日本人の中には、何人のファッションデザイナーがいると思いますか?その中でも、世界的に有名でパリコレにも参加しているブランドを知っていますか?誰もが知っているブランドから初めて聞くブランドまでたくさん紹介していきます。この際に、パリコレに興味を持っていただけると嬉しいです。
パリコレ参加の日本人ファッションデザイナーのブランド10選
ブランド①世界的に有名なデザイナー|ISSEYMIYAKE(三宅一生)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー1人目は三宅一生、ブランドは「ISSEYMIYAKE」です。1973年パリコレでプレタポルテを発表した際には、インドのサリーのような「一枚の布」で身体を包むという形が普遍的であるという考え方や発想が、これまでの服作りの概念を覆すと大きな話題を呼びました。
西洋でも東洋でもない、世界服を創造するファッションデザイナーとなり、1980年代には、身体のフォルムから動きを研究したデザインを発表し、海外からも高い評価を集めています。
ブランド②有名日本人デザイナー|YohjiYamamoto(山本耀司)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー2人目は山本耀司、ブランドは「YohjiYamamoto」です。当時タブーとされていた黒での表現、身体に沿うシルエットという常識を覆した「太めのシルエット」等、様々な常識を破壊して想像するデザインを展開し、世界的に有名なファッションデザイナーとなりました。
2002年にはアディダス(ADIDAS)との共同ブランド「Y-3」、2012年にはウィメンズの新しいライン「REGULATION(レギュレーション)」を発表しています。
ブランド③日本人ファッションデザイナー|KENZO(高田賢三)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー3人目は高田賢三、ブランドは「KENZO」です。1965年にはパリへ渡り、オープンしたブティックでは日本人の心を忘れない、着物地のワンピースを発表した事で評判を呼びました。
1970年にパリコレクションデビューをした際、カラフルなカラー使い和洋折衷と独自のスタイルで注目を浴び、イヴ・サンローランとともに1970年代のファッション界を牽引した先駆者として、日本人ファッションデザイナーの憧れの的となりました。
ブランド④世界的デザイナー|COMMEdesGARCONS(川久保玲)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー4人目は川久保玲、ブランドは「COMMEdesGARCONS」です。1981年にパリコレに参加した際、直線的でノンセクシャルなデザイン、アバンギャルドな服作りはファッション界に新たなインパクトを与えました。
そして1982年には伝説の黒服、穴あきニットは「黒の衝撃」と呼称され日本でも「カラス族」として流行しました。2013年にはエルメスとのコラボレーション「Comme des Carrés」(コム デ カレ)を発表するなど日本人を代表するファッションデザイナーとして海外からも高い評価を集めています。
ブランド⑤女性デザイナー|TSUMORICHISATO(津森千里)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー5人目は津森千里、ブランドは「TSUMORICHISATO」です。2003年パリコレに参加し、すぐに人気を集めました。
大人の女性を対象にした自由な発想で表現したガーリー且つセクシーなテイスト、やや淡めのカラーや清楚で可愛いコンサバなデザイン展開が多く、海外からも高い評価を集めています。
ブランド⑥様々なデザイナーズ展開でも有名な|KEITA(丸山敬太)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー6人目は丸山敬太、ブランドは「KEITA MARUYAMA」です。1992年にRAY BEAMSにて「ケイタ マルヤマ・トウキョウ・パリ」を開始したのが始まりです。
美しいものを美しいと表現し、日本らしい四季の移り変わりに合わせて変化する、ストレートでまっすぐな作品が多いのが特徴です。舞台等の衣装制作やブランドとのコラボレーション等、様々なところでデザインを展開しています。
ブランド⑦ファッションデザイナー|UNDERCOVER(高橋盾)
日本人で世界的に有名なファッションデザイナー7人目は高橋盾、ブランドは「UNDER COVER」です。1990年代には、裏原系ブランドの代表格として注目を集める若手ファッションデザイナーとして瞬く間に人気を集めました。
2001年に当時31歳という若さで「毎日ファッション大賞」を受賞したことで話題となりました。2002年にはパリコレに初参加し、海外からも高い評価を集めています。
2010年ナイキラボとのコラボレーションラインである「GYAKUSOU」のランニングコレクションを発表したりと、現在まで継続的にコレクションを発表しています。
ブランド⑧有名女性デザイナー|JUNKOSHIMADA(島田順子)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー8人目は島田順子、ブランドは「JUNKO SHIMADA 」です。2016年でパリコレ参加35年の70回目を迎えました。
ところどころに日本の和を感じさせるようなデザインや、シックな中に色っぽさを感じさせるようなデザイン等で若者からの人気も高く、都会的な女性たちをターゲットにした作風が人気の日本を代表するファッションデザイナーです。
ブランド⑨世界的ファッションデザイナー|sacai(阿部千登勢)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー9人目は阿部千登勢、ブランドは「sacai」です。大々的な宣伝はないものの、スタイリストやセレクトショップ、雑誌の紹介等、ユーザーからの高い評価で人気を集めました。
2004年に初めてパリで展示会を開き、2007年「毎日ファッション大賞」を受賞し、2009年にはモンクレール初の日本人デザイナーに抜擢された事でますます注目を浴びます。2011年パリコレに参加し、大きな反響を得た後、南青山店をオープンさせました。
遊び心やエレガントさ、斬新な女性的スタイルが海外からも人気を集めており、海外のセレクトショップや百貨店などでも展開されています。
ブランド⑩日本人女性憧れのデザイナー|TOGA(古田泰子)
世界的に有名な日本人ファッションデザイナー10人目は古田泰子、ブランドは「TOGA」です。2006年パリに参加し翌年には、フランス国立モード芸術開発協会主催の「ANDAM賞」を受賞し、世界的にも高い評価を得ています。
ドレープの効いた白い衣装が原型とされ、斬新なデザインや異なるテイストの融合、パターンの工夫が面白い等、独特の世界観でカルト的な人気を誇っています。
これから注目!若手の日本人ファッションデザイナーは?
注目な日本の若手デザイナー①KentaMatsushige(松重健太)
パリで開催の「デザイナーズアパートメント」に日本人ファッションデザイナーの松重健太による「KENTA MATSUSHIGE」が注目を集めていました。
2014年に 「イエール国際モード&写真フェスティバル」でグランプリを受賞した後、CHANEL傘下オートクチュール工房協力のもとで「Kenta Matsushige」を立ち上げました。
作品は細部にまで美が宿ったような高いクォリティが特徴で、15SSにコレクションでデビューを果たしたまさに今注目の若手日本人ファッションデザイナーです。
パリコレを目指す若手デザイナー②NoirFr(益田翔太)
パリコレでの発表を目指し、いずれは直営店を持つ事を目標としている日本人若手デザイナーの益田翔太は、自身のブランド「Noir Fr」で黒を基調とし、エレガントでシャープなシルエットで性別問わずスタイリッシュに美しくみせるための服作りをしています。
2015東コレに初参加した際は、平成生まれ初の東コレデザイナーとして話題になりました。海外からの反響も多く、今後は海外でも発表を目指しています。
アパレル界の若手デザイナー③Koike.(小池優子)
2015年エスモードジャポン東京校卒業後、「koike.」を立ち上げました。2015年国際コンペティション「REMIX2015」のファイナリストに選出し、7月の国際コンペティション「ITS - International Talent Support 2015」においては、2部門を受賞しました。
2016年2月には「LVMH Prize for Young Fashion Designers」にノミネートされている、今まさに注目の若手ファッションデザイナーです。
2016年Dieselの「Young Japanese Designer」に選ばれ、「DIESEL JAPAN 30TH BY YUKO KOIKE」を発表しました。得意のプリントや刺繍使いを主に使った作品は、新宿伊勢丹でも限定ストアを展開しました。