「占いなんて興味がない」と思っていても「手相を見ようか」と言われると、ちょっぴり気になりませんか? 顔や体型と同じく、手相も人によって全く異なるもの。だからこそ、パーソナルなヒントや答えがもらえるのでは、と期待値が高まります。
しかも、テレビで活躍している占い師さんに見てもらえるとなれば、なおさら期待は爆上がり!
ということで、筆者と女子SPA!の編集スタッフNが、人気占いバラエティ番組の『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演中、著書『未来を変えるイルミナフォーチュン手相』(マガジンハウス)も話題の占い師・大串ノリコさんに、手相を占ってもらいました。
2人の手相を見比べながら、大串流の手相の見方を解説します。
◆手相の見方は「基本の3線」と「ふくらみ」
まずは、大串さんに手相の見方について聞いてみました。
「最初に、全体の手相の印象を見ます。ベーシックでシンプルな手相の人は、やはり分かりやすい素直な人で、どこに行ってもみんなと仲良くなれます。逆に、何の線か分かりにくい複雑な手相の人は、普段からクセが強めで理解されづらい人の傾向がありますね」
「次に、手相の基本線と『丘』と呼ばれる手のひらのふくらみを見ていきます。手相のメインの線は、感情線と知能線と生命線。線は長さと濃さで判断できます。また、丘はふっくらしていると土壌が良いと考えられ、ふくらみの位置でその人の強みがわかります」
◆右手と左手で表しているものが違う
ちなみに、右手と左手どちらで占うのかは、その占い師の考え方にもよるそう。大串さんは、左手が内面で先天性のもの、右手が外面で後天的なものが表れるとしています。
「手相は、現在地を表しています。今現在元気がないと、手相も元気がありません。でも、手相をきっかけに行動を変えて、その後良い手相になれば、その行動が間違っていないということがわかります。手相は変わるから、面白いですよ」
実際に、大串さんが手相の旅に出ている時に写真を撮り続けていたら、変わってきたのだそう。占いで今現在の自分を知りたい時は、手相を見ると良いかもしれません。
◆線が濃いほどバイタリティが高い
それでは、さっそく筆者と編集Nの手相を見てもらいましょう!
まずは筆者の手相から。
「全体の印象は、スタンダードな手相ですね。線が濃いので、バイタリティがあります。あと、手のひらの親指、人差し指、薬指の下の丘がふっくらしていますね。親指は健康と愛情、人差し指は指導力、薬指は社会的な成功を表しています」
なんと、筆者はライターの仕事のかたわら、1年半前から講師業も始めたところ。「その行動は正解」と大串さんより太鼓判をいただきました!
◆知能線が二股は「なんでもやります課の課長」
「左手は、知能線が二股に分かれています。このタイプは『なんでもやります課の課長』と呼んでいますが、マルチな才能があると言えますね」
なるほど! ちなみに、右手の知能線は1本で下降するタイプ。これは「想像やファンタジーが好き」なメルヘンな部分なのだとか。どうやら、社会的には現実を見ながらキビキビと仕事ができるけれど、本来の内面は「可愛いものが好きな女の子」とのこと。たしかに、キャラクターアイテム好きで、こっそりバッグの中がキャラ渋滞しています……。
◆世話焼きで尽くす人の特徴も
「左手の感情線がグイッと上に向かって、人差し指と中指の間まで伸びていますね。感情線が長い人は、世話焼きで尽くす人。特に左手は顕著に長いので、プライベートではかなりの尽くし屋さんです。親指の下の丘がふっくらしていることからも、面倒見の良いお母さんという感じですね」
たしかに、幹事は進んで手を挙げるほどのおせっかい焼き…。さらに「細かい線が多めなので、繊細なところも。尽くすけれど、視野が狭くなってつらくなることもあるかもしれません」と大串さん。視野を広く持って、人と関わるようにします!
◆手相が薄い人は自己主張も弱め
続いて、編集Nの手相を見ていきます。
「全体的に線が薄いです。エネルギーが足りず、自己主張は弱めですね。大きな声で発言するのが苦手で、周囲に影響されやすいところがあります。このタイプは、モラハラの男性に好かれやすいので、注意が必要です」
エネルギーを補給するためには、朝の7~9時に太陽の光を浴びると良いのだとか。また、成功体験を積んだり、尊敬できる人から良い影響を受けたりすると、自信がついて線が濃くなることもあるそうです。
◆知能線が右下まで大きくカーブは「森の中のメルヘンメーカー」
「知能線がカーブしていて右下までかなり下降しています。想像力が豊かで優しい『森の中のメルヘンメーカー』タイプですね。ここまでしっかり下がっていると、霊感体質や勘が鋭いところがあるので、鍛えると才能が開花するかもしれません」
鍛える方法としては、無計画で旅に出て直観で動いてみるなど、自分の感性だけで行動するのだそう。戸惑いつつも「なるほど…やってみます」と意気込む編集Nさんです。
◆生命線が薄いのは体力不足の目印
「注意したいのは、生命線が薄く、体力不足が見られます。下に向かって濃くなっているので、40代以上になると強くなってくるかもしれません。また、生命線の近くにほくろがあるのも、要注意ポイント。ほくろが大きくなったり濃くなったりするようなら、健康に気をつけてください」
体の調子が悪くなると、ほくろが急に出てくることもあるのだとか。疲れている時こそ、生命線を注視しておくと良さそうです。
占いを終えたNさんは「全部自覚していることばかりでした。手相占いは初めて体験しましたが、今回の結果と改善点を意識して過ごすようにしたいです」と、自分を見直すきっかけになったようでした。
◆手のひらで自分の現在地をチェック
ちなみに、手相には相性もあるそう。線が濃い人同士だとお互いの自己主張が強く、ぶつかりがちですが、濃い人と薄い人だと「与える人」と「与えられる人」になり、相性は上々なのだとか。つまり、筆者と編集Nさんの相性は良好のようです!
基本的な見方が分かれば、意外と自分でも手相を見ることは可能。自分の生き方に疑問を感じた時は、手のひらと向き合ってみると、新たな発見があるかもしれません。
<文/関由佳>
【関由佳】
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。Twitter/ブログ