秋が近付き始めると気になりだすバーガンディやボルドー。メイクや小物のワンポイント使いでもぐっと秋らしいコーディネートを楽しめます。でもちょっと待って?どちらもワインレッドのような深い赤色だとは思うけれど、どう違うの?そんなあなたに、カラーの違い、トレンド情報、お勧めコーディネートなどをご紹介します。
バーガンディ、ボルドーの色名の由来は?違いは?近い色は?
バーガンディの由来はワインの赤
バーガンディ(burgundy)は英語で、フランス語ではブルゴーニュ(bourgogne)です。どこかで聞いたことがありませんか?そう、実はフランス南東部のブルゴーニュ産のワインの色が由来なのです。
そして実はバーガンディ=ワインレッドなのです!ファッション用語としてはあいまいなようですが、JIS慣用色名では別々の色とされていて、ワインレッドより暗く紫味の強い赤色です。
ボルドーの由来は茶色味の強い赤
ボルドーもバーガンディ同様、フランス南西部はボルドー産のワインが由来です。色名としてのボルドー(Bordeaux)はフランス語、イタリア語などで、英語ではマルーン(Maroon)と言います。
同じワインが由来のカラーですが、ボルドーは茶色味の強い赤色です。どちらがバーガンディでどちらがボルドーか混乱しそうですね。そんな時は、ボルドーの由来であるマルーンがフランス語のマロン(marron)だと思いだしてください。つまり栗なので、なるほど!茶色寄りだわと思い出していただけると思います。
バーガンディとボルドーの違い
ではここで一度おさらいしてみましょう。バーガンディとボルドーは双方ともにワインに由来する色名です。バーガンディは紫味の強い赤色、ボルドーは茶色味の強い赤色です。
JIS慣用色名としては別々ですが、実際はあいまいに使われることが多いようです。厳格に線引きして呼び方を変えていると言うよりも、その時のトレンドなどによってこだわった呼び方として使われることが多いようですね。
PANTONE(世界で使用されている色見本帳のひとつ)のHPでも色名を調べることが出来ますので、ご興味のある方は覗いてみると面白いかもしれませんよ。
近い色はワインレッド
そして、バーガンディ、ボルドーに近い色はと言えば?答えはワインレッドでした。バーガンディの由来でお話ししたように、バーガンディ=ワインレッドと言う場合もあります。ですので、近い色でもあり、同じ色でもあります。
JIS慣用色名の設定で見ると、3色の中でワインレッドが一番明るく華やかな感じに見えます。また、バーガンディ、ボルドー、ワインレッド、それぞれの色を想像してみて?と聞いてみたら、ワインレッドは最も認知度が高い色のように思います。
バーガンディ、ボルドーをコーディネートに取り入れるには?
初級編!メイクのワンポイントに取り入れてみよう
まずはメイクのワンポイントからだとお手軽に楽しめて気分転換にも良いですね。アイシャドー、リップ、ネイルなど、プチプラコスメでも色々買えます。
基本的にシックなカラーですので、大人っぽくなり過ぎちゃいそう、と心配な方もいらっしゃいますか?もし可愛い感じがお好きな方は画像のようにピンクと取り混ぜたネイルなども素敵だと思いますよ。
それから、あちらもこちらもと使い過ぎない方がポイントとして引き立つのでおすすめです。例えばアイシャドーにバーガンディを使ったら、チークとリップはナチュラルに。逆にリップに使うなら、アイシャドウとチークはナチュラルに。まさに“ワンポイント”として使うと言うことですね。
中級編!コーディネートのスパイスに小物を取り入れてみよう
お次は小物編。アクセサリー、帽子、マフラー、ストール、ベルト、バッグ、靴など。人から見える機会は少ないかもしれませんが、お財布もありかもしれませんね。こちらもメイクと同様、何か一点を取り入れる“ワンポイント”使いによって見栄えがするのでおすすめです。
画像のようにちょっとインパクトのあるデザインのバッグも素敵ですね。ギャザーやフリルなど立体的なボリュームのあるデザインのアイテムは、陰影でできる色の濃淡も美しく楽しめるのではないでしょうか。
シンプルデザインがお好みの方は、ベレーなどすっきりしたデザインはいかがでしょうか。面積が小さい割には一番高いところ、目線に近い場所なのでポイント使いとしては充分効力を発揮します。また、大判ストールなど面積の大きいものでインパクトを出すのもおすすめです。
上級編!コーディネートの主役にしてみよう
上級編ではコーディネートの主役としてコート、セーター、ブラウス、スカート、パンツなど。大物になると格段に面積が増え、インパクトも出てきます。思い切り楽しんで着こなしましょう。特に今年はディープカラー、レトロな花柄、ベロア素材などがトレンドなので素敵なアイテムが見つかるのではないでしょうか?
まずは試着してみましょう!バーガンディもボルドーも、顔映りの良い色味を選ぶのがおすすめです。何故かと言いますと、青味の強い場合、黄味の強い場合などがあるからです。顔色と合わない色を選んでしまい「具合悪い?」なんて聞かれてしまうこともあります。ぜひとも美しく血色良く見える色をじっくり選んでくださいね。
照明によっても違いが出ます。まずは試着室の外で当ててみたり、外光が当たる場所で当ててみたり。そこで良いと思ったものを持って試着室に入ることをおすすめします。