キャリアプランは、今後の働き方や仕事へのマインドを左右する大きな要素です。理想とする働き方と今の姿にズレが生じている場合、働くこと自体が大きなストレスとなってしまうため注意しましょう。今回は、女性はキャリアプランを立てるときの具体的なステップについて解説します。
女性がキャリアプランに悩む4つの理由
まずは、なぜキャリアプランに悩む女性が多いのか、代表的な理由をチェックしていきましょう。
課題となる部分が分かれば、解決策が見つかるかもしれません。
1.結婚や出産などの影響が大きい
結婚や出産を理由に、キャリア前線から離れる女性は多いものです。
結婚と同時に配偶者の地元に引っ越す場合や、自分が専業主婦になることを希望されている場合などは、一旦仕事を辞める可能性もあるでしょう。
また、継続して就業する意思があったとしても、出産期間中だけは休職する必要があります。
体を第一に考える時期であると分かっていても、理想的なキャリアとのギャップに悩む人も少なくありません。
2.子育てに集中するシーンが多い
子どもの年齢が低いうちは、子育てに集中するシーンが多くなります。
保育園に空きが出るまで育休から復職できない「待機児童問題」もあり、思うようにキャリアを積めず焦ってしまう人もいるでしょう。
また、子どもの病気や怪我を看病する機会も多くなり、欠勤・遅刻・早退が増えやすい時期でもあります。
そのため、短い時間でも高いパフォーマンスを出さなければと気構え、ストレスに感じてしまう女性が増えるのです。
3.親族の介護などが必要になる
高齢家族の介護が必要になり、人手が足りず、やむを得ず働き方を変えなければいけないシーンも出てくるでしょう。
配偶者や他の親族と協力しながら乗り切ろうにも、介護で疲れて仕事に集中できなくなる人は男女問わず多いものです。
仕事だけでなくプライベートの時間も削られ、キャリアを考える余裕がなくなってしまうことも考えられます。
4.女性よりも男性が認められやすい会社もあるから
男女共同参画社会が叫ばれるようになって等しく、女性管理職を置くことに積極的な企業が年々増えるようになりました。
しかし、業種や職種もしくは社風によっては、女性がまだまだ認められにくいケースもあるでしょう。
「このまま頑張ってもきちんと評価されないかもしれない」という不満を抱えやすくなり、仕事へのモチベーションや前向きな姿勢を削ってしまいかねないのです。