大きな声で浮気相手と電話
共働きだったので、小さな頃からいつも家で1人でした。それもこれも全部、父親の見境なしの種付けのせいかと思うと、父親に嫌悪感しかありませんでした。
それでも、そのときはまだ普通に皆で仲良く暮らしていました。本当にもう無理だと思ったのは私が短大生になった頃、夜中に父親が誰かとこそこそと電話しているのを聞いた時です。
それは父親の浮気相手だったようで、愛してるとか、俺はお前が一緒になりたいならいつでも家族を捨てるとか、お酒も入っていたせいかわりと大きな声で話していて、私は初めて殺意を覚えました。
父親のために朝早くから家の事をし、仕事に行き帰ってきたらすぐに父親の夕飯の支度をして、そんな母親を裏切っていたのです。許せませんでした。
私は母親に離婚を勧めましたが、母親は父親がいないと駄目と、聞き入れてはくれませんでした。それから私は家を出て独り暮らしをしました。それ以来本当に必要のあるときにしか帰りません。
(40代・男性)
今回は、縁を切りたくなる本当にあった信じられないエピソードについてまとめました。
自分の周りや街で見かけたあの人も実は様々な過去を持っているかもしれませんね。
文・fuelle編集部