「100均といえばダイソー」「ダイソーといえば100均」と思っていたのも、今は昔。もはや100円以外の商品が珍しくなくなりました。300円、500円の商品が当たり前に売られています。

 そのなかでも特に気になっていたのが、500円のリュックです。リュックって普通に買ったら1,000円以上はするものですよね。それを500円で販売しているダイソーもすごいけど、500円のリュックのクオリティーって正直どうなんでしょう……?

ダイソーのリュック(税込550円)
ダイソーのリュック(税込550円)
 というわけで、ダイソーで販売している500円のリュックを一週間使ってみたので、レビューしてみます。

◆見た目は普通のミニリュック!機能的なところもアリ

 こちらがダイソーで購入した500円リュックです。サイズは約35×27×8cm。素材はスウェット生地ですが、タグを見ると洗濯は不可とのこと。柔らかい生地なので綿素材かと思いきや、本体部分はポリエステル100%だそう。そのために洗濯NGなのかもしれません。重さを測ってみたところ、158gと超軽量!リュック自体が軽いのは個人的には高評価です。

ダイソーのリュック。サイズは約35×27×8cm。
 肩紐にはクッションが入っていて、裏側はメッシュ素材が使われています。背負ったときに肩への負担が少なくなるので、これもポイント高めです。

背負ったときに肩への負担が少ないつくり
肩への負担が少ないつくり。
 ポケットの数は全部で3つ。外ポケットと中に内ポケットが2つあり、小物類の仕分けもしやすくなっています。

◆タブレット端末が入るほどの大きさ

 このリュックはファスナーがマチまで下がるようになっているので、ガバッと開けて中を確認できます。リュックの中で荷物が迷子になりやすい方はこうして広げて中身を確認できるのは大きなメリットかもしれません。ただ、ファスナーの閉め忘れには注意が必要です。

ファスナーがマチまで下がる
ガバッと開けることができる。
 A4サイズが入るほど大きくはありませんが、タブレット端末は入りました。ほかにも、財布や水筒、エコバッグなどお出かけの際に必要な持ち物はきちんと入ります。ミニサイズでも、思った以上に容量は大きいのかもしれません。

ミニサイズでも、容量が大きい
ミニサイズでも、容量が大きい。
◆縫製が甘いポイントを発見

 普段使いする分には申し分がないのですが、検品してみると縫製が甘いと感じる箇所を発見。

 リュックのふたの部分の糸がほつれていたり。

リュックのふたの部分の糸がほつれていたり
糸がほつれたリュックのふた部分。
 マチ部分のバイアステープがきちんと縫われていなかったり。500円という価格であることを考えれば仕方ないのかもしれません。

マチ部分のバイアステープ
きちんと縫われていないバイアステープ。
 購入してから数日後に肩紐がほつれていることに気づきました。そこまで重たいものを入れたつもりはありませんが、あまり重たいものは入れない方がよさそうです。

購入から数日後に肩紐がほつれた
購入から数日後に肩紐がほつれた。
 そして実際に背負ってみて気づいたのですが、肩紐の長さがかなり短かったです。長さを測ってみると最長で77㎝、大人の女性が使用する場合、アジャスターを最大限に長くしなければ窮屈で背負えません。ちなみに、筆者が普段愛用しているリュックの肩紐は最長で96㎝でした。

肩紐が短い
肩紐の長さは最長77cmと短い。
◆縫製が甘くなければ高評価!

 500円という価格に見合ったクオリティーではありますが、実際に使ってみると、リュックそのものが軽く、肩への負担が少なくて使い心地はとても良かったです!

 サイズは一回り小さく背中にぴったりと密着しているので、ボディバッグをリュックにしたようなイメージでしょうか。普段、荷物があまり多くない方や、近所への買い物に大きすぎず、小さめサイズのリュックが欲しいという方にはおすすめです。筆者も肩紐のほつれが気になりますが、縫い直してしばらく使ってみてもいい気がしてきました。

 ダイソーで販売している500円のリュック、購入を検討されている方ぜひ参考にしてみてください!

<文・撮影/林加奈>