ますます大豊作の予感。
季節はすっかり秋。「シャトレーゼ」にも、リンゴや芋栗など旬の食材をふんだんに使った新作が続々登場しています。
その人気は、コロナ禍の不況と逆行するかのようにますます絶好調。今では国内約600店舗、海外100店舗の展開だけでなく、ワイナリーやホテル、ゴルフ場経営まで多角的な事業を展開しているグローバル企業として成長を続けています。
シャトレーゼの素晴らしさをシンプルに考えてみると、いつお店に行っても新作や素材にこだわった作り立ての商品が充実している点にあります。3か月前と同じものばかりが並んでいるわけではなく、定番を抑えつつも、常に変化を楽しめるようなお店作りは他店を圧倒しています。
そこで今回は、今秋の新作をすべてチェックした上で、「今だからこそ気になるシャトレーゼの最新トレンド」を6つご紹介してみたいと思います(価格はすべて税込です)。
◆① 秋の旬素材を十二分に堪能できる「生ケーキ」
真っ先に紹介したいのが、生ケーキ。秋らしいリンゴや芋をふんだんに使ったボリュームたっぷりな新作ケーキが200円台、300円台で味わえます(安い!)。
特にオススメなのが、「まんまるリンゴケーキ」(388円)と「金時芋と紫芋のモンブラン」(388円)。季節感とトレンド感を両方兼ね備え、子どもやお年寄りにも食べやすいよう生地や食感の細部まで考えて作られています。
ハロウィンシーズンに向けた数量限定ケーキ(黒ねこ、おばケーキ、いたずらゴースト等)も要チェックでしょう。
◆② 205円から買える冷凍ピザ
コロナ禍の巣ごもり需要に応えるべく商品数が増えているアイテムと言えば、「冷凍ピザ」。
もっともシンプルな「マルゲリータ」は大判にも関わらず、1枚205円という価格に驚きます。新作として「糖質86%カットのピザ サラミ」(367円)が登場し、健康志向派にも喜ばれるような充実したラインナップに広がっています。
◆③ 知る人ぞ知る名品「高級食パン」
近頃、陰りも見えつつある高級食パン、実はシャトレーゼも作っているのを知っていますか? その名は、「プレミアム食パン 香 432円」。
北海道産のコク深バターや純生クリーム、香り高い国産シナノキはちみつを使用して1本1本丁寧に焼きあげられています。洋菓子店の強みを発揮できる商品で、サイズ感が小ぶりで価格も高すぎないのが魅力。他のパン商品も気になるアイテムであふれています。
◆④ ベルギー産クーベルチュールチョコレートを使用した「チョコ商品」
続いては、「本格チョコは値段が高い」という概念を見事に覆してくれる、リーズナブルなチョコレート商品。
シャトレーゼのこだわり素材の一つとしてあげられている「ベルギー産クーベルチュールチョコレート」の実力は、一度食べてみればそのおいしさに納得するはずです。
1個1個が個包装になっている点でも食べる人の気持ちを考えている証。秋の涼しさは、チョコがおいしく感じる季節でもあります。
◆⑤ 濃厚ずっしり感に感動「スイートポテトパイ」
これまで食べたスイートポテトの中で、個人的にはベスト3に入る存在感として心に残ったのが、「スイートポテトパイ」(345円)です。
最大の魅力は店内で焼きたてを提供している点にありますが、糖度が高く甘み強い特徴のシルクスイートをふんだんに使用したスイートポテト生地、ヨーロッパ産発酵バターが香るパイのサクサク感は、完璧すぎてため息が出るほど。
見た目はやや地味で、お値段も決して安くはありませんが、絶対に後悔しない極上品です。
◆⑥ 高級ケーキのような「DESSERTモナカシリーズ」
最後にご紹介するのは、クラシカルな高級ケーキをアイスモナカで表現した「DESSERTモナカシリーズ」。
キャラメル・サレに続き、新作としてガトーオペラ、フォレノワの2品が加わりました。
フランス菓子の魅力を、シャトレーゼの人気商品であるアイスモナカとして味わえる点に独自性を感じます。151円という価格を見ると感動の波が押し寄せること間違いありません。
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12