筆者は今年になって、炭酸水のおいしさに気づいた。きっかけはコンビニで炭酸水を買っただけだが、あのシュワシュワ感はとても気分をスッキリさせてくれる。そして炭酸水といえば、今年1月にタイガー魔法瓶から登場した「真空断熱炭酸ボトル」をすぐに連想した。もしあの魔法瓶で冷たい炭酸水を持ち運べたら……。

◆炭酸水もビールも、冷たいまま持ち運べる!

そんな期待から購入したが、結果は大満足。炭酸水だけでなくジュースやビールなど、あらゆるシュワシュワ飲料を楽しんでいる。

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真空断熱容器の老舗であるタイガー魔法瓶から登場した、掟破りの水筒。「魔法瓶に炭酸水はNG」という、これまでの常識をくつがえした
●タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル MTA-T(500ml)

購入価格:5455円/サイズ:W105×D75×H212mm/重量:約290g

このボトルは発売当時から注目を集めていたが、そもそも保温性に優れた魔法瓶は、真空断熱構造をしている。しかし密封性が高い真空断熱は炭酸水と相性が悪く、炭酸水のガスがボトル内に溜まり続けると、ボトルの内圧が上昇しすぎて破裂のおそれがあるのだ。頑丈な魔法瓶であれば破裂まではいかないが、フタを開ける際にガスが勢いよく噴出する可能性がある。

◆クラフトビールをボトルに入れてもOK

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しかし、「真空断熱炭酸ボトル」は、2つの技術でこれを解消した。1つはフタのねじ切りにガス抜き構造を設けることで、フタを開けきる前にガスが放出されるようになっているのだ。もう1つは、安全弁の搭載。これは内圧が高まると自動的にガスが抜ける弁のようなものだ。ボトル本体を激しく振ったとしても、安全弁が内圧を逃がしてくれるのだ。

筆者はこのボトルに、お茶や炭酸水、ビールなどを入れて使っている。実はビールを入れるのはメーカー的にも推しているようで、実際にクラフトビールをボトルに入れて休日に持ち出しているが、得も言われぬ背徳感と、満足感がある。空き缶がゴミとして出ないのもメリットだ。

日常的に使うなら500mlが良いサイズだが、スポーツ観戦やアウトドアに持っていくなら、800mlや1200mlなどのさらに大きなサイズもオススメしたい。きっと長く使える水筒になってくれるだろう。

<タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル MTA-Tのここがスゴイ!>

独自のガス抜き構造と安全弁を備えたバブルロジック構造により、ボトル内の気圧が上昇しても自然とガスが抜けるようになっている。タイガーのロゴもかわいい。

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ヤマダユウス型
<文/ヤマダユウス型>

【ヤマダユウス型】

楽器、カメラ、イヤホン、ゲームが好きなフリーライター。主にガジェット関連の記事執筆や取材を行っている