自分の人生の舵は自分でとる。けれど、夢を叶えるには勢いだけでなく相当な覚悟が必要になるから、つい足踏みしてしまいそうになる。そんな時に、背中を押してくれるのは、目には見えないフレグランス。

DMによく届くメッセージ、「夢に向かってなかなか一歩を踏み出せません。どうしたらいいですか?」。

「叶えたい!」という気持ちが大きければ大きいほど臆病になるのはとてもよく分かる。今の時代「夢がない」と言っている人が多い中、見つけたその夢を大事にして欲しいと思う。

ただ、夢を叶えたいと言っている人の相談を聞いていて、良くないなと思うのが、他人に自分の人生の舵を任せていること。例えば両親や先輩や友達の意見をそのまま聞いている人があまりにも多すぎる。自分の人生の舵は自分でとらないと変な方向に進んだり、沈没してしまったりするから、他人の意見は参考程度にして、最終決定はした方が絶対にいい。

今、私は自分が大好きだった美容の仕事を憧れだった美容家という立場でやらせていただいている。まだまだ夢はいっぱいあって叶える途中だけど、これまでいくつも夢を叶えてきたときに意識していたことをお伝えしたい。

夢への一歩を踏み出すとき

成人といわれる20歳を過ぎると、人生を大きく変えるような選択を自分ですることが増えてくる。そのときにどのように意思決定するか? 

人に相談しながらAパターン、Bパターン、Cパターンとあらゆるパターンを想定して熟考する決め方、人には相談せずに直感でパッと選ぶ決め方、大きく分けて2つがある。あなたはどっちだろうか? 

私は完全に後者である。静岡から上京して大学に進学するか、短大から4大に編入学するか、就職するかフリーランスになるか。今まで大きな選択をしたときはいつも直感でパッと選んできた。深く考えることをせず、ドキドキワクワクする好奇心や直感を大事にしてきた。

こうやって勝算もなく選択したことは周りの人から大抵反対される。フリーランスになると決めたときは、両親や先生や友達から「絶対に食べていけないからやめたほうがいい」と何度も強く説得されたけど、ここで自分の背中を押したのが根拠のない自信だ。正直なところ、実際できるかできないか分からない。でも大事なのはそこでなくて、できるところまで努力し続けると覚悟することだ。

つまり夢を叶えるのに必要なのは能力の有無ではなく、心の持ちようと行動力。こういうと精神論と思われるかもしれないけど、私自身フリーランスになる前は知識も経験も全く無いまま夢と向き合い続けて6年目に突入した。今まで「叶えたい」と口に出してきたことのほとんどを叶えることができた。だから簡単に「能力がないから」と夢を諦めるのだけはしないでほしい。

今、一歩踏み出したいと思っている人は、とりあえず踏み出してみること。そうすると目の前の世界が変わって、次の一歩へのヒントが見える。そして、気付いたときには何歩も前に進むことができている。そうやって着実に一歩ずつ夢に近づいていこう。