韓国の映像業界を支えているのが、美貌と実力を兼ね備えた俳優陣だ。最近は美しさと共に、個性的な魅力を持つ俳優に注目が集まっている。今回は個性溢れる美貌と演技で、20代の女性に支持されている韓国女優を紹介する。


最近は日本でも韓国ドラマや映画の人気が高く、SNSやメディアを通して韓国の流行が話題になることも多い。

そんな韓国の映像業界の人気を支えているのが、美貌と実力を兼ね備えた俳優陣だ。

整ったビジュアルやスタイルはもちろん、抜群の演技力で世界中のファンを虜にしている彼らだが、最近はその中でも、美しさと共に個性的な魅力を併せ持つ俳優にスポットが当たっている。

今回は、個性溢れる美貌と演技で、20代女性に支持されている韓国女優を紹介する。

キム・ダミ

JTBC『梨泰院クラス』のチョ・イソ役で注目を集めたキム・ダミ

JTBC(Netflix)『梨泰院クラス(2020)』のチョ・イソ役で、日本で知名度を高めた韓国女優がキム・ダミだ。

彼女は、1500倍という凄まじい競争率のオーディションを勝ち抜き、映画『The Witch/魔女(2018)』で主演の座を獲得。

その演技力が高く評価され、”怪物新人”として話題を集めると、『梨泰院クラス』、SBS(Netflix)『その年、私たちは(2021)』などで一躍ブレイクを果たした。

大ヒット作の主演を務める人気女優としての地位を築き上げたキム・ダミだが、性格は内向的で、日常生活の中では、感情の起伏がほとんどないという。

しかし彼女は、ベビーフェイスで笑顔がとてもかわいらしく、クールな性格と愛らしいビジュアルのギャップがファンの心を掴んでいる。

キム・ダミはNetflixオリジナル映画『大洪水』にキャスティングされており、今後新たなジャンルの演技に挑戦することが明かされている。

ハン・ソヒ

圧倒的なビジュアルと神秘的な雰囲気が人気のハン・ソヒ

圧倒的なビジュアルを誇り、神秘的な雰囲気をまとうハン・ソヒも20代の女性に強く支持されている。

2017年に、SBS『ひと夏の奇跡 〜Waiting for you』で女優デビューを果たし、tvN『アビス(2019)』や JTBC『夫婦の世界(2020)』では、悪役を演じたことでも話題になった。

ソン・ガンと共演したJTBC『わかっていても(2021)』や、 Netflix『マイネーム: 偽りと復讐(2021)』などは、日本でも注目を浴びた作品である。

ハン・ソヒは独特な感性を持っていることでも知られており、公式SNSには自分で描いた絵を投稿し、ファンに独自の世界観を公開している。

そんな自身の感性を惜しむことなく、素直に発信している姿も、女性から人気を集める理由の1つだ。

チョン・ジョンソ

異例の経歴を持ち、韓国芸能界の”逸材”として関心が寄せられるチョン・ジョンソ

チョン・ジョンソは、2018年に公開された映画『バーニング』でデビューを果たし、同時にカンヌ映画祭のレッドカーペットを踏むという異例の経歴を持つ。

2020年には、Netflixオリジナル映画『ザ・コール』で、連続殺人鬼というサイコパスな演技を見せ、”最優秀演技賞”を受賞し、世間に強烈な印象を与えた。

目鼻立ちがはっきりとしており、神秘的な微笑みがファンの好奇心をくすぐるチョン・ジョンソは、2022年に映画『モナリザ・アンド・ザ・ブラッド・ムーン(Mona Lisa and the Blood Moon)』で米ハリウッドに進出。

さらに、スペインの人気ドラマをリメイクした、Netflixオリジナルシリーズ『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え(2022)』では、トーキョー役を務めるなど、韓国芸能界の”逸材”として関心を集めている。

イ・ソンビン

TVINGオリジナル『酒飲みな都会の女たち(2021)』で印象的な演技を披露したイ・ソンビン

俳優として知名度を高め、バラエティー番組でも活躍しているイ・ソンビン。

TVINGオリジナル『酒飲みな都会の女たち(2021)』では、バラエティー作家のアン・ソヒ役を演じ、サバサバとした親しみのある演技を披露した。

デビュー前は、練習生生活を送っていたこともあり、歌が上手く、現在はドラマのOSTを担当するなど、音楽活動も行っている。

2021年11月には『酒飲みな都会の女たち』シーズン2の制作が決定し、2022年7月から本格的な撮影が開始。

彼女は自身のインスタグラムに、撮影現場に寄せられたコーヒーカーの写真を投稿しており、撮影が順調に進んでいることをアピールしている。

キム・ゴウン

tvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』で人気を集めたキム・ゴウン

大ヒットドラマtvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』で存在感をアピールし、日韓で愛される人気女優として名を広めたキム・ゴウン。

彼女の出演作品は、ドラマだけを見ても、tvN『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ(2015)』、SBS『ザ・キング:永遠の君主(2020)』、tvN『ユミの細胞たち(2021)』など、人気作ばかりであり、毎回違う魅力を視聴者に届け、反響を呼んでいる。

映像作品のキャスティング後は、原作の姿と異なるなどの理由から、批判的な声が上がることもあるキム・ゴウンだが、作品放送後は完璧な役とのシンクロ率と、繊細な演技力で世間の意見を180度変化させる、まさに実力派俳優である。

9月3日より放送開始予定のtvN『シスターズ』で、オ・インジュ役を演じる。

(構成:松原すずの)