十和田八幡平国立公園内を流れる、日本有数の景勝地「奥入瀬渓流」。新緑や紅葉の美しさはもちろんですが、冬も負けてはいません。真っ白な雪が奥入瀬を包み、まるで水墨画のような絶景に。雪や氷を楽しむスポットやアクティビティなど、ウィンターシーズンならではの魅力がいっぱいです。
奥入瀬渓流沿いに建つ「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は、渓流を眺める客室、レストラン、温泉を備える癒しのホテル。「氷瀑ライトアップツアー」や「氷瀑の湯」など季節を生かした試みも豊富です。
港町・八戸をスタートし、十和田・奥入瀬・八甲田の冬を満喫する旅はいかがでしょうか。豪雪地帯なので防寒用のウェアやブーツなど準備をして出かけましょう。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、営業時間の変更や休業の場合があります。お出かけの際は事前にご確認ください。

モデルコースのポイント

・自然のアート「氷瀑」「樹氷」に感動
・名湯・酸ヶ湯温泉で身も心もほっこり
・十和田のアートとご当地グルメを満喫

1日目

JR八戸駅


・ タクシーで約10分

11:30 八食センター

炭火で焼くアツアツの魚介に舌鼓

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=炭火で焼いた魚介は香ばしく旨味も凝縮。ご飯、郷土料理のせんべい汁、リンゴジュースなどのドリンク類も用意、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

八戸駅を降りたら、まずは東北屈指の港町・八戸の美味が集まる巨大市場へ。八戸港で水揚げされた魚介をはじめ、採れたての野菜や果物、乾物、菓子など約60店舗が軒を連ねます。
ランチの一押しは場内で買った食材を炭火焼で味わえる「七厘村」。四季折々の海の幸や牛肉などを好みの焼き加減で楽しめます。冬場はホッキガイ、ホタテ、カキなどがおすすめ。先に利用料を払って席を確保してから、食材探しに場内をひとめぐり。鮮魚店には新鮮な魚介が並び目移りしてしまいますが、迷ったらお店の方におすすめを聞いてみましょう。買物する際に七厘村で焼いて食べる旨を伝えれば、焼きやすいようにカットしてもらえます。

八食センター

青森県八戸市河原木神才22-2
市場棟9:00~18:00(七厘村の受付は~17:00) ※お盆・年末年始は変更あり
定休日:市場棟は水曜(祝日・繁忙期は営業)・1月1日
七厘村利用料(2時間)は中学生以上400円、小学生150円、小学生未満無料
0178-28-9311、七厘村直通 0178-29-4451


・ タクシーで約10分

JR八戸駅


・  奥入瀬渓流ホテル運営の送迎バス(要予約)で約1時間10分

15:30 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

銀世界の奥入瀬で叶える至福の冬ステイ

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

奥入瀬渓流沿いに建つホテルで待っているのは、渓流を望む客室やレストラン、アクティビティ、温泉など癒しのスローライフ。露天風呂「氷瀑の湯」や「氷瀑ライトアップツアー」、旬の味覚など、奥入瀬ならではの冬を体感できます。

【星野リゾートのコロナ対策】

皆様により安心してお過ごしいただけるよう、「衛生管理」と「3密回避」の2つの対策軸を掲げ、全施設において従来のサービスを進化させた感染症対策を実施しています。

おすすめの客室

渓流和室 露天風呂テラス付

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

渓流側の客室は自然を間近に感じられるのが魅力。おすすめは渓流を望むテラスと露天風呂を備えた和室で、窓際には寝ころべる「渓流ごろんとチェア」を用意。いたるところから雪化粧の渓流を眺められ、贅沢な時間を過ごせます。

16:00 東館 ロビー 森の神話・西館 ラウンジ 河神

暖炉を囲む空間で思い思いのひととき

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=しんしんと降り積もる雪を眺めながら、暖炉のあるロビーでくつろぎタイム、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

一息ついたら館内めぐりへ。ロビーで出迎える大暖炉「森の神話」は芸術家・岡本太郎の作品。アートと自然が調和する空間でコーヒーやお茶を楽しめます。ラウンジの大暖炉「河神」も同氏の作品で、ライブラリーコーナーも備えます。

18:00 フレンチレストラン「Sonore(ソノール)」

美景・美食・美酒が響き合う極上ディナー

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=世界中から厳選した銘醸ワインも魅力。各料理に合わせたペアリングで、美食とのマリアージュを堪能、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

奥入瀬渓流の自然をイメージしたダイニングでのディナーは、食前酒とアミューズを楽しむ「アペリティフ」から。洗練されたモダンフレンチが素材を生かしたメニューで次々登場。マグロ、カニ、白子など冬が旬の味覚がコースを彩ります。

21:00 氷瀑ライトアップツアー

奥入瀬の冬が生み出す氷のアートに感動

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=例年12月中旬~3月中旬に実施。ツアーのタイミングに合わせてライトアップするので参加者だけが出会える光景、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

厳しい寒さによって滝と湧き水が凍ってできる氷瀑(ひょうばく)や氷柱は、奥入瀬渓流の冬の風物詩。季節限定の絶景を楽しむ「氷瀑ライトアップツアー」では、暗闇に青く浮かび上がる氷の芸術に出会えます。

22:00 氷瀑の湯

幻想的な氷瀑がそびえる渓流露天風呂

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=「氷瀑の湯」は例年12月中旬に登場。翌3月中旬まで楽しめる、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

氷瀑を見ることができるのは奥入瀬渓流だけではありません。冬の間は、渓流を眺める露天風呂が「氷瀑の湯」へとチェンジ。湯気が立ち昇る温泉で温まりながら、露天風呂の壁を覆う高さ約3.5m、幅約16mにもおよぶ氷瀑を観賞できます。


2日目

07:00 ビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」

リンゴ尽くしのビュッフェで朝のパワーチャージ

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=おすすめはライブキッチンで仕上げるふわふわのオムレツ。ホタテと昆布の旨味が濃厚な朝ラーメンも人気、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

青森県はリンゴの生産量日本一。ビュッフェレストランにはリンゴを取り入れた多彩なメニューが並びます。目覚めの一杯には搾りたてのリンゴジュースをどうぞ。「りんごのパンケーキ」もリンゴのコンポートとソースが爽やかな一品です。

09:00 奥入瀬渓流ホテルを出発


・ 奥入瀬渓流ホテル運営の「八甲田山樹氷シャトルバス」(要予約)

10:10 八甲田ロープウェー

八甲田山の樹氷を見下ろす絶景空中散歩

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=樹氷の土台は八甲田山に多くみられるアオモリトドマツ。例年1月~2月下旬が見頃で、3mを超えるものも、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

2日目は、ホテルのシャトルバスで八甲田・酸ヶ湯観光へ。八甲田山は18もの山々から成る火山群の総称で、日本百名山にも選ばれています。着いたのは「八甲田ロープウェー」の山麓駅。標高差約650mの山頂公園駅まで、片道10分ほどの空中散歩が楽しめます。 到着までの間、眼下に広がるのは高山植物や湿原、紅葉など四季折々の美景。なかでも冬は巨大な樹氷が一面に現れ、圧巻の絶景を生み出します。樹氷は氷と雪が木にぶつかって凍結したもので、大きく成長した姿はまさに「スノーモンスター」。スキーやスノーボードで樹氷の間をぬって滑るのも、ここならではの楽しみ方です。

八甲田ロープウェー

青森県青森市荒川寒水沢1-12
11月中旬~2月は9:00~15:40、3月~11月上旬は~16:20 ※15~20分間隔で運行
11月上旬に点検休あり ※強風・荒天時は運休の場合あり
【往復】中学生以上2,000円、小学生700円
017-738-0343


・ 徒歩すぐ

11:15 山麓レストラン レストハウス八甲田

寒い冬の定番。カレーや蕎麦のあったかランチ

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=帆立フライカレー1,100円。カラッと揚がったフライはサクサクの衣とプリプリのホタテが絶妙な味わい、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

樹氷を楽しんだ後は、八甲田ロープウェー山麓駅隣接のレストハウスでランチタイム。こちらの店では、陸奥湾産の新鮮なホタテを贅沢に使った「帆立フライカレー」が人気です。自家製のカレーは、子どもでも食べやすいようにスパイスは控えめ。肉や野菜の旨味が溶け込んだコクのある味わいは、年齢問わず愛される一品です。
寒い冬は「八甲田山菜そば」もおすすめ。地元の山菜がたっぷりのった蕎麦をいただけば、山で冷えた体もポカポカです。甘酒やホットココアなどのドリンク類も豊富なので、ロープウェーの待ち時間や戻ってからのひと休みなど気軽に立ち寄れます。

山麓レストラン レストハウス八甲田 l 青森県青森市荒川寒水沢1-12
10:00~15:00(L.O.14:30)
定休日:八甲田ロープウェーの休業日に準ずる
017-728-7135


・ 「八甲田山樹氷シャトルバス」で約10分

12:25 酸ヶ湯温泉

歴史を重ねる名湯を日帰り入浴で満喫

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=混浴大浴場「ヒバ千人風呂」。女性用の湯あみ着(1,300円)も販売しているので気兼ねなく入浴を楽しめる、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

標高約900mの高地に湧き、江戸時代から湯治場として親しまれてきた「酸ヶ湯温泉」。豊富な湧出量や高い効能、整った環境などから全国の温泉のモデルケースとして「国民保養温泉地第1号」に指定された名湯です。5つある源泉はすべて酸性・含硫黄泉。万病に効くといわれる湯は筋肉痛や冷え性など効能豊かで、湯冷めしにくいと評判です。
酸ヶ湯の名物といえば、160畳もの広さを誇る総ヒバ造りの混浴大浴場「ヒバ千人風呂」。熱の湯(ねつのゆ)、四分六分の湯など4つの源泉の異なる浴槽があり、すべて源泉かけ流しで楽しめます。ほか男女別の「玉の湯」も源泉かけ流しで、贅沢な湯浴みを堪能できます。

酸ヶ湯温泉

青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50
日帰り入浴はヒバ千人風呂7:00~18:00(受付終了17:30、8:00~9:00は女性専用)、玉の湯9:00~17:00(受付終了16:30)
無休
中学生以上1,000円、小学生500円 ※タオル付
017-738-6400


・ 「八甲田山樹氷シャトルバス」で約1時間10分

17:30 ビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」

リンゴのオブジェが彩るビュッフェで青森の豊かな恵みを実感

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=青森の工芸品「BUNACO」で作られたリンゴ型の照明や「津軽びいどろ」のリンゴのオブジェが空間を演出、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

夕食のビュッフェもリンゴ料理をはじめ、創意に満ちたメニューが並びます。ライブキッチンではローストビーフや牛肉の鉄板焼きなどのできたて料理をどうぞ。ソフトクリームを添えた「あつあつアップルパイ」は身も心もとろけます。

20:00 氷瀑の湯

渓流露天風呂で雪景色と氷瀑観賞

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=氷瀑を眺めつつ、八甲田山から湧き出るやさしい肌触りの温泉でゆったり、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

温泉が満ちる露天風呂は一日の疲れを癒すひととき。氷瀑は露天風呂の壁に霧状の水を吹き付け、凍った水しぶきが少しずつ重なって形成。日照や風向きなどによって変化するので、日々異なる風情に出会えます。


3日目

07:00 ビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」

バラエティに富んだ朝食で心地よい目覚めを

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=ライブキッチンで仕上げる「帆立貝と昆布の朝ラーメン」。旨味たっぷりで体も温まる一品、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

朝食のビュッフェには趣向を凝らした料理がずらり。人気のパンケーキやオムレツをはじめ、パンやマフィン、郷土料理など洋食派・和食派ともに満足のラインナップです。お腹が満たされたら十和田観光に出かけましょう。

10:00 奥入瀬渓流ホテルをチェックアウト


・ 車で約30分

10:30 十和田市現代美術館

十和田発のアートを美術館とストリートで鑑賞

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=ロン・ミュエク《スタンディング・ウーマン》、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

十和田市が取り組むアートによる街づくり「Arts Towada(アーツ・トワダ)」の中心的スポットがこちらの美術館。常設作品は美術館のために制作されており、草間彌生、奈良美智、ロン・ミュエクといった国内外アーティストの作品を多数展示。各作品にあわせて作られた展示室が廊下でつながり、一室一室足を踏み入れるごとに創造性豊かな世界へと誘われます。
アートは館内だけではありません。中庭や屋上にもあり、展示空間の建物も作品です。美術館周辺のアート広場には草間彌生の作品をはじめ個性豊かなアートが点在。前を通る官庁街通りや商店街でもストリートファニチャーに出会えます。

十和田市現代美術館

青森県十和田市西二番町10-9
9:00~17:00(最終入館・カフェのL.O.は16:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 ※臨時休館あり
大人1,800円(企画展閉場時は 1,000円)、高校生以下無料
0176-20-1127
撮影の際はフラッシュ、三脚など禁止事項あり(要確認)


・ 車で約1分または徒歩約3分

12:00 司 十和田バラ焼き大衆食堂

十和田のソウルフード・バラ焼きで旅の食べ納め

雪と氷の絶景に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」2泊3日の冬旅|おすすめモデルコース
(画像=「十和田バラ焼き」1人前1,000円(写真は2人前)。昼提供の「十和田バラ焼きランチ」は1,200円、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

十和田に来たならご当地グルメの「十和田バラ焼き」を食べずには帰れません。十和田バラ焼きは牛バラ肉とタマネギを醤油ベースの甘辛いタレで味付けし鉄板で焼いた料理。十和田市内では現在80店舗以上でバラ焼きを提供し、店ごとのアレンジも話題です。こちらの店はまちおこし団体「十和田バラ焼きゼミナール」のアンテナショップで、肉は牛バラか豚バラか選べます。

バラ焼きは単品のほか、ライス・スープ・漬物付きの「十和田バラ焼きランチ」も用意。十和田産のニンニク、青森県産のリンゴなどで仕込んだ甘辛の醤油ダレが肉とタマネギによく合い、ご飯が進みます。寒い冬、バラ焼きでお腹も心もポカポカになれます。

司 十和田バラ焼き大衆食堂

青森県十和田市稲生町15-41 アートステーショントワダ内
11:00~14:30(L.O.14:00)、17:30~22:30(L.O.22:00)※日曜は昼のみ営業・
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
080-6059-8015

提供・星野リゾート みちくさガイド

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