レトロなイメージのループタイ。実は、テイストを選ばず使える優秀アイテムなのです。ダサいイメージを払拭する定番・流行のレディース服とのコーディネート術や、女性にも参考になるメンズコーデ、さらに専用金具を使ったループタイの作り方もご紹介します。お気に入りのループタイで、お洒落の幅を広げましょう。

ループタイとは?

正式名称は「ポーラー・タイ」

ループタイとは、正式には「ポーラー・タイ」と呼ばれる紐状のネクタイです。元々は略礼装で、ネクタイの代わりに使われていました。しかし、近年は、ビジネス着や普段着に、アクセサリー感覚で身に付けられることが増えています。

ループタイよりも出番の多い一般的なネクタイは、100均でも購入できます。ぜひチェックして、新しい着こなしに挑戦してみましょう。

ループタイの基本構造

ループタイは、両端に金属製のアグレットが付いたコードと、裏面に留め金具が付いた飾りの2つのパーツから構成されます。飾りの位置を上下に動かすことで、タイの締め具合を調節できます。また、デザインでもあるアグレットには、滑り止めやコードのほつれを防ぐ役割があります。

ループタイの材料と作り方は?

金具を使った基本のループタイの材料と作り方

まずは、専用の留め金具を使った、最も一般的なループタイの材料と作り方をご紹介します。材料の他に、ペンチと接着剤を用意しましょう。全ての材料と道具は、手芸店やネット通販で購入できます。

コードの長さは、使い方や好みに合わせて変えてください。コードの先がほつれている時は、アグレットが差し込みやすいように、糸を巻くなどして整えておきます。アグレットの取り付け方は商品によって異なるので、購入時にパッケージで確認しましょう。

基本のループタイの材料

コード(好みのもの・長さは1mくらい)

ループタイ用金具(ストッパー有・なしのどちらでも可)

アグレット(剣先)

飾り

基本のループタイの作り方

ループタイ用金具に半分に折ったコードを通し、ペンチを使ってコードが抜けないように押さえます。

コードの両端に、アグレット(剣先)を取り付けます。

接着剤で、金具の表側に飾りを貼り付けます。

金具不要・4つ穴ボタンを使った簡単ループタイの材料と作り方

ループタイ用の金具をわざわざ用意しなくても、4つ穴ボタンを使えば、ループタイをもっと簡単に手作りできます。ペンチも不要、必要な道具は接着剤とライターのみです。

4つ穴ボタンを使った簡単ループタイの材料

大きめの4つ穴ボタン

ボタンの穴に通る太さのコード(長さは1mくらい)

飾り

4つ穴ボタンを使った簡単ループタイの作り方

半分に折ったコードの両端を、ボタンの穴に平行に通します。(ボタンの裏側からコードを通し、下の穴の裏側に出す)

コードの両端をライターの火で軽くあぶり、ほつれ止めをします。

ボタンに接着剤を塗り、飾りを貼り付けます。

金具不要・コードを留め具にしたループタイの材料と作り方

タイ用の紐に、もう1本短い紐を結んで金具の代わりにしたループタイの作り方をご紹介します。結び方にはコツがいりますが、下のリンク先の写真や動画を参考にしながら作ってみてくださいね。

コードを留め具にしたループタイの材料

タイ用のコード(長さは1mくらい・結びやすいアジアンコードがおすすめ)

金具の代わりになるコード(タイ用のコードと同じもの・長さは25cmくらい)

足つきボタン(飾りになるので、大きめのものがおすすめ)

コードを留め具にしたループタイの作り方

タイ用のコードを半分に折り、足つきボタンの穴に一緒に通します。

足つきボタンより上の位置に、短いコードを平結びします。

タイ用のコードを芯にして、短いコードで平編みしていきます。(少しゆるめに編むのがポイント)

最初左側にあったコードは、2回結ぶと再び左側に戻ります。これを1段として、2段分編みます。

平編みの2段目の下に、飾りのボタンをスライドさせ、ボタンの下にさらに2段平編みをします。

平編みの一番下を接着剤で止めます。

短いコードを一番上の編み目まで通し、はみ出した部分をカットします。

タイ用のコードの両端をライターの火で軽くあぶり、ほつれ止めをします。

完成イメージと作り方の全体の手順は、下の外部サイトを参考にしてください。留め具にする平編みの編み始め・編み終わりの具体的な方法は1つめの動画、平編みのやり方は2つめの動画で確認しましょう。

アグレットに一工夫・コード端のビーズがポイントのループタイの作り方

ループタイは、コードや飾りのデザインや素材で大きく印象が変わります。そして、意外と目を引くのがコードの端の部分です。テープやライターでほつれ止めをするだけではなく、ビーズを通すなどのひと手間で、お洒落度が格段にアップしますよ。

コード端のビーズがオシャレなループタイの作り方

上でご紹介した作り方に従って、ループタイを作ります。

コードの好みの位置に結び目を作り、ビーズを通します。

②で通したビーズの下に、さらに結び目を作ります。(綺麗な結び方は、下の動画参照)

可愛いビーズを安く手に入れたい方は、100均がおすすめです。ぜひチェックして、ビーズ選びの参考にしてください。

【レディース】ループタイの着こなし10選

【レディース】ループタイの着こなし①シンプル過ぎてダサい?無地シャツ

落ち着いた色味のシンプルなシャツに、装飾が控えめなループタイのコーディネート。ダサいコーデにならないように、タイの飾りは高めの位置に。

【レディース】ループタイの着こなし②チェックシャツとシンプルカットソー

チェックシャツにシンプルなTシャツ、カットソーなど定番コーデのアクセントにするなら、大ぶりの飾りの付いたループタイがおすすめ。チェックシャツと色味を合わせれば、よりクールな着こなしに。

【レディース】ループタイの着こなし③流行のレーストップス

大人気のレーストップス。柔らかで清楚なレディースアイテムには、ハードなイメージのシルバーのループタイをコーディネート。真逆の質感の素材を組み合わせで、甘すぎない美人コーデの完成。

【レディース】ループタイの着こなし④短め丈トップス

短め丈のトップスは、ループタイでバランスを取りましょう。ループタイの縦のラインで、トップスの裾のボリュームをカバー、全身がすっきり見えます。

【レディース】ループタイの着こなし⑤レトロ刺繍シャツ

レトロな雰囲気の刺繍シャツには、同じくレトロな革素材のループタイがおすすめ。細いコードで控えめなデザインのループタイが、刺繍のデザインを強調してくれます。

【レディース】ループタイの着こなし⑥フェミニンなフリルブラウス

フリルをあしらったフェミニンなブラウス。シンプルなデザインのループタイがコーディネートのスパイスに。甘さを上手に抑えて、子供っぽさやダサい印象とさよならしましょう。

【レディース】ループタイの着こなし⑦落ち感のあるトップス

夏から秋へ、季節の変わり目に重宝する深い色合いのトップス。しなやかな素材感を邪魔しないように、ストールではなくループタイをコーディネート。首元のボリュームを抑えることで、涼しげなリラックスコーデに。

【レディース】ループタイの着こなし⑧ブラックコーデ

モノトーンの大人コーデを、黒色のループタイで引き締め。飾りのデザインはどんなものでも合いますが、よりエレガントに着こなすなら、黒系がおすすめ。

【レディース】ループタイの着こなし⑨ふんわりワンピース

レディースの人気アイテム・ふんわりしたシルエットのワンピース。何か物足りない時は、ループタイをアクセサリー替わりに。ループタイの縦のラインが、コーデをすっきりとまとめてくれます。

【レディース】ループタイの着こなし⑩ダサい?難しい柄物MIXコーデ

ネックレスよりもコンパクトなループタイは、一歩間違えるとダサい印象になってしまう柄物MIXコーデや、古着コーデにも合わせやすいです。ガーリーアイテム満載のコーデに、少年っぽさをプラスしたい時にも。