美容ライターの遠藤幸子です。使うたびにワクワクするような、他にはないユニークな製品を発売して話題を集めてきた、メイクアップブランド「フジコ(fujiko)」。
2022年8月30日に発売され、早くも注目されているのは、アイブロウペンシルとコンシーラーが一体化した、「美眉アレンジャー」1,650円(税込)です。
これまで見たことがない形状なので、「一体どう使えばいいの?」「芯が細そうだけど、折れない?」そんな疑問を持ち、なかなか手を伸ばせない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな疑問を引き受け、使い心地や使い方についてレポートします。
◆アイブロウとコンシーラーが一緒になっているのはなぜ?
「美眉アレンジャー」は、アイブロウペンシルとコンシーラーがご覧のようにひとつになっていて、収納時は折り曲げ、使うときには開いて使う仕組みになっています。
アイブロウとコンシーラーを一緒に使うことで簡単に美眉になれるというのが、その仕組みである理由のようです。
3色展開のうち、地眉に溶け込みながらほどよい明るさを出してくれそうな「02 ダークブラウン」を試してみました。
◆どう使うのか?
アイブロウペンシルとコンシーラーのどちらか使うほうのキャップを外して、開いて使用します。180度まで開くことができますが、個人的には100度くらいに開いて使うのが手の収まりがいいと感じました。
まずはアイブロウペンシルで眉の足りない部分を描いていきます。
その過程で、はみ出したり、少し眉の位置を誤ったりして消したい部分が出てきます。そんなときはコンシーラーの出番。
サッとキャップを取り外して持つ向きを変えて、消したい部分をコンシーラーでなぞってからトントンとぼかしていきます。すると、ちょっとした失敗がすぐさまなかったことに!
しかも、コンシーラーは直径2mmの繰り出し式なので、小回りが利いて修正しやすいうえ、汗や水、皮脂に強いウォータープルーフタイプ。そのため修正部分が汗や水、皮脂で崩れて醜くなる心配もありません。
アイブロウペンシルはというと、直径1.5mmと絶妙な細さで、眉の足りない部分を自然に補いやすいです。また、パウダーペンシルなので、描きやすく、定着しやすい印象です。
アイブロウペンシル、コンシーラーともに、繰り出しすぎなければ芯の強度はなかなか強く、使用中に折れることは今のところありません。
◆【結論】美眉アレンジャーは40代の麻呂眉を救うアイテムだった!
現在45歳の筆者の眉は、二十数年前のアムラーブームの影響で、細めの麻呂眉です。
ここ数年パウダーアイブロウが、アイブロウメイクの主役という印象ですが、パウダーだけでは描き足す眉尻と地眉とで仕上がりが均一にならないのが悩みの種でした。
とはいえ、ペンシルだけで眉を仕上げるとのっぺりとして見えたり、濃く描きすぎたりと課題も多く、アイブロウペンシル選びが難しくなっていました。
しかし、フジコの新作アイブロウ「美眉アレンジャー」は、ペンシルだけで仕上げても地眉を思わせるような立体感のある自然な眉に仕上がります。また、前髪で擦れてすぐに消えてしまうようなことがないのもうれしいです。
今まで描いた眉を途中で修正したくなったときは、綿棒を使っていましたが、コンシーラーが反対側に付いていると、もっと簡単に修正でき、仕上がりが長持ちする点も優秀だと感じています。
ただメイクに合わせて微妙に眉の色を変えたいときもあるので、そんなときは別ブランドのパウダーやマスカラを重ねています。
<文・写真/遠藤幸子>
【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en