待望の赤ちゃんの誕生を迎えたお母さんとその家族。産後の幸せ気分もつかの間で、お母さんを待っているのは早くも家事や育児です。当記事では女性が産後に家事を行う場合はいつから再開できるのか?また産まれた赤ちゃん以外の子供の子育てはどうするのかについてご紹介致します!
産後は無理は禁物!まずはゆっくり休養を!
出産という大変な仕事を終えたお母さん。赤ちゃんを無事に出産することができてホッとしている人も多いでしょう。
昔の日本では3世代や4世代にわたる大家族が珍しくはありませんでした。家庭の中には女性も何人かいることが多かったため、助け合って産後の家事を乗り切っていました。
残念ながら現代の日本では核家族の家庭が非常に多く、女性は産後すぐに家事を再開しなければならないケースが増えています。
真面目なお母さんほど家にいながら家事の手抜きをすることは難しく、産後すぐに動かなければと頑張ってしまうものですが、出産を終えた女性の体はすぐには万全の状態には戻りません。出産というのは女性の体にとても大きな影響を与える大きな仕事なのです。
産後に十分な休養を取らないまま家事を再開してしまうと、体調を崩してしまったり寝込む頻度が多くなったりと後々まで影響を残すことになってしまいます。
産後すぐの女性は家事よりも何よりもまず、十分な休養をとることが大切になります。
産後の女性の体はどれくらいで元通りになる?
それでは産後の女性はいったいいつから元通りになるのでしょうか?
女性は出産でかなりの体力を消耗します。体も赤ちゃんを守り送り出すという重労働を終えたばかりで疲弊しきっています。
出産直後の6週間から8週間までの一か月から二ヶ月の時期はいわゆる産褥期(さんじょくき)と呼ばれており、女性の体が元に戻るための回復期になります。
個人差はありますが、女性の体は出産後二ヶ月めまでの産褥気の期間を過ぎるとようやく元の生活に戻れると言われており、それまではなるべく安静にしているのが望ましいとされています。
とはいえ生まれた赤ちゃんが二人目、三人目というお母さんは、上の子のお世話や家事の再開時期なども気になるところです。
次は大変な産後の家事について、おおよその再開時期やどこまでやるべきなのか、気を付けるべきポイントをご紹介致します!
産後の大変な家事(1)上の子のお世話
産後の大変な家事といえば、まず上の子のお世話です。生まれたばかりの赤ちゃんのお兄ちゃんやお姉ちゃんになる一人目や二人目の子供がいる場合、お母さんは新生児の赤ちゃんの子育てばかりしているわけにはいきません。
一人目や二人目のお兄ちゃんやお姉ちゃんは、新しい家族が増えたことでお母さんを取られたように感じる場合もあり、非常に影響を受けています。心身ともにケアしてあげる必要があります。
一人目や二人目の子供と一緒に外に出て遊んだりする子育てはむずかしいかもしれませんが、家の中で本を読んであげたりお話してあげるのは産後すぐから可能で、いつから大丈夫ということはありません。
一人目や二人目の子供が少し大きい場合は、お母さんの体のことをよく考えて理解しているものです。産後すぐは新生児の子育てでしんどい時期ではありますが、一人目や二人目の子供の気持ちを優先してあげることも大切です。
産後の大変な家事(2)掃除
産後の大変な家事の2つめは掃除です。掃除といっても様々ですが、床のぞうきんがけや窓拭きなどはかなりの重労働です。産後の女性は家の掃除はいつから再開して、どこまですれば良いのでしょうか?
実は出産で会陰切開をした場合や帝王切開をした場合などは、完全に傷がふさがるまでには通常の産褥期間である一か月から二ヶ月から、さらに数週間も回復に時間がかかる場合もあります。
掃除はどこまでやってもキリがない家事ですので、どこまでやれば良いのか迷ってしまう人も多いのですが、お産の時にできた傷がまだ治っていない時期は体を激しく動かす掃除はやめておいた方が無難です。
傷の程度によってはキャスターがついた掃除機で部屋をゆっくり掃除したり、長い柄のついたホウキで玄関周りを掃き掃除するくらいであれば産後すぐに再開することもできるでしょう。
今日はどこからどこまで、明日はどこからどこまでというように、一度ですべてを掃除しようと考えず毎日少しずつするのも良いでしょう。一人目や二人目の子供がお手伝いをできるような年齢の時は、お手伝いをしてもらうのも良い案です。
真面目な人ほど掃除にも力が入ってしまいがちですが、多少部屋が汚れていても死ぬことはありません。掃除に時間を取られるくらいであれば、新生児のお世話やその兄弟たちに時間と労力を使ってあげましょう。