世界的な人気を誇るK-POPアイドルのBTS(防弾少年団)とTWICE(トゥワイス)。そのメンバーであるジミンとミナは”ブラックスワン”という同じ異名を持っている。思わず納得する、その理由とは。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ワールドワイドな活躍を見せるK-POPスターたち。なかでもBTS(防弾少年団)とTWICE(トゥワイス)は世界中で絶大な人気を誇っている。
それぞれのメンバーであるジミン(BTS)とミナ(TWICE)は、偶然にも同じニックネームを持っている。それは”ブラックスワン”というエレガントなネーミング。彼らがこう呼ばれている理由を紹介していこう。
ジミン(BTS)
昨年2月21日にリリースされた正規アルバム『MAP OF THE SOUL:7』。この先行曲として公開された『Black Swan』のステージにより、”ブラックスワン=ジミン”という公式が広まるきっかけとなった。
BTSの『ブラックスワン』が初披露されたのは、2020年1月28日、米CBSの人気トーク番組『ジェームズ・コーデンショー』でのこと。
ジミンが表現する美しくて優雅なブラックスワンは期待を裏切らず、世界のメディアから賛辞を浴び、フランスを代表する女性誌からも”2020年最高のパフォーマンス”に選ばれたほどだった。
ジミンを筆頭に、BTSが魅せた美しいブラックスワンは、”芸術するアイドル”という新造語の誕生とともに、K-POPシーンにおける新境地開拓と称されるようになる。
ジミンが魅せたアーティスティックなダンスにこれほどまでの称賛が届いているのは、学生時代から磨いてきた現代舞踊によるものだろう。
彼のダンスには繊細な感情表現と強弱の調節が抜群に見られている。アクロバットやパワフルなダンスも得意だが、指先の動きまで計算されつくした繊細な振り付けも上手くこなし、様々なジャンルのダンスを幅広く踊ることができる。
ダンサーとしてアーティスト級の腕前を持つジミンだが、アイドルとしてデビューを控えていた彼にとって、現代舞踊と芸術的な感受性は邪魔な存在だったよう。
練習生時代、現代舞踊に慣れた身体がヒップホップのリズムに反応できず、振り付けに追いつけない日々が続いた。このままではデビューできないのではと思い悩んでいたジミン。
しかし、グループ内でも有名な努力家で、粘り強い”練習虫”であるジミンは、ストイックに練習に励んできた。その努力が実り、ジミンのダンスは”アイドルではなく、もはやアーティストが披露する芸術である”とまで称されるほどになった。