SDGsにおける目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
SDGsとは、SustainableDevelopmentGoalsの頭文字を合わせた言葉で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。
SDGsは2015年9月、ニューヨーク国際本部で開かれた国際サミットにて、150を超える加盟国首脳の全会一致で採択されました。
2016年から2030年の15年間で達成する目標を記しており、17の目標と169のターゲットから構成されています。
「地球上の誰一人取り残さない」を掲げ、地球の保護・あらゆる貧困の解消・すべての人が平和と豊かさを得られる社会を目指すSDGs。
象徴的でカラフルなアイコンは、みなさんもメディアなどで一度は見たことがあるのではないでしょうか。
そのSDGsには女性に関する項目もあり、目標5にて「ジェンダー平等を実現しよう」として設定されています。
正式な和訳は「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」です。
SDGsのもとに全ての人が健康で平等に権利を得る社会を目指す一方で、女性であるが故にそのチャンスを得られない人が世界中にたくさんいるのです。児童婚(18歳未満での結婚)や女性の人身売買や身体拘束、そして
- 非正規雇用の割合の高さ
- 企業の役員、管理職の割合の低さ
- 政治家の少なさ
などが問題視されています。
特にこの3点を含む「女性の社会進出」は、日本における大きな課題になっています。
経済・教育・政治・保健の4分野、合計14の項目から各国の男女の不均衡を数値化する「ジェンダー・ギャップ指数」の2022年版でも、日本は146ヶ国中116位という結果に終わっており、その不平等さは世界各国の中で相対的に見ても厳しい結果となりました。
中でも、政治と経済の数値が特に思わしくなく、各項目で低い数値が目立ちました。
まとめ:本当の意味での『女性の社会進出』
多くの人たちの働きかけによって、女性の活躍は後押しされてきました。
しかし、こうした動きの中でも、
- ルールが形骸化しており、実際には機能していない
- 働きたい女性が働けない、非正規雇用の割合が多い
- 管理職以上の女性の割合(7.5%)は、国際的に見ても特に低い水準
など、女性の社会進出については未だ多くの課題が残されています。
女性の活躍というと、結婚・出産ありきで考えられがちですが、その根底には戦前から続く家長制の意識がまだ根強く残っています。
さらにその延長として、家事などの「アンペイドワーク(無償労働)」も女性のものという考え方もいまだに強く、例えば共働き夫婦でも、妻は仕事をしながら夫の6倍近い時間の家事をこなしているというデータもあります。
女性の生き方・働き方は多様化しています。
女性が自立して幸せを掴むことも、夢ではありません。
もちろん容易なことばかりではありませんが、私たち一人一人が声を上げアクションを起こしていくことで、SDGsに掲げられているゴールを目指すことも可能なのです。
自立して幸せに生きるために、まずは柔軟な働き方をできる環境が必要です。
MAPウーマンキャリアでは、今を生きる女性が活躍できるステージをアドバイザーがご提案させていただきます。
幸せな人生は、他でもない自分が実現していくという意志を持って、ぜひ、働くこと・生きることに向き合ってみましょう。
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