趣味や習い事を長続きさせる秘訣は、目標を持つこと

中尾ミエ、76歳。習い事で充実した今を語る「若くなくたって、ちゃんと結果は出る」
(画像=『人生もっともっと楽しまなくちゃ』(宝島社)、『女子SPA!』より引用)

「目標がないとダメね。目標は人に決めてもらうのではなく自分で作らないと。私は50代から水泳も始めましたが、ただ泳いでいてもつまらないから、大会に出るという目標を決めたんです」

 元水泳選手の故・木原光知子さんのスイムチームの門をたたき、いきなり大会を目指すのは無謀に思えますが、やり遂げてしまったのだからさすがです。

「木原さんに、どれぐらい泳げるのかやってみて、と言われて泳いだら『今年は無理ね』って。そこから一念発起で死に物狂いで猛練習。翌年くらいにマスターズ大会にリレーで出させてもらえました。やはり目標があれば、少しでもタイムを縮めたい、と思うわよね。

 水泳のよいところは、タイムがすべてというところ。私たちは歌手だから音楽祭などにも出させていただいたけれど、審査員はその人の基準で選ぶから、あいまいなところもあるわよね。水泳みたいにタイムで結果が出るというのは、自分の努力がはっきりわかるし報われるからいいの。それで水泳をやろうと思ったのよ」

「若くなくたって、ちゃんと結果はでるわよ」

中尾ミエ、76歳。習い事で充実した今を語る「若くなくたって、ちゃんと結果は出る」
(画像=『女子SPA!』より引用)

 今もミエさんが熱心に通っているジムは、もともと水泳のための筋力アップが目的で通い始めたといいます。“芋づる式”と言うのはこのことですが、細く長く続けていたジム通いは、2018年から本格化。翌年には初演となるミュージカル『ピピン』への出演が決まり、アクロバティックな空中ブランコを披露するために体を鍛えておくように言われたからだそうです。

 これもまた無理難題のようですが、目標というよりもノルマがあるので、トレーナーと一緒に肉体改造を行ったといいます。

「やり始めたら体も変わってくるのがわかるから、やりがいがありますよね。努力をすればするほど、結果がついてくるんです。若くなくたって、ちゃんと結果は出るわよ。私を見ればわかるでしょう。それでますます面白くなっちゃうのよ」

<中尾ミエ 構成/女子SPA!編集部>


提供・女子SPA!

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