プシケメンタルスクールは、ゲームやスマホなど、子どもの“なかなかやめられない”への関わり方について、保護者を対象に、臨床心理士・公認心理師が専門的に解説するセミナーを10月30日(日)に開催する。当日都合が合わない場合には、録画配信のみの申込みも可能となっている。
WHOもゲーム症・障害を新しい疾病として認定
子どものオンラインゲームやスマホ、インターネットなどの使用について、学校の授業や宿題、受験、日常生活などに支障をきたしてしまうのでは、と思ったことがある人も多いのではないだろうか。叱って取り上げてもなかなかやめない、何とかやめさせたい、何とか制限したいと、子どもとの関わり方に悩みを持つ人も少なくないだろう。
今はインターネットやスマートフォン、オンラインゲームの技術が急速に発展・普及した社会。コロナ禍・ポストコロナの社会では、ますます社会的な需要が増していくと思われる。一方で、WHO(世界保健機関)は2019年に、ゲーム症・障害(いわゆるゲーム依存症)を新しい疾病として認定。これは、ゲームをコントロールできず、他の関心事や日常生活よりゲームを優先させてしまうといった病だ。次々に誕生する最先端技術とそれから生じる悩み、これからどのように向き合っていけばよいのだろうか。
依存症を理解するためのアディクション理論を解説
今回開催されるオンラインセミナーでは、ゲーム依存症を踏まえたアディクション(依存症)理論をもとに、“なかなかやめられない”その背景と子どもとの関わり方などのヒントを紹介。講師は、依存症支援に携わる臨床心理士・公認心理師の阿相周一先生だ。依存症を理解・支援するためのアディクション理論を取り上げ、そこから子どもをどう理解し、関わり、困りごとを軽減するかを考えていく。
「“なかなかやめられない”子どもたち 〜アディクション(依存症)理論からみた関わり方のコツ〜」の開催時間は、10月30日(日)11:00〜12:00。Zoomでのオンライン開催となる。動画配信のみの申込みも可能なので、日時が合わない人も参加可能だ。対象は保護者で、定員は52名。料金は当日参加(後日動画配信つき)が1000円、後日動画配信のみの場合は500円。申し込みは「こくちーず」イベントページから。
オンラインセミナー当日は、質疑応答の時間も用意されている。アディシクション理論に基づく子どもとの関わり方について学んでみては。