子どもの貧困問題に取り組む「おてらおやつクラブ」は、2022年度の啓発事業の一環として、活動を紹介する「全国巡回展~たよってうれしい、たよられてうれしい。~」を開催中。8月の福島に引き続き、9月24日(土)からは北海道札幌市北区の覚王寺(かくおうじ)にて開催する。
活動報告のほか寄付の品も受け付け
「全国巡回展~たよってうれしい、たよられてうれしい。~」では、「おてらおやつクラブ」の仕組みや、その背景にある子どもの貧困問題の実態について知ってもらう品々を展示する。
また、来場者からの、お菓子やレトルト食品、お米、日用品(タオル、洗剤、マスク、ティッシュなど)の「おそなえ」を受け付けている。預かった品は、困りごとを抱えるひとり親の家庭や支援団体へ「おすそわけ」される。読み終えた書籍などの古本も受け付けており、会期中に集まった書籍は提携会社「バリューブックス」を通じて、活動に役立てられる。
札幌会場の開催日時は、27日(日)を除く9月24日(土)〜30日(金)の10:00〜17:00。予約不要、参加は無料。感染症対策を十分に行い開催する。
講演会とワークショプも開催
また、9月24日(土)15:00〜16:30は、講演会を開催。「札幌市母子寡婦福祉連合会」の箭原恭子氏と、
「麻生キッチンりあん」の西本香奈江氏が、活動の背景や内容、この地域における実情について講演する。
「おてらおやつクラブ」広報部の覚王寺・内平淳一氏も登壇し、講演後は質疑応答や感想をシェアする時間をとり、地域の中で活動する人や子ども支援に関心を寄せる人同士が交流できる機会も設けられる。定員は40名。
そのほか、9月28日(水)〜30日(金)15:00〜16:30には、「おてらおやつクラブ」の具体的な活動内容や活動への支援方法などの説明と、「おすそわけ」箱詰め体験のワークショップを開催する。定員は20名。
「全国巡回展~たよってうれしい、たよられてうれしい。~」に参加して、子どもの貧困問題に取り組む「おてらおやつクラブ」の活動をチェックしてみては。講演会・ワークショプの申し込み方法などは、巡回展・札幌会場の詳細ページにて確認を。
■覚王寺
住所:北海道札幌市北区麻生町5丁目2-12
(山本えり)