大宮エリー氏は、JALと共に、未来の空について考えるコラボレーション「たびするきもち」展を、羽田空港の「JAL SKY MUSEUM」にて11月1日(火)から実施している。

大宮エリー氏について

大宮エリー氏は、作家、舞台の作演出家、ドラマ・映画監督と様々なジャンルで活動するなか、2012年東京国立博物館で行われたモンブラン国際賞の福武總一郎氏の受賞セレモニーで急遽依頼されたライブペインティングから画家としての活動をスタート。国内外で個展も開催している。

2020年には、どんな時代も生き抜くためのクリエイティブマッスルを鍛える学校「エリー学園」をオンラインで立ち上げる。また2021年には、こどものためのアートとことばの学校「こどもエリー学園」を開講。塾や学校では教わらない想像力と思いやる力を培う場を作り、こどもたちに直接指導や共同作業するなど、こどもたちとのふれあいもライフワークのひとつにしている。

描き下ろしの絵など100点以上を展示


今回開催される「たびするきもち」展では、この個展のために描き下ろした100枚の、なにか、に見える空の絵と、大宮氏がはじめて同展覧会のために挑戦した、写真と数式と文字による作品15点を展示。

空の絵をみてもらいながら、「鳥に見える!」「いや、飛行機?」「あの雲はきっとサッカーボールだよ」など親子で、友達同士で、恋人同士で、楽しんでもらえたら、という思いが込められた、まさに見る人の想像力を掻き立てる展覧会となっている。

理系出身ならではの写真作品に

写真作品は、格納庫にある飛行機、エンジン、働く人などを撮影したものに、one of the equations that changed the world (世界を変えた方程式のひとつ)というメッセージとその数式が。理系出身の大宮氏ならではのアプローチだ。これには、エンジニアや数学者へのリスペクトと、それぞれが空を見上げた時に、自分を変える方程式だって存在する、それを見つけてほしい、という願いも込められているそう。


「子供にとって、いちばん大切なのは知識でも、学力でもなくて、想像力。想像力は、生き抜く力でもあるし、人生を切り開く力。」と、「こどもエリー学園」の開講の背景を語る大宮エリー氏。ユニークなアートとことばを学ぶ「こどもエリー学園」に共感したJALもまた、空育として、「空」を通じて未来を考える授業、JALグループが実施する次世代育成プログラムを実施している。

「たびするきもち」は、両者が共鳴し合い、空の素晴らしさに触れることで、新たな発見やさらなる学びを得て、未来を考える機会を提供するコラボレーションイベント。空の絵を見ながら、想像力を刺激してみては。

■大宮エリーの「たびするきもち」展
開催場所:羽田空港 JAL メインテナンスセンター1 JAL SKY MUSEUM
展示期間:11月1日(火)~2023年1月31日(火)予定
入場方法 :「JAL SKY MUSEUM」HPより工場見学の予約(無料)が必要

「JAL SKY MUSEUM」HP:https://www.jal.com/ja/kengaku/

(鈴木 京)