グループでの犯行
私たちに話しかけてきた男の話を仕方なく聞くと、行こうとしているお寺はセレモニーのためにオープン時間が遅れるとのことでした。
だから、その間に近くの川を航行する遊覧船で観光しないかと勧誘を受けました。
最初は怪しいと感じた程度でしたが、この男と話しているうちにその判断は確信に変わりました。
というのも、これまでのこの男との会話は基本英語でしてきました。そして、私たちが日本人であるということはまだ伝えていませんでした。それにも関わらず、値段を紹介する際に「ひゃく」「にひゃく」と日本語の単語が時々出てきました。
私はこのままでは危ないと思い、一目散に地下鉄の駅の方に戻り逃げました。
その途中には、明らかにその男のグループであるタクシードライバーもおり、その人からも目をつけられました。
地下鉄の駅に逃げ込み、改めて目的地のお寺の観光情報についてスマホで調べると、そのような詐欺事例がある旨がそのウェブサイトに書いてありました。その男を信用しなくて良かったと心から思いました。
(20代・男性)
今回は、危険を感じたエピソードについてまとめました。
あなたの周りに危険な人はいないか考えてみてくださいね。
文・fuelle編集部