所得の減少が続く中、世界的なインフレが日本にも波及。物価が上がり、稼ぐのも難しいとなれば、“カネを使わず貯金する”という選択が堅実だ。たとえ高収入でなくとも貯蓄はできる。世帯年収300万円台の節約・貯蓄術を紹介!

抑えるべきは「家賃」。争奪戦に勝ちURに入居

手取り月23万円の30代夫婦が、月8万貯蓄できている理由とは
(画像=『女子SPA!』より引用)

※写真はイメージです

 少ない月給の中から毎月一定額を貯蓄するには、食費や光熱費といった固定費の削減がマスト。特に、ボリュームの大きくなりがちな住居費を抑えるのは効率的だ。

 埼玉県に住む柏木一斉さん(仮名・39歳)が選択したのはファミリー向けのUR住宅。

「家賃は2LDKの60㎡で6万円。妻と小学生の息子と3人で暮らすには十分な広さですし、一般的な賃貸だとここまで安くはなりません。基本的にURは先着順で、人気物件は争奪戦。ネットで空きが出てもすぐ埋まってしまうので、僕の場合は営業センターに直接問い合わせて空き物件を探しました」

意外な好循環も

 柏木さんが現在の物件に引っ越したのは昨年の春、家賃を抑えられただけでなく、意外な好循環も生まれたという。

「都内にある勤務先はもともとリモート推奨だったのですが、郊外に越してきたことで前以上に出社が減り、昼食も自炊中心に。無駄な外食費を削減できました。

 近辺には子どもの学校、公園、病院、スーパーと一通り揃っており、この一帯が一つの町のよう。交通費が浮くのはもちろん、息子の遊び場は市民センター、僕の運動は区民プールと近場の安い施設を利用することで、自然と全体の支出が減っていきました」

 一家の手取りは月23万円だが、家賃・光熱費以外の出費もバランス良く8万円以内に収め、結果的に月8万円を貯蓄。生活圏を郊外の自宅に一元化することで、無理なく貯蓄ができているようだ。

●柏木さんの家計簿(夫婦、息子1人)

月の手取り額  23万円

家賃      6万円
食費      5万円
水道光熱費   1万円
通信費     5000円
死亡・入院保険 5000円
習い事     3000円
雑費      7000円
小遣い(夫婦計)1万円

貯金     月8万円

<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/岡崎隆夫 モデル/中嶋秀人 西田優理香>
週刊SPA!編集部

提供・女子SPA!



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