コンサートや舞台など、夏に向けて“現場”の数も増えてきました。

 これは楽しみなことですが、「せっかくのライブだったのに、隣の人のおしゃべりでだいなしだった」「映画の舞台挨拶だったのに、最初から最後までしゃべっている人がいて最悪」「開演中なのに平気でしゃべる人多すぎ! 今年に入ってから、もう3回も注意しました」など、現場の“治安悪化”に嘆く声がたくさん届いています。

おしゃべりの中でも、特に「やめてくれよ!」と思ったのはどんなもの? また、うるさい人がいたときは注意する? しない?、スタッフさんにお願いしたいことは? などなど、ヲタさんたちに訊いてみました。

次々にネタバレをされて、泣きそうに……!

「初見のライブを楽しみにしていたのに、隣席の人たちが“次! あそこから出てくるよ!”、“次は青い衣装で、あの曲を歌う”、“このあと、あのふたりハグするから!”とか、全部先の展開をしゃべってさわいでいて泣きたくなりました」(ユキさん)

「ものすごくいやだったのは、隣にいた人たちがライブに関係のないバイトのシフトの話とか、バイトリーダーの悪口とかをずーっと話していたことです。何をしに来たのか……正直、ボカッ!とやりたくなりました」(カコさん)

「しゃべりじゃないけど、とにかく歌い続けてる人たちがいて、あなたたちの歌を聴きに来たんじゃない!と腹が立ちました」(サエさん)

 コンサートでも、舞台でも、その他イベントでも、“開演中のおしゃべりは慎む”のがルールであり、マナーです。特にコロナ禍の今は飛沫を防ぐためにも、おしゃべりはやめるべき。ネタバレや無関係トークやマイ歌唱やらで他のお客様の楽しみを削ぐことは、“声の暴力”と言ってもよさそう。絶対にやめてほしいですね。

「モヤモヤするのはイヤ! 絶対注意します」派

「少し様子をみてもおしゃべりをやめてくれないときは、早めに“静かにしてください”と注意します。すぐやめてくれる人もいれば、心外そうにする人もいますが、終演までモヤモヤするよりはマシだから、絶対言いますね」(リサさん)

「うるさい人がいるときは、まわりの方も同じように“うるさいな”と思っているものです。自分がそばにいるときは注意するし、誰かが注意してくれたときは、“私も同じ気持ちだったので助かりました。”と伝えるようにしています」(マリさん)

「注意したくても、席が微妙に遠くて言いづらい……」というとき、至近の方が動いてくださるとありがたいですよね。注意したあとまわりの方に「助かりました」と言ってもらえたら、心強くも思えそうです。