恋人を連れて地元に戻る場合、一般的にイメージされるのは実家への挨拶。ただし、すべてのカップルの目的がそうとは限りません。なかには相手の要望などもあり、純粋に旅行として訪れる人もいるようです。

モラハラ彼氏に友人たちが反撃!激怒する彼に告げた痛快な一言とは?
(画像=写真はイメージです(以下同じ)、『女子SPA!』より引用)

 医療事務の渡瀬志保さん(仮名・34歳)は今から6年前、当時交際していた2歳年上の男性と一緒に故郷の長野県上田市に帰省します。一応、結婚前提のお付き合いでしたが、まだプロポーズ前。

 しかし、当時放送されていたNHK大河ドラマ『真田丸』の舞台だったこともあり、戦国時代好きの彼氏がリクエストしたといいます。

友人たちの前でもマウントを取ってくる彼氏

「ウチは転勤族だったため、当時実家はありませんでしたが中学の途中から高校卒業まで住んでいた私にとっても一番思い出深い街。観光地で市内は温泉が何か所もあったし、金曜の夜から週末を利用して2泊の予定で出かけました」

 とはいえ、彼氏との仲は決して順調とは言えず、彼女は“ある悩み”を抱えていました。実は、以前からモラハラぶりが目に余り、特にひどかったのが事あるたびにマウントを取ってきたこと。それも2人きりの時だけではなく共通の友人などの前でもそういう言動を繰り返していました。

「例えば、私の母は関西出身ということもあり、ずっと薄味で育っていました。だから、料理を作ってもその味付けになってしまうのですが、彼氏はそれが不満だったみたいで。でも、初めて料理を作った時に『薄い!』と散々文句を言われたため、次からは濃い目の味付けに調整していたのに“メシマズ彼女”に認定され、『コイツ、料理が本当に下手クソなんですよ』とか平気で言ってくるんです。

あと、一度だけなんですが、仕事のトラブルで約束していたデートの時間に私が大幅に遅れたことがあったんですけど、これも周りには仕事が原因であることを伏せて“時間にルーズな女”ということにされていました。

基本的にすべて自分の都合のいいように解釈するし、友人・知人の前では平気で話を盛る。とにかく私を自分より劣る人間と見なさなければ気が済まない人でした」

事情を知っていた親友もドン引きのマウント彼氏ぶり

モラハラ彼氏に友人たちが反撃!激怒する彼に告げた痛快な一言とは?
(画像=『女子SPA!』より引用)

 それでもすごく優しい一面もあったのでなかなか別れることができず、地元の親友には以前からグチ交じりに話していたとのこと。そんな中、彼氏の言動は次第にエスカレートしていき、別れる方向で考えていた矢先にこの旅行が決まります。

 しかも、彼氏からは「地元の友達に紹介してほしい」と言われ、その友人に相談。親友の頼みとあって快諾してくれましたが、このとき提案されたのがマウントを取ってきた際の成敗。最初は半分冗談のつもりで言ったようですが志保さんが本気でお願いしたため、協力を買って出てくれたそうです。

「当時、親友は私も知っている高校の先輩と交際中で、私たちカップルと4人で地元の居酒屋に入ったんです。彼氏は初対面ということもあって最初は少し緊張した様子でしたが、しばらくすると、お酒の力もあって冗舌になってきたかと思ったら、出るわ出るわのマウント発言の嵐。

 事情を知っていた親友も先輩も想像以上だったようで、苦笑いを浮かべてドン引きしていました」