こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。年齢とともに気になる体型。それをカバーしようとするとどうにも全体的にダボっとしてしまい、逆に太って見えた……なんていう経験はありませんか?

女性アパレルショップ、秋冬
写真はイメージです
とくにぽっちゃりさんにとって、ゆったりしたコーデはバランスが命! そこで今回は、ぽっちゃり体型が気になる&太見えしたくない女性におすすめの、ゆるっとコーデテクニックのお話です。

スッキリ見えるゆるコーデのカギは、一言でいうと「重ね着」。秋冬に活用できる、2つの黄金パターンをご紹介します。

◆①ロング丈のインナーを加えた重ね着コーデ

コーディネートはシンプルであればあるほど、体のラインへ視線が集中します。なので、カーディガンやレイヤードシャツを上手に取り入れた重ね着テクニックをマスターすると良いでしょう。

ロング丈のインナーを加えた重ね着コーデ
例えば、短い丈のプルオーバーの下にロング丈のシャツを重ね、ボトムスはフレアのパンツで程よく細見えを狙うコーデなど。シャツが加わることで気になる下腹部のラインやお尻まわりをすっぽりカバーしてくれます。

◆膨らみの大きいチュニックトップスは要注意

ぽっちゃり体型を隠したい方は、もっとも気になるパーツであるお腹まわり、下腹部、腰まわりをカバーできるアイテムを選びましょう。ただし、カバーできるからと膨らみの大きいチュニックトップスなどは大きく見えてしまうので気をつけて。上からトップスを重ねられる薄手のシャツなら変に着膨れを起こすことなくカバーしたい部分をしっかり隠してくれるので良いですね。

◆②ロングカーディガンを合わせた重ね着コーデ

こちらは大人世代に取り入れやすいのはロング丈のカーディガンを重ね合わせたコーデ。インナーはニットワンピースorシャツワンピースなどがおすすめ。カーディガンを重ねるコーデの場合、トップスとボトムスが分かれているよりワンピースのほうが全体的にすっきりして見えます。

ロングカーディガンを合わせた重ね着コーデ
シャツワンピースの場合、細めのストライプ柄を採用するとコーデ全体に縦のラインが生まれてより細見え効果が得られます。ワンピースの着丈は長すぎると逆に野暮ったいので膝下程度の丈感を選んでください。秋冬はロングブーツを合わせれば足元までスッキリ整った細見えコーデの完成です。

◆色の配色にも注目!取り入れたい“3点”

コーデに使う色の濃淡も意識をして選ぶと良いでしょう。とくにゆったりしたトップス、やカーディガン、ワンピースなどを選ぶ場合はボディラインが大きく見えやすいです。配色が単調になってしまうと余計にその大きさを増長させてしまうので、必ず明るい華やかな色、引き締まりのある締め色、アクセントとなる差し色の3点をどこかに取り入れて。

これらのポイントを押さえればお洋服がゆるっとしていても、おしゃれかつ細見えの印象になりやすいのでぜひ意識してコーディネートを組んでみてくださいね。

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】

(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105