「時間が限られてるから」高年収男性としか会わない
由美さんはメリハリボディでスタイルもよく、結婚相談所に登録していても毎月申込が入ります。
年収900万円のプログラマー男性以外に申し込みが来る方の傾向を見ていると、30代前半の彼女と同年代の男性ならば年収は400~500万円ぐらいで、大卒だけでなく非大卒の方もいました。一方で少し上の40代男性だと年収1000万円を超える方からも申し込みがあるようです。
「なぜ同年代の男性たちではなくて、視線さえ合わないプログラマーとお見合いしたのですか?」 「会ったらいい人かもしれませんけど、こっちの男性の方が年収も高いし。試しに会えばいい人かもしれないけど、時間だって限られてるし無駄にしたくないんです」
気持ちは分からなくもありません。週5で働きながら婚活に使える時間は限られており、現に由美さんも何人かと並行してデートをしています。
性格や人柄やコミュニケーション力は会わないと分からないのですが、プロフィールで分かるのは年齢、年収、学歴と写真や自己紹介文だけなのです。
由美さんは申込が来る男性の中で、際立って好条件の男性ばかりを選んでいるのでした。結果的に「条件がいいのに結婚できない男性」とばかり会っていたのです。
結局、会えるのは「自分と総合点が同じ人」
「由美さん、結局は釣り合う人としか会えないんです。総合点が自分と同じぐらいの人にしか会えないんですよ。他の申込者と比較して飛び抜けて年収の配分が高かったら他の項目が減りますよ。
スペックが高くないから人柄がいいってことはないですけど、条件がいいと人気があるんです。それなのにその年齢で結婚していない人って何か問題ある確率が高いですよ。わざわざそういう問題ある人を選んでいるんですよ」
「そうなんですか。あんまり気持ちが乗らないんですけど、年収400万円とかのこういう普通の人にも会った方がいいですか?」 「普通の人って、由美さんも普通の人でしょう。期待が高まる人に会って同じこと繰り返して、年齢だけどんどん上がってますよ」 「でも妥協したくないし、いろんな人に会うのって時間もかかるじゃないですか」 「妥協って。自分と向き合って条件を整理するのは成長ですよ」
しぶしぶでしたが、由美さんは30代限定の今までならば断っていた非大卒の人、自分より身長が低い人、離婚歴がある人も会ってみるようにしました。
しばらくして、彼女から連絡をもらいました。
「いろんな人に会ってみると、学歴と年収が高いのに独身でいる人ってやっぱり癖が強いですね。いま離婚歴がある方と仮交際していますが、話しやすいです」
うまくいくことを祈っております。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
提供・女子SPA!
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