こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。巷で話題の「Y2Kファッション」。リアルタイムで青春時代を駆け抜けていた筆者からすると、20代の若者に2000年代ファッションが支持されていると聞いてちょっと胸熱な展開。

今回は話題のY2Kファッションとはどういうものか、大人の女性が取り入れて痛く見えないコツなどを解説いたします。

Y2Kファッションって、なに?

流行の“2000年代風”Y2Kファッションは40代でもアリ?イタくならない取り入れ方
(画像=『女子SPA!』より引用)

Y2KとはYear 2K(2000)を略した言葉で、いわば2000年前後に流行したファッション全般のことを指します。この時代はミレニアムを迎える年もあって、近未来的な素材のアクリルピアスやラメアイテムなどが流行。また、当時のファッションリーダであったブリトニー・スピアーズ、パリス・ヒルトンのスタイルから影響を受け、日本でもローライズデニム、チビTシャツやキャミソールといった肌見せの多いギャルファッションが台頭しました。

そんな2000年から20年経った今。若い世代にとっては目新しく、派手でかつ露出の多いファッションが今新たに注目を集めているというわけです。

あわよくば、自分もY2Kファッションを取り入れたい

当時、中学生だった筆者からすると正直「えっ、これがまた流行るの?」と、いぶかしげな目で見てしまうのですが、やっぱり当時のそれとは全く違ったネオカルチャーとしてY2Kファッションが台頭しているので、見ていてなんとも楽しい気分になります。あわよくば、自分も年齢に見合ったスタイルでY2Kファッションを取り入れたい。

そこで、2000年ガチのリアタイ世代である30代・40代の大人世代がY2Kファッションを上手に取り入れるにはどうすれば良いか、そのコーデのポイントをご紹介します。

鮮やかな配色や厚底シューズは封印、大人に似合うY2Kコーデ

Y2Kファッションのキーワードは「へそだし」「ローライズ」「タイトシルエット」。とにかくボディラインにフィットさせたシルエットを取り入れるとそれっぽくなります。また、カラフルな配色や厚底シューズを取り入れるとよりY2Kらしさが出るのですが、鮮やかな配色や厚底シューズは大人が下手に取り入れると若作り感が出るので今回は封印。

流行の“2000年代風”Y2Kファッションは40代でもアリ?イタくならない取り入れ方
(画像=『女子SPA!』より引用)

コーデは大きく分けて、スポーティファッションと上品キレイめファッションの2つのテイストに振り切ると良いでしょう。

スポーティファッションは、トップスにコンパクトなアメリカンスリーブのタンクトップをIN。肌見せが強くなるのでショート丈のカーディガンやパーカーで露出を抑えると良いですね。ヘソだしルックは大人世代が取り入れても良いですが、あまり露出が激しいと安っぽく見えてしまうので、実際はおヘソが見えない程度の丈感がベストです。

ボトムスはローライズのワイドシルエットパンツをさっとはくとおしゃれですね。気兼ねく過ごせるワンマイルウェアでY2Kファッションを取り入れると良さそう。