整理収納アドバイザーの田中ゆみこです。玄関はスッキリしていても、下駄箱を開けたら靴が無造作に押し込まれている…ということはありませんか?靴は、シーズンごとに変わるのでつい増えがちですよね。そこで今回は、突然開けられても安心!靴を収納する際の3つのポイントをご紹介します。
ポイント①「今履いている靴」を選ぶ
整理収納は、使っているものと使っていないものを整理(区別)するところからはじまります。
まずはじめに、上の写真のように下駄箱に収納している靴をすべてたたきに出しましょう。
靴をすべて出し終わったら、履いている靴と履いていない靴に分けます。
オフシーズンの靴もあるので、区別する基準は1年です。1年以上履いていない靴は手放しましょう。
ただ、コレクションで購入した靴など、履いていないけれど大事な靴や手放せない思い出の靴は無理に手放さなくてもOK!収納スペースが限られている場合は別の場所に移動させると良いですね。
下駄箱は家族が共有で使う場所なので、それぞれの靴の持ち数を決めるのもポイントの一つです。「今履いている靴」を選ぶだけで、下駄箱がスッキリしますよ。
ポイント②「使用頻度」と「動線」で収納する
「今履いている靴」を、次は「使用頻度」と「動線」で収納していきます。
「使用頻度」とは靴を履く頻度のこと。「動線」とは人の動きのことです。
毎日履くヒールや運動靴、雨の日に履く長靴、季節もののサンダルやブーツ、冠婚葬祭の時にしか履かない靴など、すべての靴にはそれぞれの使用頻度があります。
スリッパも、自分用と来客用では使用頻度が違います。
よく履く靴は取り出しやすい高さに収納すると使い勝手がよい下駄箱になりますよ。
家族の靴を収納する場合は、それぞれ定位置を決めておくと片づけの習慣がつきやすくなります。
一人一段と決めて収納するのも一つの方法ですね。自分のスペースがあれば、「きれいな状態を保とう!」という気持ちも生まれてきますよ。
ちなみに筆者宅では、子どもの動線(使い勝手)を優先して、玄関ホールに近い下駄箱に子どもの靴、玄関の扉に近い下駄箱に大人の靴を収納しています。
上の写真のように、定位置はマスキングテープでわかりやすく工夫。収納スペースが広くないので、あまり履かないけれどお気に入りの靴や冠婚葬祭の時に使用する靴は、クローゼットなど別の場所に収納しています。