急激に寒くなってきて、秋を感じるこの頃。暖かい布団にくるまって眠る時間が恋しくなりますが、秋冬に起こりやすくなるのが「寝違え」。
寝起きや寝ている最中にピキっと感じあるあの痛み!事前に防ぐため、改めて対策をしていきましょう。
そもそも「寝違え」とは何なのか
目を覚ますと、首から肩に掛けて痛みが出てうまく動かせなかったりちょっとでも動かすと激痛が走る事もある「寝違え」。
検査などで「コレが原因」と明確に発見できるものではなく、睡眠時の姿勢や就寝前の行動が原因で、血流が悪化したり筋肉にしこりが出来る事が要因となる痛みです。
特に寒くなってくると、布団から出ないよう身体を小さくして寝返りも減っていきます。当然、血流も悪化し、寝違えが起こりやすくなると考えられています。
就寝時の姿勢以外に注意が必要な行動
・長時間、体勢の変わらないデスクワーク
・重い荷物を手で持って運んだ
・強度の高すぎる運動やスポーツ
寝違えた時の治療・対策方法
なんとかしなくちゃ!と無理にストレッチをしたり、マッサージを繰り返すのは炎症が悪化して逆効果となるケースもあります。痛みが現れた時は無理せず、以下の様な治療・対策を行いましょう。
①安静にする
一番いいのは「何もしない」で横になる事。炎症なので、痛みが和らぐまで無理せず休むのが一番です。但し、仕事や家事でそうもいかない人が殆どでしょうから、次のような対策をしましょう。
②緩やかにストレッチをする
前提として痛みの状態を良く感じながら、無理せずに行います。
正面を向いたまま腕を後ろに伸ばし、肩・脇周りの筋肉を動かしてほぐしていきます。その際にゆっくり息を吐きながら、強引に伸ばすのではなく身体を解すイメージで行いましょう
③整形外科を受診する
受診してすぐに痛みが改善する症状ではありませんが、放置するよりは早く解消できる事が見込まれます。無理をして仕事・家事を続け、更に悪化するのを防ぐためにも早期受診も一つの手段です。
寝違えを防ぐための就寝環境作りとは
①布団・室温を適温にする
暖房やヒーターを付けたり、布団に湯たんぽを入れたりと寒さ対策をする方は多いのですが、就寝時の適温は体温程度と言われています。あまり温かくし過ぎると、寝ている間に身体が熱くなって布団をはぐ寒くなって縮こまると逆効果となる場合も。
首や腰を痛めない寝具を身に付けたり、厚着ではなく汗を良く吸う寝具を身に着けるなど、適温で眠るよう心がけましょう。
②就寝前のストレッチを行う
日中の生活で筋肉が強張っていて起きる寝違えに効果があります。お風呂上りなど身体が温まっている時間帯に、ゆっくり息を吐きながら首・肩・腕・背中・腰などを順番にストレッチしましょう。
一見、関係ないように思える首以外の部位も全て筋肉は連動しておりどこかを痛めれば、カバーするために順に負荷がかかります。満遍なくストレッチをすることで、寝違えだけでなく「こむら返り」「腰痛」「肩こり」も合わせて予防できるでしょう。
③身体が温まる食べ物を摂る
内部から冬仕様に変えていくため、身体が温まる食材やビタミン類を意識的に摂りましょう。
■お勧め食材
生姜、唐辛子、にんにく、玉ねぎ
■ビタミン豊富な食材
ビタミンB1:豚肉、玄米、蕎麦、大豆
ビタミンC :柑橘類、アセロラ、ブロッコリー、パプリカ等
ビタミンE :うなぎ、ナッツ類、なたね油、アマニ油
引用:welpark(https://www.welpark.jp/eiyo-column/202001/)