・BTS(防弾少年団)やTXT(トゥモローバイトゥギャザー)が所属するHYBEが、前年同期より売り上げが31%増加したことを報告した。
・所属アーティストの多くがアルバムを発売し、オフラインコンサートの実現も相まって、参加型とコンテンツの売上が均等に成長した結果だという。
・またデビューしたばかりのLE SSERAFIM(ルセラフィム)やNewJeans(ニュージーンズ)の爆発的な成長に支えられ、今後も躍進していくと予測を立てた。
BTS(防弾少年団)やTXT(トゥモローバイトゥギャザー)が所属するHYBEが、前年同期より売り上げが31%増加したことを報告した。
HYBEは11月3日、2022年3四半期が前年の同期よりも31%売り上げが増え、4,455億ウォン(約445億円)を記録したと明かしている。
これは、HYBEレーベルズの所属アーティストが大挙してアルバムを発売し、オフラインコンサートの実現も相まって、ファン参加型の売上とコンテンツの売上が均等に成長した結果だ。
一方で、3四半期の営業利益は前年同期よりも8%減少し、606億ウォン(約60億円)だった。
3四半期売上のアルバム、公演、広告などで構成された直接参加型の売上高は、2,062億ウォン(約206億円)。アルバムの売り上げが、1,292億ウォン(約129億円)と最も比重が高く、コンサートでの売上高は472億ウォン(約47億円)だった。
この時期にアルバムを発売したのは、BTSのJ-HOPE、SEVENTEEN(セブンティーン)、ENHYPEN(エンハイフン)、NewJeans(ニュージーンズ)で、コンサートを実施したのは、SEVENTEENとTXTで、2組の売上が反映されている。
MD及びライセンス、コンテンツ、ファンクラブなどが含まれた、間接的参加型の売上高は2,393億ウォン(約239億円)を記録。
これはワールドツアーによるMD販売の増加分と、コンテンツ、ゲームなどの成果が均一に反映され、著しい増加傾向にあった。
営業利益が前年同期よりも8%減少したのは、新人デビューのためのオーディション番組の制作費用とオフラインコンサートの原価が反映されたためだという。
新人アーティストのデビュー関連費用は、アーティストたちが知名度を上げて成長することにより収益に還元される。
プラットフォーム部門を総括しているWeverse(ウィバース)は、様々な指標が成長傾向を示す。3四半期の平均MAU(月間活性利用者数)が、前期比約16%増の700満人と集計されたのが代表的だ。
今後大型イベントのライブストリーミングを予定しており、4四半期にも右肩上がりに曲線を描くものと予測される。
HYBEは同日、実績と共に中長期的な成長戦略を盛り込んだロードマップを紹介。
マルチ・レーベル戦略に基づいた成功の方程式の適用範囲をグローバル市場に拡大し、エンターテインメント事業の境界なき拡張を模索して、投資と協業の可能性を残すというのが核心のようだ。
そして遠くない時期に、株主還元策の施行計画を示唆。
パク・チウォンCEOは「自己株式の買い入れと配当を含め、中長期株主還元策を検討している」とし「2023年初旬には、株主還元策と関連した具体的な計画を申し上げる」と予告した。
特にHYBEは、BTSメンバーが兵役を控える中、他アーティストの売上が平均200%の成長率を見せたと誇る。
SEVENTEENをはじめ、デビューしたばかりのLE SSERAFIM(ルセラフィム)やNewJeansの爆発的な成長に支えられ、今後も躍進していくと予測を立てた。
(スポーツ韓国 モ・シンジョン記者/翻訳:Danmeeニュース部)