「共感」には癒しや「感謝」が生まれ、自分のファンにすることができる
共感はコミュニケーションの上級テクニックです。
そのため、慣れるまでは練習が必要です。
相手の話をよく聞く必要がありますし、自分の考えを一旦脇に置く必要もあります。
これがよく言われる「傾聴」です。
傾聴は非常に重要なコミュニケーションテクニックで、現在全国では「傾聴ボランティア」という活動をされている人もいますし、多種多様な「傾聴講座」が存在します。
また昨年は「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」(日経BP社ケイト・マーフィ著)という傾聴に関する本が大ヒットしました。
今、傾聴が注目されている理由は「きちんと話を聞いてもらう」ことに人は「癒し」を感じるからです。
先程の例にあった通り「同感」ではなく「共感」してもらうことで、話し手は「理解してもらえた」「受け止めてもらえた」と感じ癒され、心が軽くなり、「聞いてもらえたこと」に対する効用が得られるのです。
しかも話を聞いてくれた相手のことを好きになり、味方になってくれたり、また相談したくなったりします。
つまり相手と意見や考えが違っても、相手と繋がることができるのです。
これはあらゆる場面の人間関係に役立つと言えるでしょう。
ヨガインストラクターも共感でリピーターを獲得できる
ヨガインストラクターは立場上、肉体的な痛みや精神的な不安を含めさまざまな相談をされることが多い職業です。
自分が経験していないことや、理解できない話をされることもあるでしょう。
例えば妊娠したことがないインストラクターがマタニティの相談をされる、まだ若いインストラクターが高齢者の体の痛みについて相談されるケースなどもあります。
特にここ数年は、ワクチン接種から感染対策まで、大きく意見が割れる話題も増えています。
しかし、生徒さんと考え方が違っても自分の主観は挟まず傾聴し、相手の考えていることに共感することで相手からは感謝され、信頼され、リピートしてもらえるのです。
ヨガインストラクターは「相手のためになることを伝えよう」「相手の求めている答えを答えてあげよう」としがちですが、そんな必要はなく、ただ共感するだけで十分なのです。
まとめ
共感と同感は大きく異なり、共感にはテクニックが必要です。
しかし、共感ができるようになると、目の前にいる人がどんな人であってもうまく付き合えるようになります。
共感してあげることで、相手はあなたのことを好きになり、あなたと意見が違っても味方になってくれたり応援してくれたりしてくれるでしょう。
「共感」をマスターして、人間関係を好転させていきましょう。
提供・yoganess
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