知育玩具メーカーのエド・インターが販売する布おもちゃ「ころりん くまさん」が、「グッド・トイ2022」を受賞した。

グッド・トイ

グッド・トイは、親や祖父母がおもちゃを選ぶ際の目安をつくろうと、芸術と遊び創造協会が実施している、おもちゃの受賞制度。今年6月に行われた「グッド・トイ選考会」では、計45点が選ばれた。

受賞したおもちゃは、同協会の運営する「東京おもちゃ美術館」の専用展示室のほか、2023年に12館となる全国の姉妹おもちゃ美術館での展示など、全国各地で多くの親子が手に触れ遊ぶ機会が作られる。

ファーストトイにぴったり


「ころりん くまさん」3,190円(税込)は、2021年に発売開始された、ふわふわの⼿触りの布おもちゃ。可愛いくまさん親⼦をモチーフに、⾚ちゃんの⼤好きなしかけをたくさん盛り込んだファーストトイとして、出産祝いにぴったりの布おもちゃとなっている。対象年齢は、0.5歳から。


同商品は、コロナによるマスク生活が続く中、赤ちゃんや子どもたちが大人の表情を認識する機会が減ってしまっていると感じ、おもちゃに何かできることはないかと考えていたことから開発がスタート。“表情をつけたおもちゃで子どもたちが遊びながら表情や感情を認識するきっかけになれば”と、絵本作家・はるのまいさんに協力してもらい誕生した。

赤ちゃんの成長を促進


コロンとした俵型の本体は、転がしやすく赤ちゃんの運動能力を促進する。小さな手でもギュッとつかみやすい柱には、カシャカシャと音の鳴るしかけを採用しており、触感と音を楽しめるようになっている。カラフルなリボンタグは、つまんだり引っ張ったりして手指の器用性を育む。


小さなくまさんは中に鈴が入っており、ラトルとして楽しめるほか、


柱の中に出し入れして「いないいないばあ」あそびをすることもできる。


さらにくまさんの裏面には柔らかく安全なソフトミラーがついており、赤ちゃんが自分の表情を認識するのに役立つ。また、小さなくまさんにはあえて表情をつけないことで、いろんな感情を表現することができるようになっている。親子で一緒に、“くまさんみたいににっこりできるかな?”、“どんな気持ちなのかな?”と声かけをしてあげることで、感情を理解することにもつながるだろう。

メンテナンスのしやすさにも注目

感染症の流行により、子どもが遊ぶおもちゃの手入れに注意を払う人が多いという状況を踏まえ、おもちゃは洗濯機で洗えるようになっており、防水加工を施し縫製をしっかり行うなど、製造工程にも配慮。赤ちゃんが舐めたり口にいれることの多いおもちゃだからこそ、メンテナンスのしやすさにもこだわっている。

おもちゃの専門家から「よいおもちゃ」として選ばれた「ころりん くまさん」を、この機会にチェックしてみて。

(江崎貴子)