ご飯の炊き方はいろいろありますが、“湯炊き”なら屋外でのアウトドアや、停電などの非常時にも、炊き立てご飯を食べられます。また、「ご飯を炊き忘れた!」なんていうときに、急きょ湯炊きをする方もいるようです。
だけど、湯炊きって、ご飯がベチョッとしたり、芯が残ったりしそう…。そこで気になったのが、お米の湯炊きに使用するダイソーの「炊飯袋」。この袋を使うことで、一体どんな炊き上がりになるのでしょうか。
◆ダイソーで見つけた「炊飯袋」
ダイソーの「炊飯袋(10枚入)」(110円/税込)は、お米を“湯炊き”するのに使用する不織布でできた袋。
サイズは15cm×0.04cm×11cmです。
この袋の中にお米を入れて、お湯が沸騰した鍋にポン。15~20分ほど鍋でぐつぐつとさせたら、あとは蒸らすだけで、簡単にご飯を炊くことができるという商品です。
炊飯器・電子レンジが使えないときや非常時、またご飯を炊き忘れてしまい、急いで必要なときなどに重宝するのではないでしょうか。とはいっても、気になるのが、ご飯の炊きあがり…ですよね。
水っぽくなってしまったり、芯が残ってしまったりしないのでしょうか?
◆袋にお米を入れて準備完了
それでは早速、「炊飯袋」のパッケージ裏面に記載された使用方法に従って、ご飯を湯炊きしていきたいと思います。
まずは、計量カップでお米を量り、袋に入れます。
ここでは、茶わん1杯分のお米を湯炊き。
※茶わん1杯分:1/2合(約75g)、どんぶり1杯分:2/3合(約100g)
そして、上部の2重になっている部分を反対にひっくり返して、口を閉じます。
不織布でできた柔らかすぎず、硬すぎない「炊飯袋」が、お米をしっかりガード。
◆沸騰したお湯に15分入れる
次に、沸騰したお湯の中に「炊飯袋」を入れて、フタをせずに約15~20分湯炊きします。このとき、「炊飯袋」上部の折り返した面が上を向くように、そっと鍋に投入するとよさそう。
お米がパラパラこぼれたりしないのか…と、心配になりましたが、折り返し部分が封をする役割を果たしてくれたのか、最終的に1粒も漏れだすことはありませんでした。
◆お湯を捨てたら15分蒸らす
時間になったら加熱を止めて、鍋のお湯を捨てて…。
あとは、フタをして15~20分ほど蒸らすだけ。
もしくは、「炊飯袋」を別の容器に移してもOK。ただし、「炊飯袋」は、かなり熱くなっているので、火傷には気をつけましょう。
◆ふっくらしたご飯が炊けた
お米が水分を吸って膨らみ、湯炊きする前と比べると倍くらいの大きさに! 重さも、ずっしり。
待つこと、15分…。「炊飯袋」から、ご飯を出してみましょう。
見事に炊きあがっています。
しっかり、ご飯!ですね。「炊飯袋」から出した直後は、やや柔らかめに炊きあがった印象でしたが、器に移してしゃもじでほぐしてみると、ちょうどいい塩梅。
炊飯器で炊いたご飯と比べると、若干しっとりとしていますが、見た目にもツヤがあってキラキラしているのがわかります。
◆モチモチ食感で美味しい
実際に食べてみると、芯も残っておらず、モチモチとした食感。炊飯器で炊いたものよりも、水分量が多いのか、心なしか食べ応えが増したような。
火にかける時間や、蒸らしの時間を変えることで、ご飯の柔らかさを微調整できるので、お好みで。
ちなみに、柔らかめが好きな方は、沸騰した鍋で基本の時間+5分ほど長めに火にかけるといいそう。
また、お米を袋に入れてから流水で手もみ洗いをすると、より美味しく炊きあがるそうですよ。
ご飯の湯炊き、初体験の筆者も満足。非常用持ち出し袋の中に、お米と「炊飯袋」も仲間入りをはたしました。
<文/高木沙織>
【高木沙織】
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi