9月中旬、「猫好きにはたまらない箱いっぱいに詰められた猫和菓子」という一文とともにTwitter載せられた7秒ほどの動画が反響を呼びました。それは木箱を開けるとコロンと並んだ9匹の猫ちゃんの和菓子が登場するもの。その猫ちゃんたちをご覧ください!
可愛らしい猫ちゃんたちは、栃木県真岡市にある「御菓子司 紅谷三宅」という和菓子屋さんの商品です。その名も『癒しの練り切り ねこたま』。鮮やかな色の猫ちゃんたちは、見ているだけで癒されます。
店主の三宅正晃さんによって作られる数々のユニークで美味しい和菓子はメディアでも多数紹介されており、県外から買いに来る人も多いんだとか。
◆オンラインでは数分で売り切れの「ねこたま」
猫好きだけれども「仕事柄(しごとがら)飼えなかった」と言う店主の三宅正晃さん。「同じ境遇の人や同じ猫好きの人に喜んでもらえたら」と思い「ねこたま」の開発に至ったとのこと。人気商品のため需要に供給が間に合わない状態であり、「ねこたま」は数分で売り切れてしまうこともあると言います。
「手作りなので、どんなに頑張っても月に2000~3000個が限界です。オンラインは間に合いません」
なんとか購入したい方は、「TwitterやInstagramでは販売当日か前日にお知らせするので、その時刻に張り付くと有効です」とのこと。気になる方は「和菓子職人 三宅正晃」のアカウントをフォローしておくといいですね。
◆人気の練り切りトップ3!
数々の可愛らしい練り切りを販売している「御菓子司 紅谷三宅」。三宅さんに人気の練り切りトップ3をうかがいました。まず、第1位は「ダントツでねこたまです」とのこと!
黒、白、グレー、三毛、茶トラ、シャムの6種の猫ちゃんの練り切り。中には全てこしあんが入っています。
2位は和柴(柴犬)です!
お座りと伏せのポーズの茶柴犬、黒柴犬、白柴犬です。こちらもこしあん入り。
3位は「南極和菓子」シリーズの「幸せあざらし」!
白くて丸く可愛らしいあざらしのデザインです。目を細めているような表情がほのぼのさせてくれます。
◆他にも美しい和菓子がたくさん
練り切り以外にも、さまざまなデザインの和菓子が発売されています。その中の一部をご紹介…。
色とりどりの宝石のような「ダイヤ糖」。外はシャリッ、中はトロッとした寒天ゼリーで、味は5~8種類ほど入っています。「昔から作っていましたが、人気があるので近年はよく作ります」とのこと。
風味豊かな北海道産大納言小豆つぶあんをたっぷり詰め込んだ最中です。その名の通りコロコロしたアザラシがキュート!
◆気になる新デザインは?
「御菓子司 紅谷三宅」は、四季折々のユニークなデザインの、練り切りを始めとした和菓子がとても印象的です。今後企画している新商品や新デザインなどがあるのか、店主の三宅さんに聞いてみました。
「ハロウィンやアヒルに力を入れていきたいと思っていますが、テンションに左右されるので約束はできません。行き当たりばったりです(笑)」
ハロウィン!黒猫やオバケでしょうか…?ワクワクしますね。次にどんな新商品が店頭に並ぶのか、楽しみにしているファンも多いことでしょう。また、
「近場に和菓子屋さんがあれば、行ってみると新しい発見があるかもしれません。本物のあんこの美味しさを知っていただけたら幸いです」
とのこと。日本人の“和菓子離れ”が進んでいると度々耳にします。この機会に和菓子の美しさやおいしさを、ぜひ再確認してみましょう!
<取材・文/まなたろう>
【まなたろう】
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。