フランスの高級子ども服ブランド「Bonpoint(ボンポワン)」は、今まで販売してきた子ども服の下取り・再販を行うプロジェクト「Bonpoint Vintage(ボンポワン・ヴィンテージ)」を始動する。

9月16日(金)より、「ボンポワン」代官山店と「ボンポワン」銀座店で販売を開始する。

洋服を新たな家族に受け継ぎ「次なる物語」へ


同ブランドは1975年の創業以来、子ども服のクチュールハウスとして、パリのアトリエが持つ優れた技術のもと、上質でタイムレスな子ども服を提供し続けてきた。

2020年5月からは、ボンポワンの地域社会をサポートすること、また未来を担う子どもたちのためにサステナブルなモノづくりを目指すことを根底とし、世界をチェリッシュする(=大切にする) という想いをもとに「Bonpoint Cherrysh(ボンポワン・チェリッシュ)」というプロジェクトをスタートしている。

「ボンポワン・ヴィンテージ」は「ボンポワン・チェリッシュ」の1プロジェクト。単なる子ども服のリサイクルというシステムとは異なり、日常においても特別な場面でも、成長の過程における様々な想い出に寄り添ってきた同ブランドの洋服を、新たな家族に受け継ぎ「次なる物語」を与えるサステナブルな取り組みだ。

フランスでは子どもたちに引継いで着させる


同社CEOのクリスチャン・ピア氏は、「フランスでは、子供時代に着ていたボンポワンの服を、自分の子供たちに引継いで着させることは日常的に行われています。クチュールの技術で作られたボンポワンの洋服は、デザインでも縫製の面でも、時代を経ても古びることはありません」と語っている。


同プロジェクトは、短い期間しか着用することのない子ども時代の洋服に対し、上質さ、作りの確かさ、普遍的かつファッショナブルなデザインを貫いてきた同ブランドだからこそ実現できる。

下取りした洋服を補修やクリーニング後販売


日本では、「ボンポワン」代官山店と「ボンポワン」銀座店の2店舗で8月より下取りをスタートし、補修やクリーニング後「ボンポワン・ヴィンテージ」として生まれ変わった洋服を9月16日(金)より販売開始予定だ。

下取りサービスは、洋服を同店舗に持ち込んだ後、補修可能かどうか確認後、同店での買い物時に使用可能なバウチャー券と交換できる。

下取り対象商品はドレス、ワンピース、スカート、ブラウス、パンツ、カバーオール、ジャケット、アウターで、下取り可能商品はブランドラベル、サイズタグ、品質ラベル(組織表記、選択表記)の付いた、破損がなく、品番の記載のあるきれいな状態の商品。

商品の状態により、販売当時価格の10~30%の価格での下取りされ、状態によっては下取りできない場合もある。なお、下取りサービスの利用は、日本在住の満18歳以上で身分証明のできる人が対象だ。詳しくは、公式HPを確認しよう。

大切な洋服を新たな家族へ繋ぐ取り組みをチェックしてみて。

(よしだゆうこ)