免疫力が弱くなっている妊婦さんは、胃腸炎を発生しやすくなるのはご存知でしょうか?ここでは、妊婦さんが胃腸炎になったときの対処法を紹介します。胎児への心配や、病院や薬の情報、脱水症状から身を守る方法についてもお伝えします。
妊婦さんが胃腸炎になった!原因や症状を知っておこう
妊婦さんの胃腸炎、下痢や吐き気でつらい症状が続きますね。 このような症状が出たら、勝手に薬を飲めないということはご存知でしょうか? ここでは胃腸炎の原因や症状をお伝えして、妊婦さんの心配を和らげる対処法をお話します。 胎児への影響が心配な妊婦さんも、必見です。
【妊婦の胃腸炎】1 原因が知りたい方へ
胃腸炎の原因について、よくわからないという妊婦さんは多いのではないでしょうか? 妊婦さんは、一時的に女性ホルモンのバランスが崩れたりストレスが溜まって免疫力が下がります。 免疫力が弱ったときは、病気やウィルスに感染しやすくなることを知っておきましょう。
風邪が流行する季節に、ウィルスが原因の感染性胃腸炎になる妊婦さんは増えます。
代表的なものが、ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスです。 また食べ物が原因で起こる胃腸炎は、サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、病原性大腸菌です。 食中毒は、食品の傷みだけでなく火をしっかり通していないことでも起こります。 なので、調理の時は火をしっかり通すことと、外から帰ったら手洗を忘れないようにしましょう。
【妊婦の胃腸炎】2 どんな症状が出るか
妊婦さんの胃腸炎の症状は、最初はつわりとよく似たところがあります。 つわりの症状と違う点は、吐き気や嘔吐とともに下痢になったり熱が出たりします。
疲労感や頭痛、腹痛など不快な症状がだんだん強くなってしんどくなってきます。 嘔吐や下痢が続くと、脱水症状になります。 いつもと違う症状がある場合、自宅でがまんはやめて病院に相談することが大切です。 胃腸炎が長引くと、妊婦さんの健康にはよくありません。
腸の環境が悪くなる
胃腸炎になると、腸の環境が悪化します。 腸の環境が悪くなると、妊婦さんの体は変化します。 腸は、食品を吸収してホルモンのバランスを正常にする作用があります。 腸の悪化が長期間続くと、バランスがいい食事をしても栄養素の吸収が悪くなります。 頑張って、食事のメニューに気を配っても栄養素が体に吸収できなければ健康とは言えません。 つわりで、食事のバランスが悪くなるのも免疫力が落ちる原因です。
ストレスが溜まる
妊婦さんは、順調に赤ちゃんが育っていても精神的に敏感な状態になっています。 胃腸炎になることによって、体調が悪くなりストレスを感じる時間が増えていきます。 ストレス状態が続くことで、血行が悪くなり体が冷えたり自律神経のバランスを崩します。 心の健康を保つためにも、胃腸炎の対処法を知って早い段階で撃退していきましょう。
【妊婦の胃腸炎】3 胎児への影響
妊婦さんは、妊娠してから体調が悪くなると不安になりますね。 胃腸炎に感染したことで、胎児への影響が心配だと考えている方も多いと聞きます。 胃腸炎が原因で、胎児への影響はないので安心してくださいね。 ママのウィルスが、お腹の赤ちゃんに感染するということはないのです。 胃腸炎は、対処法を知って病院にかかることで短期間で改善します。
【妊婦の胃腸炎】4 対処法~脱水症状には注意
胃腸炎は、直接胎児への影響はなくても注意することがあります。 大切なのが、妊婦さんの水分不足対策で体の中の水分が少なくなると血液がどろどろになります。 血液の循環も滞り、赤ちゃんに充分な栄養を届けることができなくなります。 便秘やむくみになったり、血圧が上がったりして体調が悪くなります。 脱水症状だけは、絶対に避けなければいけないと思っておきましょう。
水分補給をしよう
妊婦さんで胃腸炎になったと感じたら、病院に行く前でもすぐに水分補給もしましょう。 特に下痢や嘔吐の状態が続くと、体の水分が減ってしまいます。 水分は、スポーツドリンクや経口補水液が、水よりも体の中に水分を取り込めるようになっています。 スポーツドリンクは、脱水症状予防のために役立ちますが糖分が多く含まれているドリンクがあります。 コンビニで購入するときは、糖分をチェックして少ないドリンクを選びましょう。