パート・アルバイトを始めてすぐだけれど、
「始めたばかりだけど、この環境じゃ続けられない…!」
「聞いてた仕事と全然違う!今すぐ辞めたい」
「辞めたいけど我慢したほうがいいのかな、辞めたほうがいいのかな……」
と、考えたことはありませんか?
そこで、
・1ヶ月以内に辞めた事がある人は約50%!その理由は?
・退職か継続かの判断は、入社3ヶ月目がベスト?
・最初の3ヶ月をうまく乗り切るための心構え
の3点を見ていきましょう。
もう辞めて転職をする!とすでに決意している方は、こちらもご活用ください。
1ヶ月以内に辞めたことのある人は約50%!その理由は?
求人サイトの調査によると、パート・アルバイトを1ヶ月以内に辞めた経験がある人の割合は51%。
2人に1人という結果が出ています。なんと半数以上が1か月以内に退職をしているのです。
では、始めたばかりのパートを辞める理由は何だったのでしょうか?
•パートを1ヶ月以内に辞めた理由
・勤務時間が聞いていたのと違い、残業も多かった
・ラウンダーと聞いていたのに、営業のような厳しいノルマがあった
・働き始めてから1年間は時給が低いと、働きはじめてから聞かされた
・女性同士のトラブルや、派閥、いじめがあり、職場の環境に馴染めない
・急に実際の仕事を任されて何もできず、ミスを連発して自信がなくなってしまった
など。
このように、短期間で辞めた理由としては、給与や勤務時間など雇用条件に大きな食い違いがあった場合や、人間関係が多いようです。
辞めるか続けるかの判断は、入社3ヶ月目がベスト
パートを辞めるか辞めないかの自己判断をする、ベストな時期はあるのでしょうか。
まず、パートやアルバイトには試用期間というものがあります。
試用期間は3ヶ月間であることが多く、試用期間終了後、お互いに更新する意思がなければ契約終了という形で雇用関係を終了することができます。
なぜ試用期間が3ヶ月間であることが多いかというと、3ヶ月もすれば以下のようなことが起こるからです。
•入社3ヶ月経つと起こること
・最初の頃の緊張が抜ける
・環境に慣れ、職場環境を見通せるようになったり、自分が仕事に向いているか、冷静に判断できる
・よく話せる人ができたり、いじめられたり、派閥に分かれたりと、人間関係の立ち位置が決まる
・人事異動や部署異動、新人が入ってきたりする
これらのことが起こる3ヶ月目が、この先も働いていけるか、やはり辞めたいかと冷静な判断ができるようになる頃合いなのです。
「3ヶ月の壁」を乗り越えれば、その先も長く働いていける可能性が高くなります。
最初の3ヶ月を乗り切るための心構え
もし、明らかに雇用条件が違う、パワハラがあるなどの理由で辞める場合は除き、「人間関係」や「仕事に自信がない」などの理由でパートを辞めるか悩んだ場合は、まず最初の3ヶ月を乗り切ることを考えましょう。
試用期間の終了を機に辞めることを判断した場合は、通常の退職を願い出るのに比べ、心の負担も違います。
最初の3ヶ月をうまく乗り切るには以下のようなの心構えが必要です。
最初の3ヶ月を乗り切る3つのポイント
1.いきなり他のパートさん同士・社員の雑談に入らない
2.言われていない仕事や雑用でも、余裕があれば積極的に手伝う
3.仕事を教わったらメモを取り、しっかり覚える
この3つの中で特に大切なのは、意外かもしれませんが「いきなり他のパートさんや社員の雑談に入らない」こと。
主婦パートの新人に多い失敗の一つに、大きな声での雑談や笑い声があります。
一見、馴染んでいるように見えますが、実は不評を買っていることも。
「声が大きかったり、雑談が多くて、社員の目が気になる…」
「一緒に話しているとサボっていると思われてしまうかも…」
と他パートさん達に思われてしまうこともあるのです。
最初のうちは、話しかけられてから答える程度で様子を見つつ、徐々に自分の個性を出した方が無難といえます。
何より、仕事を一生懸命に覚えることを最優先に意識することも大切です。
仕事を優先に、謙虚に立ち振る舞うことが、スムーズに最初の3カ月を過ごせるコツです。
パート辞めてよかったことと後悔したことは?
仕事内容が思っていたものと違ったり、パート先の人間関係に悩み辞めたいという気持ちが出てくるのは、仕方のないことかもしれません。
その際に考えてみるべき事はパートを辞めることによって得られるメリットと、後悔するかもしれないデメリットです。
この二つをはかりにかけて、結果が自分にとって辞めるプラスのほうが多いようであれば、辞めるべきです。
マイナスのほうが多いようでしたら、まだ辞めるべきではないかもしれません。
実際に、辞めて良かった!/後悔した…という生の声を聞いてみましょう。
•パートを辞めてよかった体験談
・ストレスによる体調不良が改善・解消された
・心に余裕がでて、家族との関係がよくなった
・知人に誘われてよいところに再就職できた
ストレスから解放されることに加えて、現在のパートを辞めることでより良い新しいパートに出会えるかもしれないということです。
•パートを辞めて後悔した体験談
・仕事をやめたことで怠惰な生活を送るようになり、罪悪感を覚えるようになった。
・収入が減り、家計が厳しくなった。
・次の仕事探しに焦るようになった。
収入面はもちろんのこと、生活のメリハリが無くなってしまったり、次の仕事が見つかるのか・年齢的に働けるのか不安、という声もありました。
悩んでしまったとき、そのパートのマイナス面ばかりが見えてしまい「辞めたい」という気持ちが強くなってきて、辞めることによるデメリットはなかなか見えにくいものです。
家族や友人など、第三者に相談し、一度冷静になってから判断をするといいかもしれません。
また、退職を考えた理由にもよると思いますが「就業条件が違った」等の場合、次のお仕事で同様のことがないよう、次のお仕事探しにいかすことが大切です。
求人サイトの検索を有効に使って、自分の希望に近い条件・環境のお仕事を探してみるようにしましょう。
これからパートを探す場合、手前味噌ではありますが、主婦向けの短時間・少日数のお仕事を毎日更新しています。よろしければご活用ください。
退職理由はどう伝える?良い退職理由/NG退職理由
退職するときはまず、直属の上司に辞める意思と退職希望日を伝えます。
切り出すときは「私的なことで、少しお時間をいただきたいのですが」と言えば、多くの人は察して、時間を作ってくれます。
また、ほとんどの場合、退職理由を尋ねられるでしょう。
その時、どのような理由を伝えれば円満に、かつ話がスムーズにいきやすくなるのでしょうか?
•良い退職理由の例:家庭の事情
パート主婦の場合、もっとも角の立たない理由は、やはり「家庭の事情」でしょう。
「親の介護」
「子どもの通院」
「家の仕事を手伝うことになった」(家族が自営業の場合)
など、場合によって多少の脚色を加えつつも、ある程度具体的に伝えた方が、話がスムーズにいきます。
やはり「家庭の事情」はプライベートに関わりますし、プライバシーの問題に発展する可能性があるので、あまり詳細に突っ込まれずに済むことが多いです。
•悪い退職理由の例
逆に、NG退職理由もあります。
•スムーズに・円満に退職するコツは?
スムーズに、そして円満に退職するためのコツは
・できるだけ1カ月以上の猶予をもって退職の意思を伝える
・引き継ぎマニュアルを事前に準備する。
この2つです。
退職を切り出すときは緊張してしまいますが、しっかりした理由とブレない気持ちを持っていれば大丈夫。
退職日が決まったら、あとはキッチリと引き継ぎをして笑顔で去ることです。
最後までペースを崩さず、迷惑をかけない仕事ぶりを心がけ、気持ちよく退職しましょう。
•退職届は必要?
退職願や退職届はパートでも必要な場合もあります。
また、退職届を作成しておいた方がいいケースも。
いつ、どんなタイミングで書類を渡したらいいのかについて、こちらにまとめています。
まとめ
「パートなんだから合わなかったらすぐに辞めればいい」という考え方を最初から持っていると、投げ出す癖がついてしまいがちです。
まずはある程度の期間を決め、様子をみながら、冷静に判断しましょう。
最初の3ヶ月は、まずは一生懸命仕事を覚えることに集中するのが鉄則。
謙虚に仕事を覚えることに注力する、これが「3ヶ月の壁」を乗り切るコツです。
ただ、就業条件があまりに厳しく、家庭に影響が出てしまっては元も子もありません。
その場合は必ず第三者にも相談をするようにしましょう。その上で辞めたいと思うか続けられるか判断しましょう。
提供・しゅふJOBナビ
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