスポットをご紹介します。

1 小樽天狗山ロープウェイ

大自然の中を滑走する山の上のスライダー

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=スタート地点までは自動運転でゆっくりと移動するので、木々の匂いや鳥のさえずりなども楽しめる、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

小樽市街地から車で15分ほどの場所にある天狗山。ロープウェイで山頂へ登ると、小樽市街や日本海を一望する絶景が迎えてくれます。
山頂には5つの展望台をはじめ、子どもから大人まで楽しめるスポットがたくさんあります。中でも「天狗山スライダー」は、全長400mのコースをボブスレーで滑走する人気のアトラクションです。付属のブレーキでスピード調節できるので、親子二人乗りでのんびり楽しむもよし、最高時速40kmのスリルを味わうもよし。さわやかな風を受けながら大自然の中を駆け抜けるひとときは爽快です。

癒しのスポットからスリリングなアクティビティまで楽しみ多彩

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=「シマリス公園」のシマリスは人に慣れているので間近でじっくり観察できる、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

動物好きにおすすめなのが「シマリス公園」。園内を駆け回ったり、巣穴からひょっこり顔を出したり、かわいいシマリスを間近で見ることができます。「リスのえさ」300円を購入して餌やり体験も可能。ひまわりの種を器用にむいて食べる愛らしさに、子どもはもちろん大人も目が離せません。
他にも1周約1.6kmの散策路「山頂森林浴コース」、体を動かして遊べる「天狗広場」、スリリングなジップラインや熱気球などのアクティビティが充実。食事ができるカフェもあるので、家族の休日をとことん満喫できます。

ご当地サポーターコメント
冬の天狗山は「海が見えるスキー場」として大人気。スキー用具やウェアのレンタルサービスもあるので、手ぶらでスキーやスノーボードが楽しめます。

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

小樽天狗山ロープウェイ

北海道小樽市最上2丁目16-15(山麓駅)
JR小樽駅からバス乗車、「天狗山ロープウェイ」下車すぐ
9:00〜21:00(上り最終20:48)
※運行期間及び時間は変更となる場合あり
定休日:11月上旬〜4月下旬
ロープウェイ往復:中学生以上1,400円、小学生700円、未就学児は大人1名につき1名無料
天狗山スライダー:中学生以上600円、小学生300円、未就学児は大人と同乗にて利用可能
シマリス公園:入園無料
天狗広場:1人500円
0134-33-7381
Ⓟ:無料

 2ニトリ観光果樹園

旬の果物が食べ放題の「フルーツ狩り」

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=園内の果物は食べ放題。自分でもぎ取った果物の持ち帰りができるコースもあり、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

小樽市内から車で30分ほどの場所にある余市町は、古くから果樹栽培が盛んな町。1870年(明治3年)に開園した「ニトリ観光果樹園」は、手間と経費がかかる有機堆肥にこだわり、さまざまな果物を栽培しています。
「フルーツ狩り」は、イチゴやサクランボ、ブルーベリー、桃、ブドウ、和梨、リンゴなど、春から晩秋まで実り続ける果物を、それぞれの時期に収穫できる人気のプログラムです。園内では時間制限なしで旬の果物が食べ放題(高設イチゴは30分の時間制)。自分の手でもいだ果物をほおばる経験は、子どもたちにとって忘れられない思い出となるでしょう。

余市の山と海を一望する壮大なロケーション

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=余市の海と空をバックに記念撮影ができるモニュメント「透明りんご」、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京ドーム約3個分という大スケールを誇るニトリ観光果樹園。丘の上にある直売所の前には一面の果樹畑が広がり、余市の山々や海を一望できます。第2駐車場に設置されているモニュメント「透明りんご」は、余市町のリンゴ栽培の発展に尽力した指導者、ルイス・ベーマー氏の功績を称えたもの。観光名所「シリパ岬」を背景にした記念写真を撮影できる写真映えスポットです。
思いきり遊んだ後は、果樹園のリンゴやブドウを使ったジュースでほっと一息。レストハウス「シーズン」では、生ラムジンギスカンも味わえます(3日前まで要予約)。

ご当地サポーターコメント
果樹園で採れるふじりんごを使った「アップルパイ」もおすすめの一品。タイミングが合えば焼きたてのアツアツが食べられます。

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

ニトリ観光果樹園

北海道余市町登町1102-5
JR余市駅から車で約8分
9:00~17:00
定休日:無休(冬季は売店のみ16:30まで営業、日曜休)
フルーツ狩り:中学生以上1,500円〜、小学生1,200円〜、幼児600円〜
0135-23-6251
Ⓟ:無料

3 おたる水族館

かわいいアザラシが海のプールでお出迎え

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=館内では「アザラシのエサ」を販売しており、ゴマフアザラシとゼニガタアザラシへの給餌体験ができる、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

北海道唯一の海域公園である「ニセコ積丹(しゃこたん)小樽海岸国定公園」の中にある水族館。日本海に面した「海獣公園」には海を仕切っただけのプールがあり、アザラシやトドなどが野生に近い状態でのびのびと暮らしています。
日本で唯一飼育展示されているネズミイルカ、北海道の釧路湿原のみで生息するキタサンショウウオなど、ここでしか見られない生物も多数展示。タッチエリア「さわってEzone(えーぞーん)」には水温3℃の「日本一冷たいタッチプール」もあり、厳寒の海で生きる命のたくましさを実感できます(2022年現在、一部閉鎖エリアあり)。

小さな子も楽しく遊べる入園無料の遊園地も

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=ちょっとレトロでほのぼのとした雰囲気の遊園地「祝津マリンランド」、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

水族館本館の隣には遊園地「祝津(しゅくつ)マリンランド」があります。入園は無料で、乗り物に乗る時は乗り物券を購入するシステム。ゴーカートやモーターボート、観覧車などの乗り物がそれぞれ200〜300円とリーズナブルで、小さな子どもが楽しめる乗り物もあります。
おたる水族館ではソファとベビーベッド、ドレッサーを備え付けた個室タイプの授乳室、おむつ交換スペースや給湯設備などを完備。ベビーカーの無料貸し出しサービスも行っており、赤ちゃんと一緒のレジャーも安心です。

ご当地サポーターコメント
おたる水族館へ行くには車やバスの他、海上観光船(小樽港〜祝津港)も利用できます。船上ではカモメのエサやりもでき、子どもたちも大喜びです。

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

おたる水族館

北海道小樽市祝津3丁目303
JR小樽駅からバス乗車、「おたる水族館」下車すぐ
9:00〜17:00
※時期により閉館時間の変動あり
定休日:2月下旬~3月上旬、11月下旬~12月中旬
海獣公園および遊園地は冬期閉鎖
高校生以上1,500円、小中学生600円、幼児(3歳以上)300円
0134-33-1400
Ⓟ:有料

4 小樽オルゴール堂「手作り体験 遊工房」

子どもから大人まで楽しめる制作体験メニューの数々

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=パーツを組み合わせて自由にデザインを考える体験は、子どもの創造力を育むきっかけに、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

人気観光スポット「小樽堺町通り商店街」周辺に5店舗を展開する「小樽オルゴール堂」。そのひとつ「手作り体験 遊工房」では、手作りオルゴールやガラス工芸など、さまざまな制作体験メニューを用意しています。
好きな飾り付けを楽しむ手作りオルゴール体験は小学生から参加可能(小学生以下は保護者同伴)。オルゴールムーブメントをパーツから組み立てるオルゴール、ガラスの街・小樽ならではのステンドグラスやサンドブラストなどの本格的な制作体験メニューもあり、親子でハンドメイドの楽しさを満喫できます。

自由な発想でつくる、世界でひとつだけのオルゴール

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=「トッピングフリー」コースで選べる小物パーツの数々、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

手作りオルゴールの土台は手廻し式やゼンマイ式などでさまざまで、200曲あまりの曲目をラインナップ。多種多彩な飾り付け用パーツの中から好きなものを選び、接着剤で付けるだけなので、小さな子どもも楽しくチャレンジできます。
オルゴールの形や曲目、パーツなどを自由に選ぶ「トッピングフリー」の他、オルゴールケースと小物があらかじめセットになった「トッピングキット」もあるので、限られた旅程の中で手作り体験をしたい方にもおすすめです。世界でひとつだけのオルゴールを作るひとときは、愛らしい音色とともにいつまでも記憶に残ることでしょう。

ご当地サポーターコメント
小樽オルゴール堂の市内5店舗は、それぞれ違ったコンセプトでオルゴールの多彩な魅力をご紹介しています。ぜひ各店を巡ってみてください。

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

小樽オルゴール堂「手作り体験 遊工房」

北海道小樽市入船1丁目1-5
JR南小樽駅から徒歩約7分
9:00〜18:00
定休日:無し
手作りオルゴール製作体験:
[トッピングフリー]組み合わせにより変動(目安は2,500〜5,000円)
[トッピングキット]1,500円〜
0134-21-3101
Ⓟ:無料
一部制作体験は予約制のためホームページにて事前確認

5 かま栄 工場直売店

老舗かまぼこ店の工場を無料で見学

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=かまぼこ作りの裏側をじっくり見学。熟練の職人技は子どもも大人も夢中にさせる、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

1905年(明治38年)に創業した蒲鉾店「かま栄」。小樽市内に4店舗の他、札幌市内の百貨店および新千歳空港にも店舗を展開しています。
小樽運河の近くにある「かま栄 工場直売店」では、かまぼこ作りの様子をガラス越しに自由見学できるコーナーが人気。ちくわ以外はすべて人の手で製造しています。魚肉のすり身を型に入れて成形する手さばきは、思わず釘付けになる鮮やかさ。見学スペースにはかまぼこに関する解説ビデオやパネル展示もあり、100年以上受け継がれてきたかま栄のこだわりに触れることができます。

イートインスペースで揚げたてのかまぼこを堪能

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=豚肉と玉ねぎが入ったすり身を薄い食パンで巻いて揚げた「パンロール」226円 ※2022年11月より237円に変更予定、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

工場直売店では揚げかまぼこや板かまぼこなどの他、小樽や北海道のさまざまなお土産品を販売。店内のイートインコーナー「かま栄カフェ」では、揚げたてのかまぼこをその場で味わうこともできます。中でも人気の「パンロール」は、サクッと軽い食パンとかまぼこの弾力感がやみつきになるおいしさ。消費期限が短く地方発送ができないため、ぜひ現地で食べたい一品です。
また、「かま栄カフェ」はベビーカーで入店でき、トイレにはおむつ替えスペースも完備。駐車場もあるので、子連れの旅行も安心です。

ご当地サポーターコメント
工場見学は最も作業が多い午前中が狙い目。12時30分〜13時30分は昼休みで作業が中断し、15時前後にほとんどの作業が終了するので、早めに訪れることをおすすめします。

北海道小樽市堺町3-7
JR南小樽駅から徒歩約13分
5〜10月 9:00〜19:00
11〜4月 9:00〜18:00
定休日:店舗:1月1日
工場見学:水・日曜(時期により変動あり)
0134-25-5802
売店利用につき1時間無料

6 運河公園

海運の歴史を今に伝える憩いの空間

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=公園正面に佇む国指定重要文化財「旧日本郵船(株)小樽支店」※2022年10月現在保存修理工事中、2024年6月完了予定、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

小樽運河の北エリア、通称「北運河」のそばにある公園。ここは明治後期から昭和初期、旧日本郵船(株)小樽支店が小樽運河を通って荷物の積み下ろしをしていた場所でした。公園の正面には、旧日本郵船(株)小樽支店の建物が今も姿をとどめています。
園内には当時の「船入澗(ふないりま)」を1/4のサイズで模した噴水池や錨(いかり)のフォルムを取り入れたベンチなどがあり、海運の歴史を物語ります。普段は静かな公園ですが、夏には水遊びをする子どもたちや音楽イベントなどで賑わいます。

石造倉庫の中は子どもたちを夢中にさせる遊具スペース

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=小樽市の歴史的建造物「旧日本石油(株)倉庫」を再利用した「遊具棟」、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

園内には明治・大正期の石造倉庫を再利用した施設が点在しています。「遊具棟」の中には帆船をモチーフにしたアスレチックが設置されており、子どもたちに大人気。雨の日でも思いきり体を動かして遊べる点も魅力です。「休憩棟」は木の骨組みをそのまま活かした広々とした空間。テーブルやベンチがあり、観光の合間のひと休みにぴったりです。
運河公園の近くには鉄道の歴史や科学を学べる「小樽市総合博物館」もあり、散策がてら足を延ばすのもおすすめです。

ご当地サポーターコメント
小樽運河は埋め立てなどを経て現在の姿に整備されましたが、北運河エリアは当時の運河の幅がそのまま残され、作業船が係留する様子は小樽運河の原風景と言われています。

運河公園

北海道小樽市色内3丁目6
JR小樽駅からバス乗車、「錦町」停留所下車、徒歩約4分
遊具棟・休憩棟・トイレ棟 9:00〜17:00
定休日:11月〜4月上旬
0134-32-4111(小樽市役所 産業港湾部 港湾室 港湾業務課)
Ⓟ:無し

7 小樽市総合博物館 本館

乗り物好きを虜にする貴重な鉄道資料の数々

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=駅のホームさながらの屋外展示場には、北海道で活躍した懐かしい鉄道車両が並ぶ、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

北海道の鉄道発祥地・手宮(てみや)地区にある「小樽市総合博物館 本館」。敷地内には明治・大正期の鉄道施設が今も遺され、「旧手宮鉄道施設」として国指定重要文化財に指定されています。
館内および屋外展示場には、北海道の鉄道黎明期から活躍した蒸気機関車「しづか号」など50両あまりの貴重な鉄道車両を保存・展示。他にも科学や歴史、自然などをテーマとした展示室、リアルな星空が楽しめるデジタルプラネタリウムなどもあり、子どもの知的好奇心をかき立ててくれそうです。

明治生まれの蒸気機関車に乗って小さな旅へ

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=白い蒸気を上げて走る「アイアンホース号」の姿に、鉄道ファンならずとも胸が躍る、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

屋外展示場では、明治期に製造された蒸気機関車「アイアンホース号」に体験乗車も可能です(4月末から10月中旬)。それは全長約300m、約20分間の小さな鉄道旅行。2022年春からは、明治期の一等客室と三等客室、石炭貨車を再現した車両も登場し、乗り物好きの子どもはもちろん大人も楽しめること間違いありません。
「小樽市総合博物館 本館」では毎月さまざまなイベントや企画展示を行っている他、科学に親しむ体験工作教室を不定期で開催しています。ぜひ、お出かけ前にホームページでチェックしてみてください。

ご当地サポーターコメント
小樽市総合博物館は本館の他、小樽運河の近くに「運河館」があります。本館から徒歩15分ほどでアクセスでき、お得な共通入館券もあるので、ぜひ両館を訪れてみてください。

小樽エリアで子どもと一緒に楽しめる、おすすめ観光スポット7選
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

小樽市総合博物館 本館

北海道小樽市手宮1丁目3-6
JR小樽駅からバス乗車、「総合博物館」下車すぐ
9:30〜17:00
定休日:火曜(祝日の場合は開館、翌平日休み)、年末年始
※臨時休館あり
一般 400円(冬期300円)、高校生200円(冬期150円)、中学生以下無料
※11月上旬から4月下旬までの期間は冬期料金です。この期間は屋外展示の一部が見学できません 0134-33-2523
Ⓟ:無料

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

記事公開:2022/10/28

提供・星野リゾート みちくさガイド

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