『PEANUTS』の世界を堪能!帝国ホテル 東京の「PEANUTS Friends’ Afternoon Tea」

2022年11月26日で生誕100周年を迎える、『PEANUTS』の作者 チャールズ・M・シュルツ氏。作品から紡ぎ出されるウィットに富んだ言葉の数々は、大人の心にこそグッと迫るものがありますよね。

シュルツ氏生誕100周年をお祝いするため、帝国ホテル 東京で『PEANUTS』の世界を再現した「PEANUTS Friends’ Afternoon Tea」を販売。今回はその内容をご紹介します。ナビゲートしてくれるのは、おいしいモノと、かわいいモノ、そしてスヌーピーが大好きなMOEさんです。

MOEさん

食にまつわる雑貨と焼き菓子のセレクトショップをやるのが夢。日々の食生活や暮らしを投稿しているInstagramが人気で、フォロワー数は5万人以上。学生時代にコミックス『PEANUTS』の魅力にハマる。

Instagram:@isemoe

 

コミックのあのシーンがアフタヌーンティーのお皿に!

記念すべきアフタヌーンティーが提供されるのは帝国ホテル 東京本館17階の「インペリアルラウンジ アクア」。日比谷公園の緑と丸の内のビル群を借景にした、美しいラウンジです。

シュルツ氏のメッセージカードをじっくり読み込むMOEさん。そんなMOEさんがスヌーピー好きになったきっかけは?

「いつ頃好きになったのか、何がきっかけだったのかは思い出せないのですが、気がついたら好きになっていました。トートバッグの刺繍入れサービスに『PEANUTS』とオーダーしたり、かなり熱を上げていましたね。今でも一緒に寝ているぬいぐるみは、国内旅行を皮切りにパリやニューヨークなどにも連れて行きました。実は湯たんぽ内蔵型のぬいぐるみなので、お湯を入れると本当にあったかくて可愛くて。そう言えば、初詣にも何回か連れて行きましたね。寒さ対策と銘打って、もちろんお湯を入れて。SNSでつぶやかれていないかひやひやしましたが…(笑)」(MOEさん)。

そのぬいぐるみをきっかけにコミックスも読むようになったのだとか。

「キャラクターたちが魅力的で、人として大切にしたいと思っている事がコミックに詰まっていますよね。スヌーピーも登場するキャラクターたちも、かわいいだけじゃなく、サラっと本質を突いたことを言うんです。実際子供ってそうじゃないですか。大人が思っている以上に、話をしっかり聞いて物事を理解しています。それから、キャラクターやコミックスの設定が本当に素晴らしい!くすっと笑ってしまうシーンや、胸にグッとくる台詞、時には歴史や政治、宗教など、ありとあらゆる事柄がシュルツさんのフィルターを通して魅力的に描かれています」

MOEさんは、スヌーピー好きである一方で、SNSで発信している雑貨やフード&スイーツが注目されているインフルエンサーでもあります。“食べ物好き”にはお母様が大きく影響してるんだとか。

「母は何でも手作りする人でした。子供の頃から、おやつは手作りのクッキーやドーナツ。誕生日のケーキももちろん手作りで、休日の朝はホットケーキや焼きたてのパンが定番でした。高校生の頃、家の建て替えでオーブン付きの薪ストーブが来て、いつでも焼き放題という状況になってから料理熱がヒートアップしたと思います。常に煮放題、焼き放題ですから(笑)。今回は普段から大切にしている料理という分野で『PEANUTS』の世界観を表現すると聞いて、楽しみにしてきたんです!」

 

そんなMOEさんとさっそく、スペシャルなアフタヌーンティーをチェックしていきましょう!

 

キャラクターたちの個性が光る1段目のデザートプレート

~チャーリー・ブラウンのジグザグ模様〜チーズケーキ(右)

チャーリー・ブラウンをイメージした黄色いチーズケーキは、丸くてかわいいフォルム。ムースのような軽い口当たりなのに、しっかりとチーズの味わいが感じられます。

「トレードマークの黄色のTシャツとカラーコードが同じなのではないかと思うほどの色の再現度。ジグザグ模様のチョコレートもシュルツさんが描く模様とそっくり!ケーキが球体なのも、『どこにでもいる丸顔の男の子』というキャラクターの設定からきてるのかも?」(MOEさん)

 

〜サリーのワンピース~イチゴタルト(右下)

フレッシュなイチゴと、キュートなピンクのイチゴクリームはサリーのワンピースをイメージ。小さなチョコチップでドット柄を演出しています!

 

〜フランクリン~クランチチョコレート(中央前)

フランクリンのヘアスタイルのようなプラリネのクランチチョコレート。ほんのりオレンジの風味が香る大人なチョコレートです。

「『PEANUTS』初のアフリカ系アメリカ人のフランクリンですね!ペイストリーシェフが『作っていてフランクリンにしか見えなくなってしまった』とおっしゃっていて、つい笑ってしまったのですが、私にもフランクリンにしか見えませんでした(笑)。味のイメージも、まさにちょっとビターな性格のフランクリンそのもの!」(MOEさん)

 

〜レンガの壁「学校さん」~フルーツケーキ(中央)

サリーの話し相手である小学校の外壁「学校さん」をモチーフにしたフルーツケーキ。ベリーがたっぷり入ったフルーツケーキをレンガ色のパウダーでデコレーションしました。芳醇なフルーツの香りが楽しめます。

「レンガ壁にピーナッツ・ギャング達が集まっている様子がすぐにわかり、ストーリーが目に浮かびました。ケーキ自体もすごくおいしくて、今年のクリスマスケーキにしたいくらい(笑)!」(MOEさん)

 

〜ライナスと水色のブランケット~チェリーブラウニー(中央前)

チェリー入りのブラウニーにライナスのTシャツのような赤と黒の縞模様を施しました。いつも持っている水色のブランケットは、水色のクリームで表現。

「ライナスとセキュリティ・ブランケットがモチーフのブラウニーは、表面にシュルツ氏の独特でドラマティックな筆致が見事に再現されていておどろきました!シュルツ氏は線を描くのが好きで得意だったんですよね」(MOEさん)。

 

2段目のペイストリーは、あのシーンを再現!?

かぼちゃ大王のミートグラタン(右)

かぼちゃと帝国ホテル特製のボロネーズソースを使ったミートグラタン。濃厚なチェダーチーズをのせて焼き上げています。

 

料理長スヌーピーパン(右下)

今回のアフタヌーンティーを総指揮しているのは、料理長に就任したスヌーピー!コック帽をかぶったスヌーピーがかわいいサイズのパンになりました。

「やさしい甘味と柔らかな食感ですね。そのままでサラダのお供にしても、ジャムをつけてもおいしそうです」(MOEさん)

 

〜凧食いの木~スモークサーモンとブロッコリーのムース(中央)

凧食いの木に捕まった凧を赤いパプリカで表現。下層のコンソメジュレには“タコ”を浮かべるという遊び心も♪

 

ウッドストックの巣のサラダ(左)

ローストビーフとウッドストック型のクラッカーが目を引くサラダです。うずらの卵とファルファッレ(リボン型のパスタ)は、ウッドストック色にカラーリング!ほんのりスパイスの香りがして食欲をそそります。

 

シュルツ氏生誕100周年を祝う3段目のセイボリー

ツナ好きのシュルツさんに贈るABCパスタ(右)

シュルツ氏が好きだったというツナを使った冷製パスタは、えびとレモンが爽やかなマリネ風。英字パスタは、コミックに描かれる擬音をイメージしたんだとか。

 

試合に勝――つ!!グローブバンズのカツバーガー(中央)

チャーリー・ブラウンがキャプテンを務める野球チームはいつも負けてばかり…。そこで試合に勝てるようカツバーガーで祈願しました。グローブ型のバンズに挟んであるのはジューシーなソースかつ。ちゃんとボール(モッツァレラチーズ)をキャッチできたみたい!

 

プレーンスコーン(左)

アフタヌーンティーに欠かせないスコーンには、シュルツ氏生誕100周年を記念したイラストをプリントしたチョコレートを添えて。ジャムをつけて召し上がれ。

「プレーンなスコーンは、ほんのり甘く、サクッとした食感が魅力。クロテッドクリームやジャムとの相性も抜群で、紅茶とのマリアージュが素晴らしいです」(MOEさん)

 

ウェルカムティーは「〜ルーシーの心の相談室〜ホットレモネードティー」。レモンの爽やかな香りとほんのりスイートな紅茶と、ペアリングしてくださいね。

 

「これまで、『アフタヌーンティーって見栄えはかわいいけど、味はどうなのかな?』と擦れた考えが正直少しあったのですが(笑)、『さすが帝国ホテル!』と思いました。どのフードもスイーツも本当においしいんですよね。丁寧に作られているのは大前提。『味は食材、美味しさは人柄』なんて言葉もありますが、シェフの方とお話しして本当にそう思いました」(MOEさん)

 

期間中はルーシーのレモネードスタンドも登場

シュルツ氏から紡ぎ出される言葉の数々を、本がぼろぼろになるまで読み込んできたMOEさん。今回のアフタヌーンティーはどうでしたか?

「とにかくかわいくて癒されました。しかしそこは帝国ホテル。洗練されたかわいさだったのはさすがです。『PEANUTS』の世界観を見事に皿の上で表現していました。シュルツ氏の好物であるツナをメニューに盛り込んでいるのも、ファンとしてはグっときますね。期間中に登場するルーシーのレモネードスタンドは本当に夢企画!プライベートで、絶対に再訪したいです」(MOEさん)。

オーダーした方にはシュルツ氏の金言が記されたカードを1枚プレゼント。MOEさんは大切に持ち帰っていました

試食中、アメリカ・サンタローザにある『シュルツミュージアム』に訪れたことがあるスタッフの方と話に花が咲いていたMOEさん。シェフやスタッフの皆さんもスヌーピー愛に溢れていました!

 

ぜひ帝国ホテルのアフタヌーンティーで『PEANUTS』、そしてシュルツ氏の世界観を堪能してくださいね。

 

@2022 Peanuts

 

  • ■詳細情報
  • 「PEANUTS Friends’ Afternoon Tea」
  • 会期:2022年11月1日(火)〜2023年1月31日(火)
  • HP
  • ▶ 帝国ホテル 東京 インペリアルラウンジ アクア(本館17階)
  • PEANUTS Friends’ Afternoon Tea
  • 時間:11:30~18:00(ラストオーダー)
  • 料金:平日 8,000円、土日祝日 8,300円 ※消費税込、サービス料別
  • ご予約・お問い合わせ:「インペリアルラウンジ アクア」03-3539-8186(直通)
  • メニュー:写真は2名様分
  • ※食材の入荷状況によりメニュー内容が変更となる場合がございます。
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