夫婦喧嘩は犬も食わないと言われますが、夫婦喧嘩でお互い罵り合いをしたり、時には手が出てしまうこともあるでしょう。しかし、夫婦喧嘩で最も多いパターンは、無視をしたり、されたりすることではないでしょうか。夫婦喧嘩で無視される時の仲直りの仕方を詳しくご紹介します。

【はじめに】夫婦喧嘩で無視する心理とは?

夫婦喧嘩中に、無視したりするのはよくある話です。無視することは、ひとつの怒りの表現方法です。妻が夫を無視する理由は、怒りの理由を夫に上手く伝えられないため、行き場を失った怒りが無視に変わります。逆に、夫が妻を無視するのは、これ以上こじれないために、キレずにぐっと我慢しているためと思われます。夫婦喧嘩で無視される時の仲直りの仕方を詳しくご紹介します。

む‐し【無視】[名](スル)存在価値を認めないこと。また、あるものをないがごとくみなすこと。「人の気持ちを無視する」「信号無視」

引用元: https://kotobank.jp

夫婦喧嘩で口をきかない

夫婦喧嘩で厄介なのは、お互い無視し口をきかないことです。喧嘩した時は、顔を見るのも嫌になり、「もう二度と口をきかない!」と心に決めます。しかし、2、3日経つと、日常生活で必要な会話をしたのをきっかけに、気づいたら自然に会話をしていた、ということがよくあります。また、子供との会話をきっかけに、元に戻ったという人も多いようです。

夫婦喧嘩で無視は解決法になるの?

夫婦喧嘩の後、話しかけても無視してしまう心理は、気持ちを落ち着かせるためにも、相手との距離をとってしばらく時間を置きたいという意味があります。無視というか、しばらく口をきかないようにすることで、時間が解決してくれることもあります。火に油を注がない意味でも、冷却期間を置くことは大切です。

あるアンケートでママの立場の女性に「パパとママがケンカした後仲直りの仕方は?」という質問に、第1位が「特に何もせず自然と仲直りしている」と答えた人が半数近くいたようです。ちなみに第2位が「話し合う」で、第3位は「パパに謝罪させる」でした。特にこじれた喧嘩でなければ、無視されても時間が解決してくれる場合が多いようです。

夫婦喧嘩をした後に、相手と口をきかないで罰を与えてやろうと思う人もいます。しかし、果たしてその効果はあるのでしょうか。無視している間も、自分の心の中では相手を非難し続けている状態です。相手を無視することは、自分が使うエネルギーほどの効果は、ないと思っていた方が良いかもしれません。

夫婦喧嘩で無視①:期間

夫婦喧嘩で数ヶ月の間、口をきいていないという深刻な夫婦もいます。夫婦喧嘩は、無視する期間が長くなればなるほど、仲直りしづらくなります。期間を空けすぎてしまうと、逆に話しかけづらくなり、ギクシャクしてしまうので、ある程度時間を置いたら思い切って話しかけてみましょう!

夫婦喧嘩後に、口をきかないという夫婦はそこらじゅうにいます。喧嘩をして短い期間、口をきいていない場合は、まだ軽度であり早くなんとかしたいという気持ちがあると思われます。そのうち、お互い自然に話しかけたりして、夫婦関係がこれ以上悪化する可能性は低いと思われます。

そして、顔を見るのも嫌で、数週間口をきいていない場合は、夫婦喧嘩がお互い感情的になり爆発してしまった可能性があります。この場合は、何らかの明確な喧嘩の原因があることが多く、簡単には修復できない理由があることが多いようです。

これより重症になると、数ヶ月以上、口をきかなくなっていて、すでに夫婦関係を修復する気持ちがお互い薄れてしまった状態です。世間体や子供のために離婚はできないいわゆる「仮面夫婦」になってしまっている夫婦も少なくありません。

夫婦喧嘩で無視②:妻

女性は男性よりも感情のコントロールの仕方がわからず、喧嘩で頭に血が上ったままだと、さらに火に油を注いでしまいそうで、怒りがおさまるのを待ちます。冷静になるためには、とにかく時間が必要だと考えます。頭に血が上った状態だと、怒りの理由を夫に上手く伝えられないため、頭を冷やす期間として無視という手段を取る場合もあるのです。

夫婦でお互い話しかけても、反応が返ってこない場合、自分の存在を否定されているように感じます。無視され続けると、最初は不安になります。そして、徐々に悲しさに変わり、最後は怒りに変化します。なので、夫婦喧嘩の後は出来るだけ、短時間で修復することが大事なのです。