ファーブル動物医療センター
外科・整形外科 看護師
左:深田さん(愛犬MIX8歳)
手術を終えた患者さんのご家族が感じる不安を、術後の生活指導やリハビリテーションを通じて直接相談を受け、アドバイスできるという仕事にやりがいを感じています。
右:黒岩さん(愛猫MIX8歳)
痛みであまり歩きたがらなかった子が、術後再び以前の生活を送れるようになったり、本来の活発さを取り戻していく様子が間近に見られるのが嬉しいですね。
診察とは別に時間を設けて、手術後の生活指導や自宅でできるリハビリテーションを中心に、院内で実際に行いながらお伝えしています。マッサージは、リンパの流れに添ってゆっくりと。立ったままでも、寝転んでも、その子のいやがらない姿勢で行います。
愛犬の様子、チェックポイント
□ 滑らない場所でゆっくり歩かせてみる
腰や股関節に異常があった時にわかりやすい
□ 普段の様子
歩きたがらなくなった、腰を振って歩いているなど今までと違う様子。
□ 座り方
膝を崩して座るなど横座りをしている。
定期的に検診するのもおすすめです。
股関節は発育期に少しずつ形成されていき、それとともに疾患も少しずつ進行していきます。定期的に検診でレントゲン検診や触診を行うことで早く気付くことができます。 ※かかりつけの獣医師さんにご相談ください。
ずっと元気に暮らせるよう、愛犬のためにも住環境を見直してみてください。
痛みでつらい思いをしている子や、心を痛めている飼い主さんと接しているからこそ、できる事から少しでも早く始めて欲しいと願っています。そして、フローリングなど「滑る床」に対策をすること、ひいては、住環境を見直して整えてあげることはとても重要なことだと実感しています。 そうすることによって、たとえ今は特に問題がないように見えていても、わんちゃんの安全はもとより、疾患の発症を未然に防いだり、進行を遅らせる手助けにも繋がります。 愛犬が元気に年齢を重ね、飼い主さんとずっと一緒に楽しく暮らせるように、私たちもできる限りのお手伝いをしたいと思っています。
対策のひとつとしてタイルマットはおすすめですね。
「滑らせない対策」としてタイルマットを敷くのはいいと思います。愛犬がくつろぐ場所やよく歩く廊下など、とにかく愛犬の生活行動範囲には必ず対策をしてもらいたいですね。
お家全体に敷くのがいいとわかっていても、現実的には難しいですよね。そんな場合は廊下や階段、お部屋の居場所など、まずは、愛犬の行動範囲の一部からはじめてみてはいかがでしょうか?
提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)
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