すっぴんまつげが長くみえるようになる!と、発売前から話題になっていたマジョリカマジョルカの「マジックティント」。メイクしたときのようにすっぴんでもまつげが長かったらいいなと思っていたので、画期的なコスメだと期待していました。
マスカラのようにまつげをコーティングするのではなく、目に見えにくいまつげの先端を染めることで、素まつげを長くみせられるとのこと。実際に朝晩2回・3日間使ってみると、どれくらい印象が変わるのでしょうか?
まつげのビフォー・アフターと、使ってみて気づいた魅力・気になるところをご紹介します。
◆マジョリカマジョルカから新発想のまつげティント誕生
マジョリカ マジョルカ「マジックティント」(税込1,540円)は、資生堂のまつげ研究による“まつげの先端は透明で目に見えにくい”という発見から誕生しました。
マスカラとは異なる新ジャンル「まつげ染毛料」として発売され、すっぴんでもまつげを長くみせられると話題に。3日間使い続けると、まつげの先端がくっきり・ハッキリとみえる変化が起こります。
◆マジックブルーに隠されているまつげを染める秘密
マジックティントの液は驚くほど鮮やかな青です。実はティント成分に黒は存在していないので、すっぴんまつげがナチュラルに際立つ絶妙な青に調合されています。
まつげが青く染まってしまいそうに思えますが、まつげにぬると黒に馴染み青く発色することはありませんよ。
◆【ビフォー・アフター】すっぴんロングはかなうのか?
使い方通り朝晩2回まつげの先端にぬり、3日間続けることに。ぬっている間はまつげにハリがでたようにくっきりとみえ、長くみえるようになったかも?と思っていました。しかし写真で客観的に見くらべてみると、大きな変化はなさそう……
わたしの場合、目頭側と目尻側の下まつげが薄いので、マジックティントで長くみえるようになればいいなと期待していましたが、ほどんど変わりませんでした。
角度を変え、ななめから見た様子です。まつげパーマがとれかけてバラバラになったまつげが、マジックティントをまとわせることで束感ができるように。まつげがイキイキとした印象になったものの、肝心のまつげを長くみせる効果・目力アップは正直微妙なところです。
◆使ってみて気づいた気になる点
実際に使ってみると、使いにくさが気になりました。
ブラシが一般的なマスカラよりも大きく、まつげの先端だけ染めるという繊細な動きに適していないように感じます。まつげの根本や肌に液がつかないよう慎重に扱う必要があり、ちょっと面倒。
ちなみにスキンケアの油分が残っている状態やアイクリームをぬったあとの場合、もし液が肌についても指でぬぐうだけで落とせたので、肌が青く染まってしまう心配はありませんよ。
◆生え際にぬらないから安心して使える
反対に、まつげの先端だけを染めるマジックティントならではのよさもあります。まつげ美容液のように生え際や根本に触れる必要がないので、目のトラブルを避けることができ、衛生面でも比較的安心して使えました。
すっぴんまつげを長くみせるという発想はおもしろく、女性の気持ちに寄り添っているなと感じます。大きな変化はなかったものの「今日はまつげの調子がいいかも」と思えることで、ちょっとテンションが上がるのはうれしいところ。美容成分でハリ・ツヤのあるまつげになるので、一本一本の存在感を高めたい方に向いているコスメです。
<文/やむ>
【やむ】
ときめくコスメ探しとスキンケア研究に没頭する美容ライター。美肌の要はうるおいだと気づいてから、保湿にこだわるスキンケアを実践中。「こんな情報ほしかった」と思える美容トピックを発信します。コスメコンシェルジュ(化粧品検定1級)/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級)保有 Instagram:@yam_kimama