白良浜に温泉、新鮮な魚介類にパンダなど、様々な魅力に溢れる南紀白浜。今回は、数ある南紀白浜のスポットから「とれとれの湯」を紹介します。「とれとれの湯」は、海鮮市場として有名な「とれとれ市場」に隣接している温泉です。とれとれの湯の「ここがおすすめ!」というポイントから、料金や営業時間、アクセスなどの情報をお伝えします。また、とれとれの湯にはお得に利用できるイベント日がたくさん設定されています。ぜひ参考にして、お得に楽しんでみてください。
とれとれの湯とは
「とれとれの湯」は、和歌山県西牟婁郡白浜町にある日帰り温泉施設です。目の前には有名な海鮮市場「とれとれ市場」があり、浴前浴後に、海産物のグルメやショッピングを楽しめます。太平洋を望む露天風呂では、白浜温泉の源泉を引いたお風呂につかることができます。道後温泉、有馬温泉と並び「日本三古湯」の一つともされる白浜温泉は、かつては万葉びとも静養した由緒ある温泉地です。岩風呂や備長炭風呂、寝風呂など種類が豊富で、湯めぐりを楽しめます。6種の岩盤浴「爽汗房」がある他、エステ、ボディケア、アカスリなど美容メニューを受けることも可能です。和食を中心とした食事処や、畳張りの休憩室も備えているので、疲れた体をゆっくり癒せます。
種類が豊富な内湯
とれとれの湯の泉質は、角質を軟化させて肌をなめらかにすることから「美肌の湯」と呼ばれることの多い「炭酸水素塩泉」(弱アルカリ性低張性高温泉)です。魅力的なのはその豊富な種類。内湯だけでも多彩なお風呂を楽しめます。
炭酸が血管を拡げることで血圧が下がり、心臓の負担を軽減するといわれている「炭酸泉」。ドイツや東欧では古くから「心臓の湯」と呼ばれ、病気の治療に使われてきました。血行を良くし、糖尿病予防、脳梗塞予防などに効果が期待されます。また、炭酸ガスが体に吸収され乳酸の減少を早める効果も。抜け毛予防にも効果が期待されています。心臓病や肩こりなどに悩んでいる方や、美容効果を得たい方におすすめです。
続いて、「酸素風呂」は、酸素を皮膚から摂取することで、ストレスや慢性的な疲労感を改善します。酸素を摂取することから、脳細胞の活性化、集中力・記憶力の向上など、脳機能をよくする効果が期待されています。その他、疲労の原因である乳酸の分解を促したり、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの分解作用を促したりと、疲れた体をリフレッシュするお風呂でもあります。ストレスや疲労感で悩んでいる方におすすめです。さらに、ナノバブル(超微細気泡)による皮膚細胞へのマッサージ効果はお肌への美容効果もあるとされ、美肌の湯を実感したい方は特に試してみてはいかがでしょうか。
ぬるめのお湯に寝そべってジェット噴流を受ける「ジェットバス」は、血行を促進し、気分爽快にしてくれます。また、「押す、揉む、叩く」の3つの刺激を体感できる「電気マッサージ風呂」もあります。こちらは電気刺激があるため、心臓の弱い方は入浴を控えなければなりませんが、心臓に問題のなければ新しいマッサージ体験ができる、おすすめのお風呂です。
こうした様々なお風呂の他、ヒノキを使用した「紀州桧サウナ」や「冷水風呂」もあります。サウナでは、さわやかなヒノキの芳香に包まれながら温まれます。サウナで開いた毛穴や肌を冷水風呂で引き締めれば、身体の熱が逃げにくくなって湯冷め防止にもなります。
太平洋を望む多彩な露天風呂
種類豊富な内湯だけではなく、露天風呂も充実しているのが「とれとれの湯」の魅力です。開放感あふれる露天風呂では、内湯に劣らぬ多種多様なお風呂が楽しめます。白浜温泉の源泉を引いた「白浜温泉岩風呂」では、日本最古湯の一つでもある白浜温泉のお湯(炭酸水素塩泉)を楽しめます。いかにも和歌山らしい「紀州備長炭風呂」では、血行促進や新陳代謝を向上させる備長炭の遠赤外線効果のおかげで、身体の芯から温まります。また、備長炭が有害物質を吸収することから、肌を清潔に保ってくれるお風呂でもあります。
続いて、「宝石壷湯」は、その名の通り「薬宝玉石」という石の原石をくりぬいて作られた石風呂です。淡い緑色をした薬宝玉石は、古くは勾玉や神器に使用されていて、高貴な人だけが持つことを許された神秘の石です。とれとれの湯の名物でもある宝石壷湯、ぜひ浸かってみてください。その他、寝ころんで楽しむ「寝風呂」もあります。こちらでは、座るよりも楽にお湯につかることから、高いリラクゼーション効果を得られます。さらに、子ども連れの方には「浅風呂」がおすすめです。こども用に浴槽が浅くお湯も少しぬるめに設定されているので、安心して利用できます。また、露天スペースには「四阿(あずまや)」が設置されていて日差しや雨を遮ってくれるため、カンカン照りや雨の日でも露天風呂を楽しめます。四阿には大型テレビも設置されているので、退屈せず楽しめるのもグッドです。
岩盤浴を巡ってデトックス
とれとれの湯では、韓国発祥の温浴施設「チムジルバン」(爽汗房)を利用できます。入館料とは別に800円の料金が必要です。館内着を着たままの利用になるため、男女一緒に楽しめます。チムジルバンスパで巡る、6つの部屋を紹介します。
まず、純度100%近い天然の塩でできたソルトタイルに包まれた空間「塩」があります。ここでは、塩の発汗効果や保温効果、環境浄化作用により、低温ながら無理なく汗をかけます。次に、赤く彩られた「炎」ではロウリュウが体験できます。ロウリュウとは、熱した炎赤炉にアロマを含んだ水をかけ蒸気を発生させ、香りと熱風で発汗を促すサウナプログラムです。発生した熱気が、身体の新陳代謝を促進させ、老廃物・重金属・脂肪などを取り除いてくれます。黄色い「熱」は、様々な天然石を使用しています。ブラックゲルマニウム・トルマリン・黄土石が遠赤外線とマイナスイオンを発生させ、薬宝玉石・中華麦飯石が豊富なミネラル成分で体を癒します。
「温」は、化石黄土・鳳緑などの天然鉱石を床材に使用したくつろぎの空間。横になってゆったりとテレビを見たりおしゃべりをしたり、休憩・クールダウンができます。非常に高い遠赤外線放射能力を持つブラックゲルマニウムやメノウ石使用した「流」は、その名の通り流水の音が聞こえ、ゆったりくつろげる空間になっています。そして、ちらちらと白雪が舞う「雪」では、水を使わず徐々に身体をクールダウンします。温度差による刺激で副腎を活性化させることで副腎皮質ホルモンの分泌を促し、アレルギーへの対抗力向上が期待される他、ほてった体を冷やすことで美白効果も期待できます。
以上6つの部屋を巡るチムジルバンスパは、これを目当てに訪れる人がいるほど人気の施設です。デトックス、美容、疲労回復などに効果的なので、ぜひ利用してみてください。また、「デトックスの日」には、入館料と岩盤浴合わせて通常1,550円のところ1,000円で楽しめます。お得に楽しみたい場合はイベント日を狙って訪れるのがおすすめです。なお、岩盤浴は、小学生以下は利用できないので注意が必要です。
美容オプションも充実
温泉や岩盤浴の他にも、リラクゼーションコースが用意されています。アカスリやアロマなどによって、美肌効果や癒し効果をえられます。別途料金と時間がかかりますが、その分充実したコースになっています。
「アカスリコース」では、30分3,600円の「基本コース」から80分10,290円の「スペシャルコース」まで4種類のコースが用意されています。皮膚の汚れの解消や、身体に蓄積したストレス解消、美容効果などを実感したい方には特におすすめです。また、アロマオイルの優しい香りに包まれてトリートメントを受ける「韓国式オイルエステケア」は、セレブ気分を味わいながら、心と体を癒せます。こちらはアロマフェイシャル(40分5,660円)とアロマフェイシャルスペシャル(60分7,200円)の2つのコースから選べます。
その他、かかと角質ケアやフェイシャルスキンケアなどのコースもあります。とことん美肌を追求できるのも、とれとれの湯の魅力です。
すぐそばには「とれとれ市場」
とれとれの湯のすぐそばには海鮮マーケット「とれとれ市場」があります。その距離およそ200m。歩いて約3分という近さです。堅田漁業協同組合が運営するとれとれ市場は、総敷地面積15,000坪という西日本最大級の海鮮市場。とれとれの湯を訪れる際は、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
正面入り口から真っすぐ進んだ先には巨大な水槽があり、たくさんの魚が回遊していて水族館のようです。天井からは大漁旗やマグロなどの模型が吊るされ、辺りには海産物や特産品が並んでいます。スタッフの熱気あふれる声とお客さんで賑わう市場内は、見て歩くだけでも楽しめます。試食をしながら、気に入ったものを買って帰ることもできます。
目玉はマグロコーナー。近海で水揚げされ、生のまま届けられた新鮮なマグロを、その場でさばいて販売しています。一番賑わう時間帯(午前11時~午後1時頃)にはマグロの解体ショーが行われます。平日で1~2回、土日祝日で2~3回実施されているので、ぜひ見学してみてください。 また、海鮮丼などの各種丼物や寿司などを味わえる「とれとれ横丁」や、とれとれ市場で買った食材を使ってバーベキューを楽しむことができるバーベキューコーナーなど、お食事処も充実しています。お風呂上りやお風呂前に楽しんでみてください。
宿泊におすすめな「とれとれヴィレッジ」もすぐそこ
日帰り温泉施設の「とれとれの湯」ですが、日帰りでなくちょっと滞在したいという場合には「とれとれヴィレッジ」という施設がおすすめです。とれとれの湯から歩いてわずか3分程の距離にあります。宿泊プランの中には、とれとれの湯の入浴券が含まれているものもあるので、併せて利用したい方におすすめです。
「南紀白浜とれとれヴィレッジ」は、発泡スチロールでできたドーム型の建物に泊まる宿泊施設です。 それぞれに独立しているドームは、互いの壁が接していないため騒音や物音が軽減される他、断熱効果も高く冬でもあたたかいです。また、禁煙ルーム、喫煙ルームが分かれていて、アトピーやぜんそく気味の方も安心です。元気盛りの子ども連れから、ゆっくり休みたい大人まで幅広い層に人気です。一つとして同じものがない室内やメルヘンで可愛らしい外観が、異国情緒に溢れた独特の雰囲気を漂わせています。さらに、宿泊客のみ利用出来る公園がある他、サッカーボールやソフトボールなど無料レンタル遊具なども充実しています。他にも、ペット宿泊可能な施設もある、至れり尽くせりな施設です。
とれとれの湯の料金
入館料金(ご入浴料金を含む)
大人(中学生以上):750円
小人(3才~小学生以下):380円
爽汗房(岩盤浴)料金:800円
※爽汗房のみの利用はできません。入浴料金(750円)が別途必要です。
※爽汗房は小学生以下は利用できません。
※タオル等の販売はありますが、備え付けのタオルはありません。
とれとれの湯の割引クーポン
とれとれの湯の日
毎月10日。入館料金が割引されます。また、入浴すると次回から使える平日無料券がもらえます。入浴回数券を購入すると平日無料券がもらえます。
大人:通常750円→550円
敬老の日
毎月15日。65歳以上の方は入館料金が割引されます。
大人:通常750円→400円
夫婦の日
毎月22日。ペアで来店すると、入館料金が割引されます。
大人:通常2人で1,500円→1,000円
お風呂の日
毎月26日。入館料金が割引されます。また、入浴回数券購入で平日無料券がもらえます。
大人:通常750円→550円
サイコロの日
毎週火曜日。サイコロを3個振り、3個のうち同じ数字が2つで200円割引券、3個とも同じ数字なら平日割引券が手に入ります。
デトックスの日
毎週水曜日(休業日は除く)。入館料+岩盤浴セット料金が割引されます。
入館料+岩盤浴:通常1,550円→1,000円
朝割
対象期間中の午前中(9~12時)に利用すると、入浴料と岩盤浴セットの料金が割引されます。対象期間は公式ホームページよりイベントカレンダーを確認してください。
入館料+岩盤浴:通常1,550円→1,000円
夜割
対象期間中の午後6時以降に利用すると、岩盤浴利用料金が割引されます。対象期間は公式ホームページよりイベントカレンダーを確認してください。
岩盤浴利用料金:通常800円→400円
とれとれの湯の営業時間
営業時間
【入浴】9:00~23:00(最終入館22:30)
【爽汗房(岩盤浴)】9:00~22:30
【爽美房(エステ)】15:00~22:00(最終受付時間21:00)
【爽快(ボディケア)】15:00~22:00(最終受付時間21:00)
【アカスリ】10:00~22:30(最終受付時間22:00)
【お食事処】平日・日曜日 11:00~22:00(ラストオーダー21:30) / 土曜日11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
※営業時間は季節等により異なる場合があります
定休日
年間5日(2・4・6・9・12月の平日水曜日に各1日)
設備点検の為、臨時で休業する場合があります。正確な休業日はイベントカレンダーで確認してください。
とれとれの湯のアクセス
公共交通機関を利用する場合
JR「白浜」駅から、白浜町巡回バスまたは湯崎方面行き(とれとれ市場経由)乗車、「とれとれ市場前停留所」下車。
白浜温泉街方面から、白浜町巡回バスまたは白浜駅方面行(とれとれ市場経由)乗車、「とれとれ市場前停留所」下車。
高速バスを利用する場合
明光バス
JR「大阪」駅または、JR「なんば」駅(OCAT)から「とれとれ市場前停留所」まで約3時間。
西日本JRバス
JR「大阪」駅桜橋口または、湊町バスターミナル(OCAT)から「とれとれ市場前停留所」まで約3時間。
※詳しくは、明光バス、西日本JRバスのホームページを確認してください。
飛行機を利用する場合
東京羽田空港より、南紀白浜空港まで約1時間。空港より車で約10分。
車を利用する場合
阪和自動車道「南紀田辺IC」から約25分
紀勢自動車道「上富田IC」から(白浜道路経由)約15分※おすすめルート
紀勢自動車道「上富田IC」から(白浜駅前経由)約20分
紀勢自動車道「南紀白浜IC」から約25分
とれとれの湯の駐車場
駐車場詳細
名称:とれとれの湯駐車場
住所:〒649-2201 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2508
駐車台数:100台
料金:無料
提供・あそびのノート
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