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◆毒親育ちの傾向

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※写真はイメージです
毒親育ちで自分に自信がなく自己肯定感が低い人は、パートナーも同じような境遇の人を選ぶ傾向にあります。実際に家庭環境で培ってきた思考や習慣などから、ネガティブ思考な人は、自分と同じようにネガティブで自己肯定感が低い相手を選んで、その関係をこじらせていることが多いなと感じます。

今日はその一人であるミキさん(34歳)のお話です。

ミキさんは小さい頃から両親が不仲で、ケンカが耐えない家庭環境で育ちました。両親は共働きでしたが、帰ってくるとケンカが始まるので、ミキさんに優しく関わってくれることはあまりなく、幼少期は孤独を感じることが多かったそうです。

愛されてはいると感じてはいたけれど、家庭内はいつも罵声が飛び交っていて不穏な空気だったので、学校であった話や今自分がしたいこと、興味がある話はしにくいと感じていました。時々自分の気持ちを主張してみても頭ごなしに否定をされたり、聞き入れてもらえないこともあったそうです。そのため、自分に自信がなく、人に自分の思いを伝えることができないコミュニケーション力の低い大人になってしまいました。

◆自己肯定感が低い人が恋愛をすると

恋愛をするようになっても、「私なんて」というセルフイメージのまま彼に自分の意思を主張できなかったそうです。そのため、お付き合いをしても彼の顔色を伺って我慢や無理をすることが多く、都合の良い存在になって振られることばかりでした。

一度長く続いたお付き合いをしましたが、途中から彼にモラハラのような対応をされることがあり、お別れしたそうです。ミキさんはある時、自分と同じような家庭環境の男性ばかりを選んでいることに気づきました。どうしてそういう人に惹かれてしまうのか分からず、私に相談をしてくれました。

◆自己肯定感が高い人がおすすめ

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私は「毒親育ちの人は自分は幸せになっていいんだという気持ちが低い傾向にあり、無意識のうちに幸せになりにくい相手を選びがちです。その結果、同じような家庭環境で育った人を選ぶことがあるのです。また、幸せな恋愛観や結婚観がない傾向にあり、自分自身も両親と同じように毒親となる傾向があるのでパートナーに選ぶ相手は家庭環境に恵まれて幸せな恋愛観や結婚観があり、自己肯定感が高い人がおすすめです」とアドバイスしました。

「また、心底愛されてきてまっすぐ育った人との関係によって、ミキさんも愛情に対する認識が変わったり、自己肯定感が高まったり、自分を変えることができるから、その面でもおすすめですよ」とお伝えしました。

◆毒親育ちの人が毒親育ちの人と恋愛をすると

それからミキさんは出会う男性に、はじめにさりげなく家族との関係や幼少期の話を聞くようにしたそうです。そして、両親の仲がよく、幼少期に幸せな思い出が多いという人と付き合うようにしました。その結果、幸せな関係を築ける恋愛ができるようになり、ネガティブなイメージだった結婚がポジティブに思えるようになったそうです。

毒親育ちの人が同じく毒親育ちの人と恋愛をすると幸せな関係になりづらい傾向にあります。そのまま結婚することで夫婦仲がうまくいかず、お互いの両親のように不仲となって離婚にいたる確率も高くなります。家庭環境に恵まれなかったと感じている人ほど家庭環境に恵まれてきたハッピーな男性がおすすめです。

<文/こめだゆき>

【こめだゆき】

恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。

ブログ、Instagram:@yuki_komeda