国営越後丘陵公園は、新潟県長岡市にある、北陸地方唯一の国営公園です。広大な敷地の中には、豊かな自然とたくさんの遊べる施設があります。遊具や広場で思い切り体を動かしたり、季節の花々を楽しみながら散策したりと、子供も大人も楽しめる公園です。年間を通してイベントも多く、何度でも足を運びたくなる場所です。ここでは、国営越後丘陵公園のおすすめ情報はもちろん、料金やアクセス等についてもお伝えします。ぜひ、週末のお出かけにお役立てください。
国営越後丘陵公園とは
国営越後丘陵公園は北陸地方唯一の国営公園です。豊かな自然に恵まれた広大な敷地を持ち、様々な遊びや体験、自然散策等が楽しめます。公園内は、健康ゾーンと里山フィールドミュージアムの二つのエリアに分かれています。健康ゾーンには、木製の遊具や芝生広場があり、スポーツや体を動かす遊びが楽しめます。季節の花が咲く花の丘やばら園もあり、ゆったりと散策もできます。里山フィールドミュージアムには、里の風景が楽しめるゾーンと、森の草花を楽しめるゾーンがあります。人と自然との関わりを、体験を通して遊びながら学べるエリアです。
冬のシーズンも楽しめるのがこの公園の良いところです。健康ゾーンではスキーやそり、クロスカントリー等の冬ならではの遊びもできます。冬の期間は子供用の室内遊具も設置されるので、小さな子供でも楽しめます。イベントも頻繁に開催されており、一年を通して様々な遊びや体験ができる公園です。食事や休憩のための施設も揃っており、一日たっぷりと遊び尽くせます。
体を動かせる遊びがいっぱい
国営越後丘陵公園には、子供も大人も楽しめるアミューズメントがたくさんあります。健康ゾーンの中央に位置する広大な芝生広場「緑の千畳敷」には、26種類の木製遊具と、白い大きなトランポリン「ふわふわドーム」があります。木製遊具は、遠くから見た様子はまるで木のお城のよう。数々の遊具に子供は大はしゃぎするでしょう。子供の大好きなターザンロープやネットでできたトランポリン、ロープ渡り等、体を思いっきり使って遊べる遊具がいっぱいです。滑り台もいくつかあり、長いローラー滑り台から、小さい子供でも楽しめる小さな滑り台まであります。一番人気のふわふわドームは、白い山型の巨大トランポリンです。ふわふわと跳ねてみると、まるで雲の上の乗っているようです。跳んだりはねたり寝転んだり、好きなように遊んでみましょう。
夏には、水遊び用の遊具も登場します。噴水でできたトンネルや、水の上にゆらゆら浮かぶ橋等、ドキドキする仕掛けがいっぱいです。夏はぜひ水着を忘れずに持って行きましょう。また、芝生広場のまわりは1周1キロの園路になっており、ここでは変形自転車に乗ることができます。ここでしか乗れない風変わりな自転車にぜひ乗ってみましょう。二人乗りと四人乗りがあり、二人乗りの料金が410円、四人乗りの料金が720円です。季節の花を眺めながら、心地よい風に吹かれてこぐ自転車は爽やかで気持ち良いでしょう。この他、広場の近くの丘にはディスクゴルフ用のホールもあり、ディスクは無料で借りられます。
雪のシーズンならではの遊びを楽しんで
冬は一面雪景色となるこの公園では、冬ならではの遊びも楽しめます。芝生広場は雪遊び広場となり、広場周辺の丘は、スキーやそり用のゲレンデへと変わります。雪遊び広場では、思いっきり雪遊びが楽しめます。雪だるまやかまくらを作ったり、雪合戦をしたり、とても広い広場なので遠慮することなく雪遊びに夢中になれます。スコップやバケツ等の雪遊び道具を借りることもできます。スキー用ゲレンデは斜度10〜21度で、初・中級者におすすめです。スノーボードも利用できます。ロープにつかまってゲレンデの上まで上がれるロープリフトもあります。初級者向けのゲレンデもあるので、滑れない人もゆっくり練習できます。
スキー用ゲレンデの隣には、そり専用のゲレンデもあり安心して遊べます。そりは1時間200円でレンタルできます。そり用のロープリフトもあるので、頂上まで楽々上がれます。クロスカントリー用のコースもあり、冬の体力作りには最適です。約1キロの平坦なショートコースと、丘の方まで大きく回る約2キロのロングコースがあります。クロスカントリー用品は無料でレンタルできるので、手ぶらで行けるところも嬉しいポイントです。また、スノーシューのレンタルもあるので、ゆったりと雪景色の中の散策を楽しみたい人にはおすすめです。まだ寒い外で遊べないような小さい子供には、冬季期間限定の室内遊具もあります。ボールプールやボルダリングウォール等、体を使って楽しめる遊具が用意されています。
四季折々の花々に癒やされて
国営越後丘陵公園では、四季折々の花を楽しめます。春には、新潟県の花であるチューリップが、広さ約3,000平方メートルの「花の丘」を彩ります。赤、黄色、ピンクといった色とりどりのチューリップが、広い青空によく映えます。花の丘は秋には一面コスモスの花畑になります。ピンクのコスモスはもちろん、少し珍しい黄色いコスモス「イエローキャンパス」も楽しめます。その他、4月から11月頃まで次々と様々な花が咲いていきます。春にはクロッカスやすずらん、夏にはゆりやラベンダー、マリーゴールド、秋には紅葉も楽しめます。
「香りのばら園」では、春と秋に様々なばらを楽しめます。国営越後丘陵公園にあるばらは、なんと667種もあります。モダンローズ、古代ばら、日本の野生ばらといった様々な品種が栽培されています。香りの系統ごとに植えられている「香りのエリア」や、グラデーションを楽しめる「色彩のエリア」もあり、色々な楽しみ方ができるばら園です。里山フィールドミュージアムには、カタクリの群生地があります。カタクリは早春に咲く、淡いピンク色の花です。4月には、新潟の木であるユキツバキも深紅の花をつけます。4月下旬になると雪割草も花を咲かせます。ピンクや白、紫の色とりどりの可憐な花が群生する様子は、えもいわれぬ美しさです。まだ寒さの残るこの時期に、国営越後丘陵公園に春の訪れを感じに行ってみましょう。
食事のための施設も充実
野外炊事広場では、爽やかな緑の中でバーベキューを楽しめます。約200席と広々とした炊事広場なので、友達同士や子供会等の大人数での利用もできます。材料を持ち込んではもちろんのこと、手ぶらでの利用も可能です。食材も注文でき、大人2~3人分のバーベキューセットは、お肉盛り合わせと野菜に、コンロ・焼肉のタレ・お皿・お箸が付いて4,200円です。お肉や魚介類、野菜は単品のメニューもあります。炊事広場の場所の利用料金は無料ですが、事前に予約が必要です。
花と緑の館にあるレストランは、約100席ありゆったりくつろげる空間です。ここでは新潟の名物料理が味わえます。サクサクのカツにたれをかけた「新潟名物たれカツ丼」、ロースカツにデミソースをかけた「長岡洋風カツ丼」はともに800円です。名物ラーメンも充実しています。長岡市発祥のご当地ラーメン「長岡生姜ラーメン」の他、新潟三大ラーメンの「燕三条背脂ラーメン」「新潟煮干しラーメン」も楽しめます。暖の館2階にあるカフェテリア・チャオは、ピザやパスタが味わえるイタリアンレストランです。薪石窯で焼き上げたピザは、熱々で香ばしくおすすめです。スイーツもあるので、遊び疲れたときの休憩にもぴったりです。
越の池レストハウスではテイクアウトできる軽食やお菓子を販売しています。天気の良い日には、ここでランチボックスや焼きそばを買って、青空の下で昼食をとるのも気持ち良いでしょう。ローズカフェでは、この公園でしか味わえない、雪の力でまろやかになった珈琲「公園オリジナル雪室珈琲」や、新潟のブランド苺「越後姫」をたっぷりと使ったスムージーを堪能できます。
体験イベントで非日常の感動を
国営越後丘陵公園には、季節によって様々な体験イベントもあります。「押し花教室」では、チューリップやばら等の季節の押し花を使って、ストラップやしおり等の記念品を作れます。カイト(凧)やグライダー(飛行機)を作る「カイト・グライダー教室」もあります。自分で作ったオリジナルのカイトやグライダーを芝生広場で飛ばすのも楽しみのひとつでしょう。バンジートランポリン体験やディスクゴルフ体験といった、体を動かす体験イベントもあります。その他にも、そば打ち体験、もちつき体験、ハーバリウム体験、ドライフラワーアレンジ体験、アルペンスキー体験等、多岐にわたった体験イベントが用意されています。
里山フィールドミュージアムには、里山の景観や暮らしを学べる里山体験イベントがあります。5月の田植え体験と10月の稲刈り体験では、里山フィールドミュージアムにある水田で、昔ながらの稲作を体験できます。手作業での稲作は、大人も子供もきっと心に残る経験となるでしょう。生きもの・植物観察会では、里山の昆虫やきのこ、草花等を観察します。「里山ガイドウォーク」では、ガイドの案内とともに里山を散策しながら、里山に住む生き物や植物を探します。冬の里山では、動物の足跡を見つけられるかもしれません。普段目にすることのない里山の自然に触れ、特別な感動を味わえるでしょう。
年間を通して楽しいイベントが盛りだくさん
国営越後丘陵公園では、年間を通して様々なイベントが開催されています。「サマーナイトプレゼント」はイルミネーションと、ライトアップした噴水と音楽のショーが楽しめます。冬のイルミネーションイベント「ウインターイルミネーション」ではまた違った表情のイルミネーションが楽しめます。花のイベントも、「チューリップまつり」や「香りのばらまつり」、「コスモスまつり」、「クリスマスローズフェスタ」、「雪割草まつり」と一年を通して開催されています。夏のリレーマラソン大会、秋の中学校駅伝大会と、スポーツのイベントも行われています。冬には、雪中ゲーム大会等のある「ウインターフェスタ」もあります。
これらの大型イベント以外にも、数々のイベントが開催されています。市内の水族館からペンギンが来たり、昆虫展では世界のカブトムシやクワガタムシと触れ合えたりと、見て、参加して楽しめるイベントがいっぱいです。イベントの種類が豊富なので、きっと、参加してみたい!と思うイベントを見つけられるでしょう。催されるイベントは毎月どんどん変わっていきます。次々と新しいイベントがあるので飽きることがなく、何度でもまた行きたいと思うことでしょう。
国営越後丘陵公園の料金
一般入園料金
大人(15歳以上):450円
こども(小・中学生):無料
未就学児:無料
シルバー(65歳以上):210円
年間・全国共通入園パスポート(購入日より1年間有効)
大人(15歳以上):2,800円
シルバー(65歳以上):1,300円
2日間通し券
大人(15歳以上):500円
シルバー(65歳以上):250円
※12月から3月までは入園料無料
※障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は無料(手帳保持者1名につき介添え1名が無料)
※シルバー料金は本人及び年齢確認ができる身分証明書提示が必要
国営越後丘陵公園の割引サービス
JAF会員割引
JAF会員証を提示で割引
普通車駐車料金:通常310円→260円
二輪車駐車料金:通常100円→無料
ローズカフェのドリンク類
公園オリジナル雪室珈琲:通常350円→300円
雪室プレミアムアイスコーヒー:通常380円→330円
つぶつぶいちごのベジタブルスムージー:通常450円→400円
国営越後丘陵公園の営業時間
営業時間
【4月】9:30~17:00
【5月~8月】9:30~18:00
【9月、10月】9:30~17:00
【11月~3月】9:30~16:30
【サマーナイトプレゼンツ、ウインターイルミネーション開催日】9:30~21:00
定休日
不定期(休園日は公式サイトの開園日カレンダーに掲載)
国営越後丘陵公園のアクセス
公共交通機関を利用する場合
JR信越本線「長岡」駅からバスで約40分(関原経由ニュータウン線「長岡駅大手口(6番線)」から乗車)
JR信越本線「長岡」駅からタクシーで約30分
車を利用する場合
関越(北陸)自動車道「長岡IC」から約10分
国営越後丘陵公園の駐車場
施設駐車場詳細
住所:新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1
駐車台数:普通車2,000台、二輪車24台、大型車9台、身障者49台
料金:普通車310円、二輪車100円、大型車1,030円
※12月から3月までは駐車料金無料
※障害者手帳及び療育手帳の交付を受けている方は駐車料金無料
※入園パスポート提示割引:普通車260円、二輪車50円
※入園パスポート購入の方は駐車パスポート(1,030円)も購入可能"
提供・あそびのノート
【こちらの記事も読まれています】
>ご祝儀袋の選び方・書き方・包み方を解説!知っていると役立つマナー
>愛宕神社 東京23区最高峰の神社!?出世の石段を登って運気アップ!
>浅草 観光スポットおすすめ20選!雷門周辺や東京スカイツリーから人気体験まで
>テディベアの由来とは?おすすめのプレゼントや作り方もご紹介!
>茶道とは?知っておきたい作法や歴史、流派をご紹介