最近日本でも入国制限や海外渡航自粛要請が大幅に緩和され、K-POPの海外公演に行くことも容易になっています。そこで、日本のK-POPファンがこれからK-POPの韓国公演に行った場合、総額でいくらかかるか調べてみました。また、アメリカ公演との比較もしてみました。費用のシミュレーションは執筆時点のものです。

海外渡航に必須のパスポート発行代はいくら?

まず、海外渡航に必須となるパスポートの発行代から見ていきましょう。

・パスポート発行代

収入印紙 都道府県収入証紙 合計
10年間有効 1万4,000円 2,000円 1万6,000円
5年間有効 9,000円 2,000円 1万1,000円

成人は10年間有効のパスポートを取得する場合が多いので、ここでは1万6,000円としてパスポート代を計上します。

以上の金額も含め、ここからは成田空港から韓国(ソウル近郊)やアメリカ(ロサンゼルス)のK-POP公演に行く場合にかかる費用の内訳と、およその総額を出してみます。

K-POP海外公演費用(1)隔離もPCR検査義務もなし!韓国公演に行く場合の費用はいくら?

韓国政府は、9月30日に、これまで義務付けていた韓国入国後1日以内のPCR検査を、10月1日から廃止すると発表しました。そのため、最近の韓国アイドルのコンサート会場やポップアップストアなどには、日本人ファンの様子も見られるようになってきました。

K-POPの本拠地である韓国公演に行く場合の費用には以下のものがあります。

各種空港税

海外渡航に不可欠な費用に「各種空港税」があります。ソウルに行く場合は以下の税金が徴収されます。

・成田国際空港(第1・第2ターミナル)
旅客サービス施設使用料+旅客保安サービス料:2,660円

・仁川国際空港
国際旅客空港利用料金:1万7,000円ウォン(約1,763円)
出発支払金:10,000ウォン(約1,037円)
国際疾病の蔓延防止基金:1,000ウォン(約104円)

以上を合計すると約5,564円になります。

往復航空券代およびホテル代

航空券やホテルの予約は個別でも取れますが、それより手間がかからず費用も若干お得になる格安ツアー料金(燃料サーチャージ料含む航空券代+ホテル代)の目安をご紹介します。

料金の目安:約4万3,000~16万7,000円

※旅行期間は11月25~27日(2泊3日)を想定。

なお、航空券代およびホテル代は出発日によって大きく異なるので注意が必要です。

チケット代

チケット代も必要な費用です。ここでは参考までに、2022年に開催された2つの公演のチケット代(販売時の日本円換算金額)をご紹介します。

  1. 2022IUコンサート 約7,300~17,100円
    ※女性K-POPトップアーティストの単独公演

  2. 2022年韓国文化フェスティバル
    ロッテワールド+K-POPコンサートチケット:7,290円
    ※韓国政府主催のフェスティバルでK-POPアーティストが多数出演

以上の通り、コンサートの主催者等によってチケット代は大きく異なりますが、比較的リーズナブルな印象です。

応援グッズ代

金額の目安:110~1万円程度

100均で応援グッズを買えば数百円で済みますが、ファンクラブ公式グッズなどの場合は購入金額が高額になる場合もあります。

以上の費用+パスポート代を合計したおよその総額はこちらになります。