覆面調査会社の中には悪徳業者もいる!
謝礼が振り込まれなかったり、覆面調査会社に登録する際、高い登録料や必要な備品の購入費と言って初期費用を払わされるなど悪徳な業者がいるのも事実です。 そういった業者に引っかからないように、覆面調査会社への登録前に会社概要や口コミをチェックするのはマストです。
また口コミ情報が少なすぎるスタートアップ企業はハイリスクなので避けましょう。
覆面調査の仕事内容と1日の流れ
覆面調査には、店内調査と在宅調査があり、それぞれの仕事内容は少し異なります。.
【店内調査の場合】
調査員が実際に飲食店や販売店に出向いて、接客態度や店員の身だしなみ、味、商品の陳列具合、トイレの綺麗さなど50項目以上を細かくチェックします。
【在宅調査の場合】
デリバリーや無形営業、ネットショッピングなどを対象に行います。強引な営業でないか、配達に時間がかかりすぎていないか、商品は破損していないか等をチェックします。
どちらも普段の様子を知るために、自然体で、調査員である事を見破られないように一般のお客様として接する演技力。また、確認項目に漏れが無いようにくまなく調査するスキルが求められます。
【覆面調査の仕事内容と流れ】
- 調査依頼の内容確認
- チェック項目の暗記
- 店舗で覆面調査実施
- レシートを受け取る
- 調査レポートの記入
- 提出物を会社に提出
基本簡単で単純な作業ですが、自分で行く日を決めて、スケジュール調整を行い、チェック項目を漏れなくチェックし、提出期限までにレポートを出すという業務管理を自身で行う仕事です。
上司がいて、出来ていないときに叱ってくれる人もいません。レポートの提出が遅れてしまったり、提出物の漏れがあると自分だけの責任ですし、会社側から「適当な人だからこんな人のレポートは有益ではない」とみなされ、次回から良い仕事は回って来なくなります。
めんどくさがりな人や、期限を守れない人には向かないでしょう。
覆面調査員になるには?未経験でもなれる?
覆面調査員になるには、まずインターネットで検索し、覆面調査を専門に取り扱っているサイトに登録する必要があります。 その後自分のやってみたい仕事に応募し、タイミングよく仕事があれば、すぐにスタート出来ます。
資格や経験は不要ですので、未経験でも応募は出来ますが、求められるスキルがいくつかあります。
〇責任感
覆面調査員は、求められる調査内容を確実に遂行し、依頼主にとって有用となる報告書を作る必要があります。また、秘密義務がありますので、最後まで責任をもって秘密を守り抜く事が出来る責任感が必要です。
〇観察力
より詳細なレポートを提出し、依頼主に役立ててもらうためには、細かな部分まで観察し気が付く事が出来るスキルが求められます。あくまでも客観的に物事を捉えられる思考も重要になります。
〇集中力
一般客を装いながら、調査に集中する力も求められます。調査である事を忘れて、普通に買い物や食事をしてしまうような人には向いていないかもしれません。
一般的にはこのようなスキルを持ち合わせた人が覆面調査員に向いていると言われており、多くの調査会社では、採用前に簡単な適正テストを行ってくれます。