④飲み会でのお酌マナー

お酌ですが、頼んだビールがジョッキか瓶かによって違いますよね。
ジョッキならばお酌の必要が無く、空になりそうな時に追加注文を心がければいいだけです。

しかし、瓶の場合、また日本酒の場合はお酌は必要になります。

ビールの場合ですが、注ぐときはまず瓶とグラスがぶつかり合う音を立てないように注意します。
瓶は右手で持ち左手を添え、できれば瓶のラベルが上になるように持てればいいですね。

新人は緊張してしまうかもしれませんが、お酒の席なので上司も細かいことまで見ていない場合が多いですし、まずは「お酌に行く」ことが大事なのです。

⑤飲み会でお酒が飲めない人のマナー

男性も女性も、体がお酒を受け付けない人もいます。
今の時代、飲み会だからと言って無理にお酒を飲ませるようなことはしないはずです。

だからといって、乾杯の時から「私、お酒飲めないんで」オーラを出すのはマナー違反になります。
楽しい空気に水を差すような振る舞いだけは避けましょう。

乾杯のときには、お酒が飲めなくても一口だけは口をつけましょう。
飲む必要はありません。飲んでるふりでじゅうぶんなので、その場を過ごしましょう。

幹事にあらかじめお酒が飲めないことを伝えておけば、大概の幹事はソフトドリンクを用意してくれているはずですし、用意されていなかった場合は乾杯の後にソフトドリンクを注文しましょう。

⑥飲み会で煙草を吸う人のマナー

禁煙ブームの今、煙草を吸う人は肩身が狭くなりつつあります。
煙草禁止の居酒屋もあるほどですから、店選びの時点でもポイントとなるところです。

非喫煙者にとって煙草の煙は苦痛です。しかし、喫煙者にはその苦痛の度合いがわかりませんよね。
せめて、煙草を吸う際は、周囲へひと声かけてから吸うように心がけましょう。

喫煙スペースのあるお店ならば、そちらへ行って吸うのがマナーです。
社会環境が嫌煙となっている今、周囲への配慮を怠らないようにしたいものです。
特に女性の嫌煙家にとっては、髪の毛に煙草の匂いが付くことは極端に嫌がられます。
女性が近くにいる場合は特に気を付けたいですね。

⑦飲み会で女性が覚えておくべきマナー

飲み会で、女性はどうしても「気配り上手」を求められます。
ここは仕事の一環として割り切り、苦手でも出来る限りのことはしておきたいですね。

*追加注文は率先して引き受ける
*取り皿などの汚れ具合を見る
*メニューは見やすく開いて渡す
*席は入り口に近い場所を選ぶ

飲み会の場で女性がどう動いているかは、案外見られているものなのです。

しかし、やり過ぎは同性の反感を買ってしまうことがあります。
気が利くことと媚びていることは別です。飲み会の間中、まるでホステスのようになってしまうのは厳禁。

女性同士の会話を楽しみつつ、追加注文は女性から聞いて、そのあと男性から聞いて注文するなど、細かな配慮が必要です。くだらないと思うかもしれませんが、同性の目は厳しいので、男に媚び売る女のレッテルを貼られないよう注意しましょう。

女性の敵は女性なのです。

⑧飲み会の支払い時のマナー

飲み会によって、あらかじめ会費を徴収されている場合はいいですが、その場で割り勘ということもありますよね。
割り勘の場合、新人ならば率先して動きたいところです。職場の飲み会は仕事の延長でもあるので、新人はとにかく動くことが大事です。

職場の飲み会の場合、上司が奢ってくれる場合もありますよね。もし「奢ってもらえそうだ」と思ったとしても、「おいくらですか?」くらいの言葉はかけたいですね。
奢ってもらって当然というような態度は社会人としても人間としてもタブーです。

割り勘の場合に気を付けたいのは、酔った人などから徴収できなくなる可能性がある事。
酔った人に徴収するときは、周囲に人がいて、徴収できなかったことを周囲にも知ってもらっておくことも大事です。
そうすれば、後日徴収する際に周囲からの声かけも後押ししてくれることでしょう。